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肌に押しつけても切れない刃でやさしく体毛ケアできる、パナソニック「ボディトリマー」

 パナソニックは、体毛の長さを3~12mmで10段階に調整できる「ボディトリマー ER-GK80」のプレス向け体験会を開催した。6月1日発売予定で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は12,000円前後(税抜)。

パナソニック「ボディトリマー ER-GK80」
本体、ダイヤル式長さ揃えアタッチメント、肌ガードアタッチメント

快適な操作性、片手でダイヤル調節

 全身の体毛をカットし、ケアできるボディトリマー。体毛の長さを3~12mmで10段階に調整できる「ダイヤル式アタッチメント」を搭載している。

 2017年に男性向けの体毛ケアを訴求したボディトリマーは、当初計画の約2倍の販売を実現。新モデルは、従来品ユーザーの「見える部位はもっと細かく、自然な仕上がりに整えたい」という要望や、「充電時間やアダプターの使い勝手」への不満を解消する製品としている。

従来品は当初計画の約2倍の反響があったという
パナソニック コミュニケーション部 クリエイティブ課 宇根 周佑氏
「見える部位は、もっと細かく・自然な仕上がりに整えたい」という従来品への要望
充電時間・ACアダプターの使い勝手への不満があった
新モデルはアタッチメント、充電時間、ACアダプターを大きく見直した

 ダイヤル式アタッチメントは、体毛の長さをダイヤル操作で3~12mmの10段階、1mmピッチで調整可能。手の甲や指(3~5mm)、ワキ(6~8mm)、脚や腕(9~10mm)、ビキニゾーン(10~12mm)と、部位ごとに細かく調整できる。また、幅広の「両側式コーム」ですばやく均一な長さに仕上げられるという。このほか、肌ガードアタッチメント(2mm)も付属。

 操作感は快適だった。アタッチメントのダイヤルは片手で操作できるほど大きい。回すたびに「カチッカチッ」と確実に、小気味良く調整できた。アタッチメントの着脱も、トリマーへ抜き差しするだけなのでとても簡単だ。

アダプターは本体に差し込むだけ。長さ調整は大きなダイヤルを回して行なう。3mmの様子
「カチッカチッ」と小気味良く、1mmピッチで確実に12mmまで調整できた
「ダイヤル式長さそろえアタッチメント」の特徴
幅広の両側式コームで均一な長さにすばやくカットできる
肌ガードアタッチメント(2mm)を取り付けた様子
ガードアタッチメントは肌当たりがやわらかい

 トリマーの刃へも改良が加えられた。肌と直接当たる固定刃の刃厚は0.1mmと薄いにもかかわらず、刃先は丸い形状になり、肌当たりがとてもやさしい。肌に食い込まずに長さ約0.1mmまで剃れるという。

 刃はI字型に配置され、ヘッドは刃先へ向かうほど薄くなるV字の断面をしているので、広い範囲から鼠径部のデリケートなVゾーンにも届きやすい。トリマーのハンドル部分も手に馴染み、扱いやすい印象だった。

 アタッチメントをつけずに作動させ、刃を腕の上で滑らせてみたが、肌を引っ掻くような感触は一切感じられず、とても滑らかに動く。試しに刃を肌に直角に軽く押し付けても、もちろん切れなかった。

トリマー刃も新しくなった
固定刃の先端はラウンド形状になり、肌当たりがやさしく、0.1mmの短さまで剃れる
作動させ、肌に直接押し付けてみたが、肌はもちろん傷つかなかった
トリマー刃は簡単に外れ手入れができる。刃の寿命は約3年としている

 また、本体はIPX7基準の防水設計なので、ドライはもちろんウェット剃りにも対応する。刃の反対側には孔が開いており、水を通して洗浄できる構造なので、掃除も簡単としている。

 充電時間は大幅に短縮された。従来品はフル充電に8時間かかっていたが、新モデルは急速1時間充電が可能になり、充電完了をランプで確認できるようになった。しかも使用可能時間は、従来の約40分から、約50分にアップ。さらに、付属のACアダプターはトリマーへ直接繋いで充電できるコード式になり、AC100~240Vのオートボルテージ(自動電圧切替付き)で、海外でも充電できるようになった。

 本体サイズは33×47×204mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約150g。ダイヤル式長さそろえアタッチメント(3~12mm/1mm刻み)、肌ガードアタッチメント(2mm)に、AC100~240V(自動電圧切替付)充電アダプター、掃除用ブラシ、専用オイル、ポーチを付属する。

トリマー刃の反対側の孔から水を通すだけで簡単だ。IPX7基準の防水設計
ハンドルの底にACアダプターを直接差し込めるようになった
充電用アダプターは、AC100~240Vに自動切り替えで対応する
本体にACアダプターを取り付けた様子
充電完了を知らせるランプがハンドルについている
手に馴染むデザイン
下位機種の「ER-GK71」(左端)と「ER-GK61」(右端)も同時に発売される
欧州発売モデルは、プロダクトデザイン賞の「Best of the Best」賞を受賞したばかり

