家電製品レビュー

流れ落ちるチーズの滝に悶絶! 「ラクレット & フォンデュメーカー」に大はしゃぎ

 「ラクレット」、スイスやフランスで食べられるチーズ料理だ。ラクレットチーズを温めて溶けたところをジャガイモなどに絡めて食べる、いたってシンプルだけれど、めっちゃくちゃ美味しい料理。そして「フォンデュ」、こちらは「鍋料理」の分類で、白ワインと一緒に溶かしたチーズに、パンなどを浸して絡ませて食べる料理。どちらも専門店があるくらいで、あまり家で食べるイメージではないけれど、実は家で簡単に食べられるのだ。しかも1台の家電で!

ラクレットとフォンデュが1台で楽しめちゃう!?

 今回は、レコルトの「ラクレット&フォンデュメーカー メルト エンジョイセット」を使って、ものすごくエンジョイいたしました。ちなみにエンジョイセットは、通常の「ラクレット&フォンデュメーカー メルト」に、別売りオプション「ピック&ドロッパー」と「ミニパンディッシュ」がセットになったもの。

 ラクレットメーカーは使ったことあるけれど、ラクレットメーカー&フォンデュメーカー!?と、似て非なるこの2つの料理を作る家電? とちょっと意味が分からなかったけれど、開いてみて、「おー、あいしー、あいしー」と納得。

メーカー名レコルト
製品名ラクレット & フォンデュメーカー メルト エンジョイセット
実売価格7,020円

 めっちゃコンパクトな箱の中から中を取り出すと、本当にコンパクトな本体と鉄板、そしてラクレット用のミニパンとフォンデュ用のココットがゾロゾロと出てくる。エンジョイセットのオプションも合わせると、こんなに入ってたの!?と驚くくらい。そしてレコルトらしく、カラフルでご機嫌なデザイン。このワクワクって大事だしいいよなぁって思う。

 家電としての作りはいたってシンプル。電源にコンセントをさして、あとはスイッチをひねるだけ。これで上下の電熱線が温まる仕組み。熱くなるのも早いし、あえて手を入れたり鉄板に手を置くなんてしなければやけどの心配はない。危険性としてはホットプレートと同等。

 鉄板は1枚。両面仕様で、片面がフラットで片面が波型になっている。ココットを置いてフォンデュで食べる際はフラット面を上にして置いて、食材を焼く場合は波型の面を上に置いて肉や野菜を焼くようになっている。ラクレットのチーズはミニパンに入れて下のヒーターで溶かすのだ。

 オプションのピックが、シンプルで色が可愛いだけじゃなくて、食べてる途中でテーブルにそのまま置いても直接接触しないという親切設計がとてもいい! 軽いし可愛いし、割れないしカチャカチャ金属音しないし、普段でも積極的に使っていきたい感じ。

 さて、早速ラクレットをしてみた! チーズを溶かすミニパンも2つだし、大きさ的にもラクレットをする場合は2人が最適のコンパクトサイズ。ラクレットなんてすごいご馳走じゃないですか! しっかり堪能したい! と思って、週末に夫と二人でラクレットディナー。

 ラクレットチーズはネットでも買えるし、今回はKALDI(カルディ)で買った。ラクレットチーズじゃなくて、普通のチーズを溶かしても美味しいよなって思って、大好きなモッツァレラチーズとレッドチェダーチーズも買ってみた。よく「4種のチーズの」なぁんて感じでピザとかハンバーグとかで使われてるチーズ。とろけるチーズ界の大御所ですよ。

 チーズに合う食材も準備。野菜にお肉、ウインナーはシャウエッセン派。全て一旦茹でて火を通しておくのが良い。鉄板は火を通すというよりも温める&表面を焼くという役割で使うのだ。

 色んな野菜を茹でてお皿に盛っただけで、むしろいつもの夕食準備なんかよりもよっぽど手抜き……もとい、楽なんだけれど、「ラクレット」という料理だけでものすごくパーティー気分が出てくる。

