家電製品ミニレビュー
ムダ毛処理は男性も当たり前!? モッサリ感をなくしつつ自然に仕上がる「ボディトリマー」
2019年6月21日 06:00
ムダ毛処理と聞いて「自分には関係ないや!」と思った殿方、ちょっとお待ちを。パナソニック調べによると、女性の約86%は毛深い男性はイヤと言い、男女とも70%以上が男性のムダ毛処理に好意的。また、現役プロスポーツ選手の83%以上は、普段から体毛のケアを行なっているという現実。ムダ毛処理はいまや身だしなみを整える上で無視できない、フツーの事になってきているようだ。
そこで紹介したいのが、体毛の長さを3~12mmで10段階に調整できる”ダイヤル式アタッチメント”を搭載したパナソニックの「ボディトリマー ER-GK80」だ。ムダ毛処理をしたことがない方でも、簡単に、失敗なくできる。
メーカー名 | パナソニック |
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製品名 | ボディトリマー |
品番 | ER-GK80 |
実売価格 | 12,740円 |
肌当たりがやさしい刃と、細かな長さ調整対応のアタッチメント
トリマー刃はカミソリと異なり、段差のある2枚で構成され、毛をカットする鋭い刃は肌に直接当たらない仕組みになっている。肌に直に触れる固定刃の先端は丸みと幅があり、溝のついたコーム状だ。毛が固定刃の溝奥に届いて、やっと2枚目の可動刃で毛をカットする。固定刃の刃厚は0.1mmで、最大約0.1mmの短さまで安全にカットできる。
他のトリマーと一線を画するのが、刈り高さを1mm刻みの10段階で調整できるダイヤル式の「刈り高さアタッチメント」が付属している点だろう。調節範囲は3~12mmで、手や指(3~5mm)、ワキ(6~8mm)、脚や腕(9~10mm)、ビキニゾーン(10~12mm)と、部位や好みに応じて使い分けられる。ダイヤルは1mm毎に「カチッカチッ」と小気味よく止まり、使いやすい。
仕上がり長さが約2mmの「肌ガードアタッチメント」は、デリケートな場所や、見づらい部位の毛をカットする時に使う。いずれのアタッチメントも本体に抜き差しするだけで簡単に着脱できる。
まず、使い始める前に充電を済ませておこう。付属のACアダプターを本体の底にあるソケットに直接挿して充電を行なう。約1時間足らずでフル充電に達し、しかも約50分も連続使用ができる。
またACアダプターの100-240V対応のユニバーサルタイプなので、海外でも使用できるのも特徴的。本体のON/OFFはスイッチを押すだけだ。
自然な仕上がり! 処置前と後では印象が大きく変わる
ここから実際にトリミングしていこう。ここからはもともと極端にムダ毛が少ない筆者に代わって、そこそこ毛深い友人にモデルをお願いした。
脚のすね毛処理
友人は「どうせやるなら敢えて短め、でもツルツルはちょっと」という希望だったので、まず「刈り高さアタッチメント」を6mmに調整してすね毛をトリミングした。アタッチメントは肌の当たりもよく、スイスイと進む。
アタッチメントの平らな面を肌に垂直に押し当てながら滑らせて行くだけで、面白いほどどんどんカットできるのが気持ち良い。未処理の毛は長さがまちまちなので、揃えるのにやや時間はかかるが、それでも片足の膝下なら3分もかからなかった。長さが揃うだけでも、かなりスッキリとした印象だ。
「もっと短くてもいいなぁ」という事で、アタッチメントを3mmに調整して再開。すでに毛の長さが揃っているので、未処理の時よりも手早くできる印象だった。
片足だけ処理して写真を撮って友人に見せると、「うわーっ! 一目瞭然! カットした方がスッキリ。肌触りもチクチクしないし、ツルツルし過ぎなくて自然に見えていいねッ!」と、とても気に入った様子だった。残りの脚は本人が処理したが、「うわ、簡単! 思い通りにカットできる!」と、数分で終わってしまった。
腕の毛の処理
腕は脚よりももっと短くということで、「肌ガードアタッチメント」に付け替えてカットした。はじめはアタッチメントの側面を肌に当てるようにして毛を起こしてながらカットし、次にアタッチメントを垂直ぎみに起こしてカットした。肌当たりも柔らかで、スイスイ進んでいく。
