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東芝、ベジータに続きフリーザ登場 冷凍室が真ん中で大容量

東芝から冷蔵庫の新シリーズ「FREEZA(フリーザ)」が登場

東芝ライフスタイルは、冷凍を重視した冷蔵庫の新シリーズ「FREEZA(フリーザ) WFタイプ」を4月下旬より発売する。価格はオープンで、市場想定価格は容量586Lの「GR-A590WFS」が43万円前後、535Lの「GR-A540WFS」が40万円前後。

東芝として25年ぶりに、冷凍室を真ん中に配置した冷蔵庫のプレミアムモデル。いずれも6ドアのフレンチドア式。

FREEZAは、共働き世帯の増加や物価高などで、まとめ買いして冷凍する需要が高まっていることなどを背景に、冷凍室の大容量と使いやすさ、冷凍食材の品質保持を追求して生まれた。

同社はこれまで野菜の鮮度を保つ冷蔵庫として「VEGETA(べジータ)」を主に展開してきた。新しいFREEZAは、VEGETAで培った技術も備えつつ、より冷凍室の機能や使い勝手を高めたシリーズとしてラインナップに加わる。なお、両シリーズとも東芝冷蔵庫の商標だが、「ドラゴンボール」との関連はないという。

VEGETA(左)とFREEZA(右)の2シリーズ展開に拡大
FREEZA GR-A590WFS

業界トップクラスという182Lの大容量冷凍室(586Lモデルの冷凍室+製氷室)を真ん中に配置。腰をかがめずラクに食材の出し入れができる。

大容量化するために、冷蔵庫の強度を維持したまま薄型化する独自の特許技術を採用。真空断熱材のレイアウトやウレタン量の最適化により、従来比で壁を約40%薄型化。冷却器やファンの小型化により庫内の凹凸を抑え、スペース効率を高めている。作り置きした料理やホームフリージング食材を収納しやすくなっている。

冷凍室(中段)と野菜室(下段)の構造

冷凍室内は整理しやすい3段ケース構造。下段には自由に位置を変えられる仕切りを設置して整理しやすくなっている。冷凍食品を立てて収納できるため視認性も上がり、使い忘れ防止や扉の開閉時間短縮につながる。

なお、VEGETAとの違いとして、冷却はツインではなくシングル構成となっていることも、大容量化につながっている。より野菜の鮮度保持を重視する場合は、VEGETAを選ぶことが推奨される。

冷凍室は3段構造
上下段の冷凍室に33Lの買い物かご約3個分を収められる

FREEZAには、「凍結」「保存」「解凍」の3ステップそれぞれに応じた機能を搭載。

凍結に関しては、「おいしさ密封急冷凍」を引き続き搭載。業務用レベルを目指して開発された急冷凍で、吹き出し口からの強力な冷気により食材を素早く凍結。ドリップの発生や味の劣化を抑制する。

保存性能を高めるためには「おいしさ持続上質冷凍+」を搭載。通常の冷凍より低い温度で保存し、扉の開閉で庫内温度が上昇した際にはセンサーが検知し、閉扉後すぐに急速冷却する。温度変動を最小限に抑えて霜付きや冷凍焼けを防止。食材同士がくっつかず必要な分だけ取り出せるため、調理の手間も大幅に軽減するという。

扉の開閉で温度変化が通常よりも急な場合に、急速冷却する
おいしさ持続上質冷凍+と通常冷凍の食材の違い

解凍については、チルドルームに「ブースト解凍」を搭載。専用ファンの風とアルミプレートで熱の移動効率を高め、同社最速の約20分で包丁が入る硬さまで解凍する。最大氷結晶生成帯である-1℃~-5℃にとどまる時間を短縮することでドリップの発生を抑え、うま味と栄養素を守る。

冷蔵室の下側のチルドルームにブースト解凍を装備。右側のファンから風を送り、アルミプレートとの組み合わせで素早く解凍
同社のデモでは、ひき肉も手でも簡単にほぐせるほど素早く解凍していた

野菜室には、「ハンドル付き使い切り野菜BOX」を採用。使いかけの野菜を約10日間にわたり新鮮に保存できる「使い切り野菜BOX」を改良し、ハンドルを取り付けたことにより、立ったままでも下段の野菜室からラクに取り出せる。サイズも見直し、従来よりも多くの野菜をまとめて収納できるようになった。

ハンドル付き使い切り野菜BOX

野菜室が真ん中のVEGETAにも備えている「おそうじ口」を、FREEZAの冷凍室にも採用。冷凍室の下にゴミ箱などを置くことで、ケースを外さずに食材の細かな破片を簡単に捨てられる。

おそうじ口も装備

扉の材質はフロストガラス。本体カラーはフロストグレージュとフロストホワイトの2種類。触媒の効果で菌やニオイ成分をキャッチする「きれいループ」や、冷蔵室の「Ag+マルチバイオ脱臭」も備える。本体上部にはスピーカーも備え、Bluetooth接続したスマホなどの音楽を聞くことも可能。

冷蔵室側面のモード切り替えボタン

本体サイズと各室の容量は、定格容量586Lモデルが685×699×1,855mm(幅×奥行き×高さ)、冷蔵室298L(うちチルドルーム20L)、冷凍室159L、製氷室23L、野菜室106L。

535Lモデルの本体は685×650×1,855mm(幅×奥行き×高さ)。冷蔵室は274L(うちチルドルーム16L)、冷凍室144L、製氷室21L、野菜室96L。

フロストグレージュ
フロストホワイト

Bluetoothスピーカーなど省いたモデルも

WFタイプのアッシュグレージュ

FREEZAには、上記のWFSタイプと共通の基本性能を備えながら、一部の付加機能を省いて低価格化した「WFタイプ」を5月上旬に発売する。

冷凍室の使いやすさや冷凍食材の品質保持性能などの機能はWFSタイプと共通だが、Bluetoothスピーカー機能や「きれいループ」などの一部機能を省いている。

扉の材質はクリアガラスで、本体カラーはアッシュグレージュとグレインアイボリーの2種類。

価格はオープンで、市場想定価格はGR-A590WF(586Lモデル)が40万円前後、GR-A540WF(535Lモデル)が38万円前後。

グレインアイボリー