家電製品ミニレビュー
コードレスでも有線でも使えるマクセルの低周波治療器「もみケア」
2018年1月31日 07:00
ライターという仕事は、歩くときは大荷物でやたら歩きますが、同時に座りっぱなしの時間も長いのが特徴です。おかげで常に眼は疲れているし、身体のあちこちが凝っているので、マッサージ器はかかせません。
最近のお気に入りは、以前本誌でもご紹介したUSB充電できるコードレスタイプのエレコムの低周波治療器「エクリア リフリー」です。
貼りっぱなしにしておいても外からはまったく見えませんし、コードレスなので動き回りやすいのです。USB充電なのでバッテリー交換がいらない点も魅力です。
しかし1つだけ不満がありました。それは、背中の微妙な位置にかろうじて貼れたとしても、腕がまわらなくて操作できないというもの。ワイヤレスで操作できると嬉しいですが、そうでなければ有線で別途コントローラーが欲しくなります。そこで、背中に貼り付けても操作しやすいマッサージ器で何かないかと探したところ、マクセルの「もみケア」が見つかりました。
メーカー名 | マクセル |
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製品名 | コードレス低周波治療器 もみケア「MXTS-MR200」 |
価格(編集部調べ) | 6,500円 |
コードレスだけど、コードもつけられる低周波治療器
「もみケア」は、「エクリア リフリー」同様に本体とゲルシートで構成されたコードレス低周波治療器です。筆者が購入したのは、本体2個パック。同時に2カ所のマッサージができるというものです。
5つのマッサージモードを持ち、電源を入れたあと再度電源ボタンを1回押すと「おまかせ」、2回で「クイック」、3回は「首・肩」、4回は「腰」、5回で「脚」のモードが選べます。選択したモードの数だけピー音がするので、今何を選んだのかが分かりやすくなっています。
マッサージの強さは10段階。本体の「+」「ー」ボタンで変更ができます。充電はmicroUSBケーブルで行い、フル充電にかかる時間は約3時間です。
使い方は簡単で、マッサージしたい箇所に貼り付けたら、電源を入れてモードと強さを決めるだけ。1回のマッサージ時間は約15分(マッサージモード2のクイックモードだけは約7分)で、時間になると「ピー」という音とともに終了します。
これまでと違うのは、専用の接続ケーブルがある点(別売)。今回はもちろん購入です。
この接続ケーブルを本体とゲルシートの両方にとりつけると、手元で電源のオンオフ、モード切り替え、マッサージレベルを変えられるようになります。
手が届く範囲ならコードレスが便利なんですが、肩甲骨付近など、かろうじて手が届くだけという場所では、この接続ケーブルが大活躍します。仮に誰か貼ってくれる人がいるとしても、強さが自分に合わないとき、いちいち変えてくれるようお願いしなくてすみます。
出張の必須アイテムに
エレコムの「エクリア リフリー」に比べ、「もみケア」のパワーは全体的にやややさしめです。完全に凝っている箇所で使うと、最初はレベル10にしても弱い印象がありました。刺激が強い方が好みだという人には物足りなさはありますが、しばらく使っているとほぐれてくるせいか、刺激を感じられるようになってきます。
弱いのではなく、低周波治療器の独特の刺激にあまり慣れていない方でも使いやすいような強さのようです。シワジワと強さをあげていくという配慮もあります。
薄くて軽いので、携帯性に優れているのもいいですね。荷物にならないので、最近これを海外展示会取材に持っていきました。海外展示会は呆然とするほど会場が広く、1日が終わるころには毎回ヘトヘトになってしまいます。ホテルに戻ると脚は重いわ、背負ってた荷物で肩と背中はガチガチだわ、腰は痛いわ、お尻は張るわで大変。世界中の記者が同じように感じているのでしょう。会場ではマッサージチェアの体験ブースが大盛況です(笑)。
私は行く前から腰があぶない状態だったのですが、海外まで来てぎっくり腰になりたくありません。ホテルに戻ると、夜はこれを腰やお尻に貼りながら仕事をしておりました。コードレスかつ2個セットなので、お尻の両サイドがほぐしやすいんです。ほぐしてから温熱シートを貼って就寝。それを繰り返して、なんとか最悪の状態にならずに済んだ気がします。
肩甲骨付近はボタンに手が届かないので、もちろん接続ケーブルも役に立ちました。必要に応じて有線にもできる構造はいいですね。USB充電なので、スマホやバッテリーと一緒に充電できるのも便利でした。
今は自宅で、腰痛軽減のために「もみケア」でお尻をマッサージしながら書いています。どこでもお世話になりっぱなしで、同化しちゃうんじゃないかというくらい……やめられそうもありません。