家電製品レビュー

e-bike沼に完全にハマった!? BESVのミニベロe-bike「PSA1」を体験

今回体験するのはBESV(ベスビー)のPSA1

e-bikeどころか普通の自転車ですら4年以上は乗ってもおらず、まったく興味もなかったし、それ故に知識ゼロの私が、新型コロナウイルスがきっかけで「電車に乗りたくない! e-bike欲しいよー!」と突如猛烈にe-bikeを欲するようになった。知らなさ過ぎてお手上げ状態。これは、e-bike Watch編集部のお力を借りて、e-bikeのおもしろさと凄さに目覚めていくお話であーる。前回初めてにして完全に沼に溺れ始めたe-bikeの世界。世界観が変わるほどおもしろすぎる。第2弾は、はてさてどんなバイクが?

BESVのオシャレなミニベロe-bike「PSA1」とご対面

「今回用意したe-bikeは、BESVのミニベロです」とお借りしたのが、BESVの「PSA1」。メールでやりとりしてたもんだから「ベスヴ」なぁんて口に出して赤っ恥かきそうだったし、そもそもミニベロって何だ? レベルの私だし(笑)。ミニベロって車輪の小さい「小径自転車」のことなのかぁ。

ミニベロって何ぞやという次元の私です
さすがグッドデザイン賞取るわー! という、デザイン性も抜群のPSA1
メーカー名BESV
製品名PSA1
実売価格185,000円

BESV(ベスビー)は、台湾のe-bike専門メーカー。数々のモデルのe-bikeを生産している。親会社はIT企業のBenQ(ベンキュー)。私も家でBenQの液晶モニタ使ってる! その影響なのか、このPSA1には珍しい小型フルカラー液晶のディスプレイが搭載されている。グッドデザイン賞に輝いたこともあるそうで、どこから見ても本当にオシャレなe-bikeだ。何これかわいい! と、私みたいな冴えない中年としては、少し緊張さえしちゃう素敵さなのだ。

液晶がカラーなのも、IT企業ならでは!?

どこからどう見ても「これ格好いい」という言葉しか出てこないのだけれど、小さくて軽くて本当にコンパクトだ。重さも19.6kgと20kgを切っている。小ささを表現したく、159cmの私が横に並んで写って見たけれど、小顔の友人の隣に並んで写真に写ってしまった時のような恥ずかしみ。私が大きいのではない! 自転車が小さいのだ(笑)。そして、これがまた薄い。どこでもスイスイくぐり抜けて行けるコンパクトさだし、自転車がたくさん並んだ駐輪場からもスッと引き出しやすかった。タイヤも結構細いので、どんな駐輪場でも停められないことはなさそう。本当に街乗りに最高の相棒になりそうだ。

コンパクトボディのPSA1とワガママボディの私
小さいだけじゃなくてとても薄い。停めやすいし駐輪場からも出しやすい
径が小さいだけじゃなくて、タイヤ自体も結構細い

ドキドキしながら初めてのミニベロe-bikeに乗ってみる

操作ボタンは、アシスト強弱と画面切り替えの3つだ。アシストモードは1(弱)~3(強)とスマートモード。スマートモードは、ペダルを踏む力を感知して、自動的に最適なアシストを提供してくれるという、BESVオリジナルの技術だ。さすがIT企業すげー! という感じ。ペダルを強く踏めばパワフルに、弱く踏めば軽くアシストしてくれるスマートなアシストを提供してくれる。何も考えなくてお任せしちゃいたい私は、ほぼこのモードで走りまくってた。

操作ボタンはシンプルに3つ

ただ、このペダルを踏む感知がどんなアルゴリズムになっているかイマイチわからない。「え? 今本気出す?」とか、「え? ここは頑張れよ!」みたいなこともたまにあって、なかなかわかり合えないのだ(笑)。何となくわかるけど、結局よくわからない。という感じで、いきなり水がプシャーと出るホースみたいな感覚にときどき驚く。でも、急に走り出したり、なかなか動きたがらなかったり、犬の散歩みたいな感じで、「何この子カワイイ!」と、ペット感すら感じ始める(笑)。

ちょっと癖があるアシストに最初は戸惑うけど、慣れるほどかわいさを感じる

もちろん、いきなりアシストがグッと来るといっても、原付のようなパワーとかではないので、危険性を感じるほどではないし、そこまで駄々っ子でもない。ちょっとした癖をときどき感じては愛着が増していった。

サドルは本体同様にコンパクトでスリムなタイプ。このタイプの小さくて固いサドルって、どうしてもお尻が痛くなるので苦手意識がある。Googleで「自転車 お尻 痛い」などと検索していろいろ調べてみるも、大体「慣れです」と返ってくる(笑)。街中を走る時は、どうしても段差も多いし、自分のお尻が心配。そう思っていたけれど、思っていたよりも痛くならなかった。私の分厚いお肉の力か!? とも思ったけれど、それはしっかりと衝撃を吸収してくれるサスペンションのおかげだった。ありがとう。サスペンションよ。

慣れるまでそこそこお尻が痛くなるサドル
サスペンションが付いているので、段差の衝撃も吸収してくれる

ミニベロなのにめっちゃパワフル!!

