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日立、クックパッド殿堂入りの30レシピを採用したスマホ連携オーブンレンジ

 日立グローバルライフソリューションズは、クックパッド殿堂入りの30レシピを採用したスマホ連携オーブンレンジ「MRO-W10X」を、6月22日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は12万円前後(税抜)。

スマホ連携オーブンレンジ「MRO-W10X」

 容量30Lの過熱水蒸気オーブンレンジ。重量センサーと赤外線センサーを用いて、食材の重さと温度を測る「Wスキャン」が特徴で、分量が変わっても加熱に必要なパワーや時間を算出、火加減を自動コントロールしてくれる。

 このWスキャンを用いたオートメニューに、レシピサービス「クックパッド」で殿堂入りした30レシピを新たに採用。「トマトで煮込んだロールキャベツ」、「簡単うちの肉じゃが」、「やみつき無限ピーマン」など、普段はフライパンや鍋で作るクックパッドのレシピを、レンジやオーブンなどの加熱方法で作ることができる。

 オートメニューではこのほか、付属のレシピ記載の分量までなら10分以内で仕上げられるメニューを、従来の50から69メニューに拡充。いずれも食品の重さと表面温度を測って自動運転するため、火加減おまかせで手軽に美味しく仕上がるという。

レシピサービス「クックパッド」に殿堂入りした30レシピを、オートメニューに新たに採用
重量センサーと赤外線センサーを用いた「Wスキャン」で、食材の重さと表面温度を測る

 新たに無線LANによるスマートフォン連携機能も搭載。専用アプリにレシピ検索や献立提案機能を備え、選択したレシピを本体に設定できる。今秋には、本体に搭載されていないレシピをアプリで順次配信予定としている。

 このほかアプリでは、普段よく使う加熱のパワーや時間をお気に入り登録して、スマホから本体をスムースに操作可能。調理のコツや使い方動画を閲覧できる「サポート機能」、調理終了をプッシュ通知で知らせる「お知らせ機能」なども備える。

アプリ画面

 本体の操作性にもこだわり、オートメニュー名や使用する付属品などを文字やイラストで表示する「フルドット液晶」を採用。よく使う「あたため」や「解凍」などはボタンで簡単に選べる。また、本体の運転状況に合わせて「ダイヤルリング」の色が変化し、運転状況がわかりやすいだけでなくキッチンを明るく彩るという。

 デザイン性にも配慮。ラウンドを生かしたハンドル一体型のフレームデザインを採用し、ドア表面のメニュー表示をなくした。シンプルながらも美しい存在感があるとしている。

シンプルながらも美しい存在感があるデザインとしている

 レンジ出力は、「1,000W(最大3分)/800W/600W/500W/200W相当/100W相当」。オーブンはダブル光速ヒーターの熱風2段式で、温度調節は100~250℃、300℃(予熱あり時のみ設定可)。なお、240~300℃の運転時間は約5分で、その後は自動的に230℃に切り替わる。加熱方式は、グリルが大火力平面グリル、スチームが給水タンク式、過熱水蒸気がボイラー熱風式。

 本体サイズは、497×442×375mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約18kg。外して丸洗いテーブルプレート、黒皿2枚、焼網が付属する。カラーはメタリックグレー。

カラーはメタリックグレー

 このほか、無線LAN機能を省略した「MRO-W1X」を7月6日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は95,000円前後(税抜)。

 Wスキャンやオートメニューなど、機能はMRO-W10Xに準ずる。カラーはフロストホワイトとフロストブラックの2色。