処理前・後を比較すると、こちらも一目瞭然。「これなら仕事中でも毛深いのを気にせずに腕まくりできるし、いかにも処理しました感がないから、逆に恥ずかしくないなぁ」と友人は驚いた様子で喜んでいた。
指の毛の処理
指は着衣にかかわらず人目に触れやすい部位だけに、手入れしておくだけで印象はかなり変わる。アタッチメントは装着せずに、直刃でササッとカットできる。カミソリと違い、どうしても根本の部分は残るが、処理を全くしないのに比べると、清潔感がアップする印象だ。手元を見られる仕事に就いているならば、相手への印象は相当違うのではないだろうか。
脚、腕、指の処理をした友人は、「毛を敢えて残して短く揃えるだけで、印象が大きく変わるし、肌触りもいい感じ。ズボンを履いても毛がひっかからないし気持ちがいい。ツルツルじゃないから、いかにも処理しました感もないので、オフの日もすね毛を気にせずに、ハーフパンツを気軽に履いて出かけられそう!」と大満足だった。
体毛が薄くても、ケアするとやっぱりスッキリ
体毛の薄い筆者ではあるが、薄いなりにほわほわと生えている。言い方を変えれば中途半端なのだが、それを直刃でエイヤッとスッキリ落としてしまった。
その印象は、体毛が薄いなら、何もないほうがむしろ清々しくて見た目もスッキリ、だ。肌の上で直刃を撫でるように滑らせていくだけで、スイスイカットできる。もちろんカミソリ負けも起こらなかった
次に試したのは、いわゆるあまり人目に触れない部位だ。さすがに画像はお見せできないが、ワキとビキニゾーンの処理も試みた。
ワキと陰部付近は「刈り高さアタッチメント」を10mmにして毛量を減らすだけで、もっさりとした印象が消え、グッと軽やかな印象になった。毛の根本を起こしながらカットできるのでまだらにもならず、とても自然な印象のまま量を減らせた。
さらに鼠径部やその後ろに続く部位のムダ毛には、「肌ガードアタッチメント」を装着して丁寧にケアを試みた。アタッチメントつけてもV字ヘッドの形状は維持されるので、凹みのある肌の柔らかい部分も、手探りだけでケアができた。アタッチメントをつけていれば肌を傷つける心配がないので、躊躇なくスイスイと進められた。
始めてだったが、いずれも自然な感じに仕上げられたので、銭湯などで人目に触れても恥ずかしさはなさそうだ。ケアしてみると、見た印象がスッキリとするのでやはり気持ちも良く、少し残してカットするので、数日後にチクチクするようなこともなかった。
お風呂場の使用も、水洗いもOK
本体はIPX7基準検査をクリアし、ウェット剃りにも対応している。ムダ毛をカットすれば当然毛は散らばってしまうので、腕や脚、Vゾーンなどはシャワーを浴びる前に浴室でケアし、へそ周りなどは濡らして石鹸をつけて直刃でケアすれば、あとの掃除もラクにできるだろう。
また、手入れも簡単だ。本体の刃の反対側には入水口があり、汚れが少ないなら水を通しながらすすぐだけでキレイになる。アタッチメントはもちろん水洗いOKだ。
汚れがひどい時には刃を外し、付属のブラシでの掃除はもちろん、内部も水洗いできる。刃は、本体のヘッド部分を持って外側に倒せば簡単に外れる。水洗いしたら自然乾燥させて、刃に付属のオイルを注油しておけばよい。収納時や持ち運ぶ時には、刃を守るために「肌ガードアタッチメント」を装着しておく。
肌当たりがやさしく、なでるように動かすだけで、失敗なく簡単にムダ毛のケアができるボディトリマーだ。アタッチメントを使えば、2mm・3~12mmの間を1mm刻みで、好みに合わせて自然な仕上がりに調整しやすい。約1時間でフル充電になり約50分も使えるので、全身のケアも1度の充電だけで十分まかなえるだろう。電圧の違う海外で使えるのも便利だ。
ケアした後は、見た目の清潔感はグッと向上し、気持ちも一新するほどスッキリ! 体毛のケアなんて……と敬遠されてる方も、是非この爽快感を体感していただきたいほどオススメだ。全身のムダ毛をケアし、爽やかな気分で本格的な夏を迎えてはいかがだろうか。