「こう見えて、案外パワフルなんですよ。坂道でのスタートダッシュとか、なかなか凄いです」と言われていて、「大きさの割に」という前提かと思いきや、これがどうした、かなりパワフルでビックリ!! かなり長い急坂もスイスイだし、私が日々通る橋は強風も多くて、こんなにコンパクトなミニベロe-bikeだと、さすがにグラグラ制御きついかなぁと思いきや、どこ吹く風って感じ。ぐんぐん進んでいける!!

このコンパクトさからはちょっと意外なくらいパワフルで快適

小さいし細いし、この安定感とパワフルさがどこから出てくるのか不思議なくらい。毎日の通勤もかなり快適。大きめのリュックがひとつあると、通勤でも通学でもとても快適。横掛けタイプのバッグは、自転車漕いでる時にグリンって回って漕ぐのを邪魔してくるから、リュックが絶対便利だ。最近ビジネスバッグもリュックで格好良いのたくさんあるし、PSA1自体がオシャレで格好良いので、スーツにもバッチリ似合う。

大きめのリュックひとつあると、通勤にもお出かけにも便利

オシャレな自転車とオシャレなリュックと、そしてオシャレなヘルメット? ヘルメットにもいろんなカラーやデザインがあるのね。今回一緒に借りたヘルメットが、かわいくてめちゃくちゃ好きだった! ロゴの部分のバックルを外して穴にチェーンロック通して自転車に取り付けたりもできる、機能性もバッチリのThousand(サウザンド)のヘルメット。ちょっとレトロな雰囲気もあるので、私世代にも刺さるのかも(笑)。

一緒にお借りしたオシャレなヘルメットが、オシャレなe-bikeとマッチする!!

ギアは7段変速。タイヤの径が小さいので結構漕ぐ必要はあるし、パワフルなアシスト力が付いているので、そんなに力が強くないであろう私でも、平坦な道だけでなく坂道でもずっと重たい7を使って快適だった。時速10kmまではパワフルにアシストしてくれるが、それ以降は少しずつ減って、時速24kmでゼロになる。なので、走り出しがとにかくグッと力強いアシストで支えてくれるのだ。見た目だけじゃなくて、e-bikeの機能としてもかなり優秀。

7段変速のギア

本体はコンパクトかつシンプルなので、ライトやフェンダー(泥除け)はなどは装着されていない。フェンダーやリアキャリア(荷台)はオプションで装着することもできる。ライトが付いていないので、別で付けるライトも一緒にお借りした。USBで簡単に充電できるライトで、簡単に取り外し可能で、小さいのにすごく明るいので夜の移動もこれで安心だ。

「長時間自転車停めるときは、面倒でも外したほうがいいですよ。こういうの凄くカジュアルに盗られちゃうので」という言葉が私には衝撃的だった。恐ろしい世界だ。そして、自転車用のアイテムってすっごいいろいろあるんだなと、ネットで見ているだけで凄く楽しくなってこちら側にも深い沼が待っているのかと、自分の衝動を抑えられる気がしないほど楽しい。

ライトは付いていないので、別で取り付ける
USBで簡単充電。自転車用の雑貨ってたくさんあるのだと知った

いろんな意味でキーとなる鍵。電源オンやバッテリーを取り外せる

電源オンにするにもバッテリーを取り外すにも鍵を使うので、小さな鍵がまさしくいろんな意味でキーなのだが、ちょっとペラってしてて、すぐに曲げたり折っちゃいそうと最初少し心配だったんだ。

ところがだ、この心許ない感じのグラッと感はあえてだったのだ!! 鍵を挿した後、パチっと90度に折れるようになっているのだ。洋服などに引っかける心配もないし、こんな細やかな所までデザインされているのかと、非常に感動した。

細かい親切! 鍵がパチンと90度に曲がってボディにぴったりで邪魔にならない

バッテリーの取り外しは鍵を押しながら回して「OPEN」に合わせて、スライドして取り外すだけ。ただ、身長159cmの私はサドルをMAX下げて使っているので、そのままでは引っかかって外せない。バッテリーを外す時はサドルを上げてから取り外す必要がある。本体同様バッテリーも小型。でも小さいくせにパワフルな36V/10.5Ahバッテリーで、アシストモード3でも60km、1なら90kmも走れる。1日10km程度なら週に1回程度充電すればよい。充電ケーブルは結構長いので、充電場所を選ばないし小型バッテリーのため場所を取らないのも◎。

取り外しはバッテリーが当たらないようにサドルを上げて、スライドするするだけ
コンパクトなバッテリーは、充電にも場所を取らない

もっといろいろな場所に行きたかった!!

昨今の自粛生活で、なかなか出かけることもできず、ときどきの通勤と日々のちょっとした運動にご近所散策程度。この格好良い自転車はもっと都会が似合う! カフェに行ったり本屋に寄ったり、途中で気になったセレクトショップ入ったり……。あ! 私が上京した頃に憧れた生活だ(笑)。

コンパクトで街中でもスイスイ! 小回りも利く
颯爽と出勤する時の気分の良さ!
この期間に出かけた中で一番都会的だった日本橋

でもまぁホントにこのPSA1は、街の中をあっちこっちお出かけしたくなるウキウキな1台。緊急事態宣言真っ只中で、遠出や街中散策などたっぷり満喫できなかったこともあり、やや消化不良なところはあるが、むしろ「これは街乗りにサイコーe-bikeだな」と確信した。通勤などが再開し始めた今、生活も見直されて来てe-bikeに興味を持ち始めた人も多いかと思うけれど、日々の生活の足として、候補にいれて良い1台だと思った。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。