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デロンギ、異なる温度設定が可能な2つのプレートでかたまり肉を挟んで焼ける「マルチグリル」

 デロンギ・ジャパンは、2つのプレートでかたまり肉を挟んで焼ける「デロンギ マルチグリル BBQ & コンタクトグリルプレート CGH1011DJ」を、10月26日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は39,880円(税込)。

デロンギ マルチグリル BBQ & コンタクトグリルプレート

 2つのプレートを搭載したマルチグリラー。2枚のプレートは、それぞれ独立して温度調節ができるほか、調理法に合わせて3種類の位置(BBQ/コンタクト/グリル)を選択できる。両面とも温度は、60~230℃に設定可能(60~120℃は20℃刻み、130~230℃は10℃刻み)。

 BBQポジションでは、180度開いて広い焼き面のホットプレートとして使用可能。それぞれ異なる温度に設定し、片面で焼き肉、一方の面で野菜を焼くといった使い方ができる。パンケーキやお好み焼きなどにも適しているという。

 コンタクトポジションでは、かたまり肉などを上下のプレートで挟んで焼き上げる。肉や魚介のグリルをすばやく調理できるほか、低温でじっくり加熱する際にも適している。

 グリルポジションでは、上のプレートを浮かせて加熱。ピザやチーズ料理など、食材をつぶさずに調理したいときに向いている。

本体。2つのプレートを備える
180度開いて使うBBQポジション
コンタクトポジションでは、かたまり肉などを上下のプレートで挟んで焼き上げる

 ヒーターをプレートに内蔵している点も特徴で、ムラなく熱が行き渡るという。立ち上がりも早く、細かく温度をコントロールするため設定温度にキープできるとしている。このほか、1分間だけ240℃になるSEAR(焼き付け)ボタンも備え、好みの焼き具合に調節できる。

 ヒーター内蔵型だが、プレートは本体から外して水洗い可能。再度使う際は、ヒーター部はしっかり乾燥させておく必要がある。食洗機は非対応。

ヒーターをプレートに内蔵している
操作部。温度を60~230℃に設定できるほか、1分間だけ240℃になるSEAR(焼き付け)ボタンも搭載

厚さ4cmのかたまり肉を両面焼き、豚肉もジューシーな仕上がりに

 会場では、本体をコンタクトポジションにして厚さ4cmの牛肉を両面焼きするデモが行なわれた。予熱が完了したらまず、SEARボタンを押して肉の周りを240℃で1分焼き付け、プレート温度を上下ともに230℃にして3分焼く。その後100℃に下げて6分じっくり加熱し、フタを開けるとこんがり美味しそうなステーキが出来上がっていた。

厚さ4cmの牛肉を、プレートで挟んで両面焼き
表面はこんがり焼き付けられ、中はほんのりピンク

 調理を担当した、「Bistro Takeru」の宍倉 たけるオーナーシェフは、製品について次のように話した。

 「温度コントロールがきめ細かいので、低温でじっくり加熱したいときも見張る必要がなくて良いですね。ホームパーティーだと調理する人はつきっきりになってしまいますが、マルチグリルならタイマー設定しておけば目を離していても大丈夫です。熱がムラなく行き渡るので、こんなに分厚いお肉もきちんと加熱できます」

 調理された牛のかたまり肉を食べてみたが、ジューシーでとてもやわらかい。肉の旨みもしっかり閉じ込められている。また、同じ方法で調理された豚のかたまり肉も食べたが、こちらも美味しく仕上がっていた。温度によっては固くなってしまう豚肉だが、とてもやわらかく、パサパサ感はまったくない。また調理後のテーブルを見てみると、脂ハネが少なく片付けもしやすそうだ。

「Bistro Takeru」の宍倉 たけるオーナーシェフ
豚のかたまり肉も調理。パサパサにならず、ジューシーだった
プレートには余分な脂が落ちているが、テーブルには跳ねていなかった

 本体サイズは、通常時で460×355×190mm(幅×奥行き×高さ)で、BBQポジション時で460×615×120mm(同)、重量は約7kg。消費電力は1,400W。タイマー設定は最大90分。コード長は2.4m。カラーはシルバー。

 このほか、別売りのプレートも用意。余分な脂を落とせる「波型プレート」と、「ワッフルプレート」の2種類で、料理の幅をさらに広げられるという。いずれも価格は8,000円~10,000円を予定している。