家電製品レビュー
異なる温度にできる2面プレートが便利! デロンギのマルチグリルは塊肉もピザも簡単絶品
2019年3月7日 06:00
ホットプレートといえば、プレートの下にある熱源で食材を加熱するのが一般的。ですが今回ご紹介するデロンギの「マルチグリル」は、一見ホットプレートのようですが、下からだけでなく上からも加熱できるという、これまでにない機能を備えているのです。
つまり今までホットプレートでできていた以上の料理が作れる! ということで、さっそくマルチグリルでいろいろな料理を作ってみました。
メーカー名 | デロンギ |
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製品名 | マルチグリル CGH1011DJ |
実売価格 | 37,690円 |
上下プレートで挟み込んで調理ができる
マルチグリルは、基本機能はホットプレートに近いですが、上下2面にプレートを備えており、「BBQポジション」「コンタクトポジション」「グリルポジション」と3つの調理ポジションで様々な調理が可能です。
まず180度開いた「BBQポジション」では、焼き面が広いBBQグリルとして一度に多くの調理ができます。焼き肉やパンケーキ、卵料理を作るときは、このポジションが便利。一般的なホットプレートに近いスタイルです。
続いては、上下のプレートを食材で挟む「コンタクトポジション」。食材を上下から同時に焼くことができ、ホットサンドや肉・魚介・野菜のグリルなどが簡単に作れます。セット方法は、下プレートに食材を置いた状態で、上プレートを下ろすだけ。食材を潰したくないときは、高さ調整も可能です。
上下プレートの各温度は60~230℃で別々に設定できるため、調理の温度帯が違う料理が同時に作れるのも嬉しいところ。またタイマーも上下別々に、10秒~90分の間で10秒刻みで設定できます。
さらにヒーターが本体ではなくプレートに配してあるのも特徴。温度コントロール性能も高いため、立ち上がりが早く加熱ムラも少ないといいます。そこでまずは、ホットケーキを全面に焼いて、焼き上がりをチェックしてみました。
ちなみにプレートの四隅は少し傾斜がついており、もともと隅から隅まで焼ける仕様にはなっていませんが、それでも両面で1,540cm2の焼面を備えています。これは期待大! ということで、さっそく調理してみましょう。
「コンタクトポジション」で塊肉もやわらかく美味しく!
このマルチグリルで筆者がもっとも試してみたかったのが、塊肉を焼くこと。筆者はステーキを焼くのが苦手で、焼き加減が分からないまま、いつも硬く焼き上がってしまうのです。ちょうどスーパーで、ステーキ肉がグラム200円と特売になっていたので、さっそくチャレンジしました。
レアな焼き上がりでしたが、やわらかく、初めてといっていいほど美味しく焼けました。ちなみに本来は肉全体を焼く前に、トングで肉を立ててサイドを焼く工程があったのですが、忘れてしまったので、焼き上がってからサイドも焼きました……。
この程よい焼き色がついているのは、「SEAR」モードのおかげ。タイマーの中央にある「SEAR」ボタンを押しておくと、最初の1分間だけ高火力で焼き色をつけてくれるのです。
グリルポジションでピザのチーズもとろ~り
続いては「グリルポジション」を試してみました。マルチグリルでは、ピザも焼けるというのです。確かにグリルポジションなら、上下から加熱できてオーブンのような状態になりそう。
広島風お好み焼き
もうホットプレートの域を超えて、何でも焼けちゃうマルチグリルはスゴイ! 何か焼いてみたいな~と思っていたら、夫が「広島風お好み焼きを焼いてみたら?」と提案してきました。確かに、キャベツを潰してしっかり焼きつけたい広島風お好み焼きに、このコンタクトポジションはピッタリかも。
続いて、上プレートを使って焼きそばを調理。今回は温度帯を変える必要はないかもしれませんが、別の作業が別のプレートでできるのは、やはり便利です。
ちょっとちょっと、お店で出している広島風お好み焼きのようでは? 自分で作ったとは思えない仕上がりに大満足! キャベツがしっかり潰せたので水っぽさはなく、しっかりした旨みが味わえました。かなりのボリュームでしたが、美味しくて1人1枚完食できちゃいました!