サッカー元日本代表の巻 誠一郎氏も登壇。グルーミングの実演も

 発表会の最後にスペシャルゲストとして、サッカー元日本代表の巻 誠一郎氏も登壇。ロシア、中国のサッカーチームでの経験を元にした世界のグルーミング事情や、選手としてグルーミングをどのように考えていたかを主題とするトークが繰り広げられた。

サッカー元日本代表の巻 誠一郎氏も登壇した

 日本では全くグルーミングの経験をしていなかった巻氏は、「すね毛が伸びっぱなしで汚らしい、とロシアのチームメイトから指摘されたのがグルーミングを始めるきっかけとなりました。チームメイトはグルーミングは当たり前で、それから整えるのが習慣になりました」と述べつつも、最初は戸惑ったという。

 グルーミングが習慣化してからは、「テーピングを巻く時は密着しやすく、剥がす時も痛くありません。マッサージを受ける時は手の感触を感じながら意識的に受けられるようになりました。また、身体の動きを鏡でチェックしながら筋トレするのと同じように、自分の身体を知るきっかけにもなります。自分の身体がキレイに整っていると、試合への士気が高まり自信に繋がりました」と、良い影響の例を挙げた。

 トークに続いて、「ボディトリマー ER-GK80」を使った公開グルーミングも行なわれた。スネや腕のグルーミングしながら、「ツルツルではなく、自然な感じの長さに調節しながら整えられるのがいいですね! 軽くて持ちやすいので、話しながらでもスムースに、片手で簡単に整えられます。肌も傷つかないし、しかも早い!」と、人前でのグルーミングに照れながらも驚きの様子だった。

話しながら軽快にボディトリマーを使う巻氏
「軽くて持ちやすく、スムーズにケアができますね」
グルーミング前のスネ
ツルツルにはせず、自然な長さに仕上げるのが巻氏流

グルーミングに着目した、アスリート対象の新サービスを設立

 また同社から、アスリート向けの新たなサービスとして、「BODY HAIR SUPPORT for Athletes」設立の発表もあった。

アスリート向けの新サービス「BODY HAIR SUPPORT for Athletes」を設立

 「BODY HAIR SUPPORT for Athletes」は、グルーミングの観点から、アスリートのパフォーマンス向上のサポートするサービスだという。

 設立にあたって同社は、18~34歳のプロスポーツ選手及び、実業団所属選手104名のアスリートへ「体毛のケア」についてアンケート調査を行なった。結果として、「83.7%が普段から体毛のケアを行ない、75%は体毛を整えることがメンタル及びパフォーマンス向上につながる」ことが明らかになった。自由回答としては、グルーミングして身体を美しく見せられる、気持ちを切り替えられる、テーピング時の邪魔にならないなど、メンタル面と機能面での良い影響が挙げられた。

アンケートでアスリートの83.7%は体毛のケアをしているという
体毛をケアする75%は、メンタルやパフォーマンス向上につながると考えている
見た目の美しさだけではなく、精神面や機能面においてもグルーミングの必要性が明らかになった

 一方で、グルーミングによるトラブルも浮き彫りになった。グルーミングを行なう87名中80名は、肌や皮膚の荒れやかぶれ、切り傷に加え、希望する長さや形にできず、試合前に心を乱すこともあるのだという。

グルーミング時にトラブルを経験したアスリートは多い
肌や皮膚を痛めたり、上手くグルーミングできない様子が浮き彫りになった

 同サービスは4月末から展開予定で、特設サイトをオープンし、パートナーチーム及び団体をサイト上で募集。次にパートナーへボディトリマーを届け、希望によって使い方などの説明やレクチャーを実施。使用前後の感想やパフォーマンスへの影響をヒアリングしたものを特設サイト上に公開し、今後の商品開発にも役立てて行く予定としている。

アンケートの結果は、グルーミングを観点にしたサービス開発の気づきになったという
「BODY HAIR SUPPORT for Athletes」活動のイメージ
サービススケジュール。「ボディトリマー」の新モデル発売以降、セカンドパートナーを募集する
ファーストパートナーとして、ラグビーチームの「パナソニック ワイルドナイツ」へサポートが決まっている

 巻選手は、新サービスについて、「やっとか、というか、とうとうこのようなサービスが始まったか! という感じです。自分で安全に身体をメンテナンスできるのは、自分と向き合い、パフォーマンスの向上に繋げられると思います。これは、アスリート以外の方にも当てはまるのではないでしょうか」と締めくくった。

「肌も傷つかず、しかも早く仕上げられる」と、ボディトリマーを大いに気に入った様子だった