 スイッチを捻ってパワー全開に。腹6分目くらいまでは全開、ちょっと先が見始めた6分目以降は火力(電力)を半分くらいにする。みたいな感じでテキトーでいい気がする。食べるスピードが追いつかず、焦げそうだったらパワー調整すれば良いけれど、それはおそらく上部の鉄板じゃなくて、下ヒーターのチーズ。

 下ヒーターの方が強いのかチーズが溶けやすいのか、はたまた両方かもしれないけれど、下ヒーターに追われることになるので、自然にパワーは調整するはず。とは言え、上の鉄板もしっかり熱くなるし、美味しそうな焼き目も付く。

 ラクレットチーズを好きな量ミニパンに乗せて下ヒーターの中に入れる。専門店の座布団のような大きなチーズで表面を溶かして削り取るスタイルではなくて、1度に使う量をセットするのが家ラクレットスタイル。まずはラクレットチーズを半分にちぎってセットしてみる。

 ヒーターがあったまっていたら、30秒~1分くらいという、本当にあっという間にチーズがとろーりと溶ける。良い香りが漂って思わず歓声が! チーズはミニパンの上でするりと滑るので、ドロッパーは正直必要ない。一度にたくさんチーズを溶かして分けて使う時にチーズを切る為に使うだけで十分だ。この流れ落ちるチーズの滝! チーズが好きだったらもう見るだけで幸せな光景に間違いない。

 ラクレットチーズ以外に、チェダーチーズも溶かしてみた。ラクレットチーズはさすがラクレット用という感じで、とろーりとトロけるけど、普通のチーズは油分が多いのか、溶けるというよりもどちらからというと煮える感じ。

 ラクレットチーズよりも短時間ですぐにグツグツになるので、チーズをセットしたら即食べるくらいの気分で具材を準備しなければならない。

 具材に乗せても溶けすぎで伸びすぎで、こぼれそうになるんだけれど、それでも味は抜群。私はチェダーチーズが非常に好きなので、これはこれで非常に好みだ! ワインとトロトロチーズの乗ったソーセージなんて合いすぎて悶絶級である。

 チーズを組み合わせて、オリジナルブレンドを作ることもできる。チーズとチーズのグラデーション。なんと贅沢な光景! 「あ、ハンバーグにかけたい!」とこのひと溶かしでディナーのメインを飾れると確信した。

 何度チーズを溶かしても、焦げ付くこともないミニパンに鉄板。おかげで準備だけじゃなくて、お手入れも非常に簡単すぎて、ラクレットという料理を見直した。「ごちそう」であり「手抜き料理」でもあるんだなぁと。でも間違いなく「パーティー料理」。夫と二人だけれど、非常にテンションも上がり、完全にパーティーナイトだった。

 お腹一杯になって、チーズが少しだけ余っちゃった時は、ミニパンにチーズを入れて、溶けてからもしばらく置いておいて、途中で何度かキッチンペーパーで余分の油を拭いてあげると、チーズ煎餅ができる。

 青のりとかしらすなどがあれば、上にパラパラと乗せると風味が増して美味しい。片付け前に残ったチーズでチーズ煎餅を作っておくと、片付けた後にそのままDVDなんて見ながらの2次会に突入できる!

 フォンデュにも使ってみた。もうラクレットだけで十分じゃないか! と思ってしまう程で、「ラクレットにする?」「フォンデュにする?」って難しいところだよなぁと思ったんだけれど、大きく違うこととしては、最適人数な気がする。

 ラクレットは上の鉄板のサイズやチーズを溶かすミニパンの数も考えると、2~3人用なんだけれど、チーズフォンデュの場合は、ココットにソースを入れて食べるので、4~5人分十分まかなえるのだ。

 我が家は姪っ子家族とお泊まり会を定期的にするのだけれど、その際に「ブランチは豪華にフォンデュを食べるぞー!」と、言うことになった。ココットは2個あるので、1つはチーズフォンデュ、一つはチョコレートフォンデュで楽しむことに。お鍋でソースを作ってからココットに入れて、ヒーターで加熱というか保温しながら、熱々のソースに好きな食材を付けながら食べていく。

