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いつもの米が低糖質に! 糖質カット炊飯器6機種まとめ

いつも食べている米の糖質をカットする炊飯器(画像はrecoltのヘルシーライスクッカー)

コンビニやスーパーで「低糖質」や「糖質カット」を謳う製品をよく見かける現在、糖質を抑える家電も販売されている。その中でも今回は、特殊な形状の釜や炊き方の工夫により、普段食べている米の糖質を抑えて炊ける炊飯器を紹介する。

以下で紹介する糖質カット炊飯器の方式は、おもに2種類。炊飯時に米の糖質が溶け出た湯を米と分けることで糖質をカットするもの(ウィナーズなど)と、炊飯時に水を多めにして炊くことで同じ重量の通常のご飯に比べて低糖質にするもの(アイリスオーヤマ)だ。

アイリスオーヤマは水分を含ませて低糖質に

アイリスオーヤマの「ヘルシーサポート炊飯器5.5合 RC-IJH50」は、糖質を約10%または約20%カットする「低糖質炊飯メニュー」を備えた。通常の炊飯よりも水分を多く含ませて炊くことで、ご飯を低糖質に仕上げる。そのため、炊きあがりは柔らかめとなる。低糖質炊飯は3合まで。

低糖質炊飯以外にも、「もち麦/押し麦/雑穀米/胚芽米/玄米/発芽玄米/おこわ/食物繊維」の8種類のヘルシーメニューを備えた。通常の白米や無洗米、おかゆの炊飯も可能。

本体サイズは262×329×219mm(幅×奥行き×高さ)。重さは4.4kg。炊飯容量は0.5〜5.5合。消費電力は1,030W。2020年8月7日発売で、2021年現在の直販価格は14,800円。

ヘルシーサポート炊飯器
糖質を約20%カット

糖質を含んだ水を3段構造でキャッチする「ヘルシーライスクッカー」

ウィナーズの「recolt(レコルト) ヘルシーライスクッカー RHR-1」は、最大約1/3の糖質をカットできる炊飯器。糖質受け皿、ザル釜、内釜の3段構造により、炊飯時に出る糖質を含んだ水をキャッチ。米に糖質が吸収されるのを防ぐ。糖質カットご飯は1.5合まで炊飯可能。

糖質カットご飯以外にも、白米や玄米、おかゆを炊飯できる。通常のご飯は3合まで炊ける。また、糖質カットご飯を炊くのに使うザル釜を活用して「蒸し料理」も作れる。

本体サイズは約220×235×230mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約2.4kg。内釜容量は約1,200ml。消費電力は500W。計量カップ、しゃもじ、シリコンミトン、レシピブックが付属する。2021年7月15日発売で、価格は15,400円。

3段構造になっている
糖質を含んだ水を3段構造でキャッチ

カロリーが最大43%オフになる「ZHENMI(シェンミ)」

Xiaomi(シャオミ・小米)の手掛ける炊飯器「ZHENMI(シェンミ) X6」は、糖質を最大44%、カロリーなら最大43%カット。糖質カット炊飯時は付属をザル使うことで、糖質が溶け出した湯を下部の排水タンクに落とす。ザルには919個の小さな蒸気穴があり、高温の蒸気で米をまんべんなく包み、米を蒸す。

糖質カット炊飯以外に、雑穀米の炊飯やおかゆ、蒸し料理に対応。また、食器などに使える蒸気洗浄モードも搭載。糖質カット炊飯に特化しており、通常炊飯機能は備えていない。

本体サイズは240×290×270mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは5.4kg。内釜の容量は3L。炊飯容量は最大3合。自立型しゃもじ、スプーン、蒸しパッド、計量カップが付属する。直販価格は29,800円。

糖質が溶け出した湯を溜める排水タンクつき
糖質カットに特化した構造

サラダチキンを作れるモデルも

ライフオンプロダクツは「plus more(プラスモア)」ブランドから「糖質カット炊飯器 MO-SK002」を発売。付属パーツの内釜蓋と内釜をセットすることで、水に溶けだした糖質を内釜蓋やジャーに排出して糖質を抑える。約37%の糖質をカットできる。低糖質炊飯は1合まで。

通常の炊飯(2.5合)や、無洗米、早炊き、玄米の炊飯モードや自動調理モードのほか、サラダチキンモードも採用。温度とタイマーがあらかじめセットされており、ボタンを押すだけでサラダチキンを作れる。

本体サイズは約219×238×216mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約2,000g。消費電力は約500W。電源コード長は約91cm。内釜・内釜蓋、自立するしゃもじ、計量カップが付属する。価格は10,978円。

糖質カット炊飯器
水に溶けだした糖質を内釜蓋とジャーに排出

糖質を最大45%カットする「LOCABO」

「LOCABO(ロカボ)」は、米から出た糖質が水と一緒に再び米につかないよう、蒸し器のような形状にした炊飯器。米のおいしさにこだわった独自の「LOCABO炊き」を行なうという。糖質は最大45%カットする。ご飯の食感は「ふつう/やわらかめ」から選べる。糖質カット炊飯の容量は2合。

通常炊飯(5合)や玄米炊飯、蒸し料理も可能。

本体サイズは255×220×220mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約2.3kg。直販価格は24,000円。

円筒状の本体
蒸し器のような構造

山善は1合あたり角砂糖2個分の糖質をカット

山善の「糖質を減らせるマイコン炊飯器 YJF-M30CC」は、通常の炊飯よりも1合の糖質を約7.7gカット。角砂糖なら約2個分にあたる糖質を減らし、ご飯100gあたりの糖質を27gに抑えられる。穴の開いた特殊な内釜を備え、水を多めにして炊くことで、糖質が溶け出した煮汁を外釜に溜めて糖質をカットする。減糖炊飯は1.5合まで。

内釜を外して3合までの通常の炊飯ができるほか、内釜を利用して蒸し料理も作れる。

本体サイズは約235×305×225mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約2.9kg。釜の材質は、外釜がアルミニウム、内釜がステンレス(SUS304)。しゃもじ、計量カップ、電源コードが付属する。2019年発売で、2021年現在の直販価格は7,980円。

糖質を減らせるマイコン炊飯器
穴の開いた特殊な内釜を使う
大塚 愛理