 大人4人と子供1人の合計5人で食べたけれど、フォンデュメーカーがコンパクトなので、色々な食材が入ったお皿もテーブルの上に余裕で乗せられるし、小さいからと食べるのにも全然ストレスない。

 「チョコレート! こんな朝ごはん食べたことない!!」と目を輝かせる姪っ子と、「ホテルのブランチみたい!」とこれまた目を輝かせる妹。ミルクチョコレートと生クリームを溶かしただけのチョコレートソースがたっぷり入ったココットに姪っ子は夢中で、チョコレートフォンデュばかり食べていた(笑)。ピックにバナナとイチゴを刺して、思い切りチョコソースを付けて大はしゃぎ。

 大人達はやはり、チョコレートは最後のデザートというくらいの位置付けでチーズフォンデュが人気。パンにも野菜にもウインナーにもたっぷりチーズソースを付けながら食べるチーズフォンデュは格別。

 途中でチーズフォンデュのソースを1度足したけれど、結局半分くらい余ったところでお腹いっぱい。このコンパクトなメーカーで全くストレスなく、5人が余裕で食べられることに驚いたし、優秀っぷりに感動した。そしてこれまた朝から間違いなくパーティーだった!

 チーズフォンデュをお腹一杯に食べてから、最後にチョコレートフォンデュというデザートで〆る贅沢さ! 生活感あふれた我が家において、ホテルのブランチ気分を味わえるなんて! ラクレット同様、準備がラクなのも嬉しすぎるー! もう、泊まりがけの来客時のブランチはこれを定番にしようと思う。

 このラクレット&チーズフォンデュメーカーには、見てるだけでヨダレが出そうな写真付きのレシピブックが付いている。チーズフォンデュは2種類にチョコレートフォンデュ、そしてラクレットの色々な楽しみ方。ラクレットチーズをトローリとかけたチーズハンバーグとか、もうご完全にご馳走! ラクレットをした時のチェダー&モッツァレラのダブルチーズとか絶対に最高なはず! チーズは本当に結構スグ溶けるから、食べる直前にさっと溶かしてかける贅沢! 追いチーズなんて罪深い贅沢もできちゃうよ!

 チーズフォンデュも複数種類のチーズを入れるとより本格的に。はぁ、美味しすぎる。チーズって罪深い。普通の野菜がどえらいご馳走になるよー! と野菜をモリモリ食べている時にハッと気づいた。「これ、バーニャカウダのポットにも最適じゃん!」と。

 バーニャカウダはイタリア北部の料理。バーニャは「ソース」って意味で、「カウダ」は熱いの意味。熱いソースに野菜をディップして食べる料理だ。食べ方や食べる野菜なんかはチーズフォンデュと似ている! と言うことは、これはチーズフォンデュだけじゃなくて、バーニャカウダポットにもピッタリ!

 むしろ、ココットが2つ付いてるから、チーズフォンデュとバーニャカウダの両方と言うめっちゃ贅沢食べができるのであーる!!! 色とりどりの野菜をディップしながら食べるのかなりオススメでございます。旬の野菜で食べるバーニャカウダで家パーティー。写真も間違いなく映えちゃう!

 非常にコンパクトで、準備は材料を茹でるくらい、焦げ付かないので片付けも非常に簡単。そして目の前に広がるパーティー会場。もうこれは美味しくて楽しくて、ただのご飯がパーティーになっちゃう凄いヤツだ。ラクレットだったら2~3人、フォンデュで楽しむなら2~5人くらいで使える。

 色々なチーズやお野菜お肉を並べて食事会するも良し、フルーツやお菓子でチョコたっぷりお茶会するも良し、子供から大人までしっかりと満喫できる。唯一困るのは、美味しすぎてつい食べすぎちゃう事くらいかな。どんだけカロリー詰め込む気だ!? と自分で軽く引く。

 それでもこれがあるだけで、みんな満足の楽しいご機嫌パーティー空間が一瞬で出来上がるので、「まぁ、仕方ないか!」と、カロリー差し引いても満足度が高い1台なのでありました。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。