暮らし

【始めよう薬膳レシピ13】いつもの緑茶にプラス「シソ緑茶」で食欲回復

の暑さや湿気で食欲が落ちたり、気分がスッキリしないときは、「シソ緑茶」がおすすめ。今回は、食欲回復に効果的な「シソ」と、爽やかな味わいを楽しめる「緑茶」を組み合わせた、お茶のレシピを紹介します。ホットでも作れるので、お好みでお試しくださいね!

 

「シソ緑茶」の食材効果

今回ご紹介するのは、落ちた食欲を取り戻したり、夏バテに効く「シソ」と、体の熱を冷ます「緑茶」で淹れた、サッパリした味わいの「シソ緑茶」です。「シソ」と「緑茶」はどちらも、イライラ解消に効果的なので、気分転換はもちろん、暑さや湿気でだるさを感じるときも体がスッキリします。

 

アイスティーは水出しポットで簡単に作れて、たくさん飲んでも大丈夫ですが、1度に飲み過ぎるとお腹を壊したり、利尿作用で体内の水分が出るために脱水状態に近くなってしまう点には気を付けましょう。また「緑茶」自体に体を冷やす作用があるため、冷えが気になる方は量を加減するか、ホットで飲むことをおすすめします。それでは材料や、アイス・ホットそれぞれの作り方を見ていきましょう。

 

「シソ緑茶」の材料(2~3人分)

シソ:5枚(お好みで増減可)
緑茶の茶葉:大さじ3(お好みで増減可)
ティーバッグ用の袋:1枚(茶葉を入れるのに使用)
水:500mlほど

 

「シソ緑茶」の作り方

1.シソは千切りに、緑茶の茶葉はティーバッグへ入れておきます 
2.水出しポットにシソ、ティーバッグ、水を入れ、冷蔵庫で約3時間冷やしたら出来上がり
※3時間経過後も、渋味が気にならなければ、ティーバッグは入れたままで大丈夫です

 

ティーバッグがないときは、お茶の葉をそのまま水出しポットへ入れ、飲むときに茶こしで濾してもOKですよ。

 

アレンジ

日常的に温かいお茶を飲む方、冷えが気になる方、寒い季節には、ホットがおすすめです。

 

<ホットで飲む場合>

1.シソは千切りにして、急須に入れておきます
2.急須へ緑茶の茶葉を加え、80℃くらいのお湯を注ぎ、5分ほど置いたら完成です

 

薬効1「シソ(紫蘇)」

「シソ(紫蘇)」は、活性酸素を除去したり、免疫力UPに効果的な葉物野菜。「赤ジソ(蘇葉・そよう)」と並んで体を温めたり、発汗を促すので、夏バテや夏風邪対策にも最適です。「」を巡らせる力が強いため、食欲不振や疲労を改善し、独特の香りはストレス緩和に役立ちます。殺菌作用もあるので、お刺身のツマにもどうぞ。

 

薬効2「緑茶」

薬膳で「緑茶」は、「涼性」に分類され、体を冷やす効果があるので、これからの時季にピッタリのお茶です。飲み方はそのままでも、お好きな「ハーブ」と組み合わせても楽しめますし、消化を促進するので、食べ過ぎたときも使えます。イライラを解消するため、気分を鎮めたいときもお試しください。

 

「熱を冷ます」野菜やお茶で快適に

気温や湿度が高くなり、過ごしにくさを感じるようになりましたね。今回は、前回の「セロリのサラダ」に続き、「冷まし」に使えるレシピをお送りしました。

 

セロリ」「キュウリ」「トマト」「ゴーヤ」などの野菜や、「緑茶」「麦茶」には、体内に溜まった熱を外に逃がす作用があるため、暑い時季に摂ると快適に過ごせます。熱や、暑さからくるイライラには、「スイカ」「メロン」といったフルーツも効果的なので、お好みで取り入れてみましょう。

 

今回の「シソ緑茶」は、「緑茶」と「シソ」を使っていますが、乾燥させた「シソ」または「赤ジソ」だけを煮出した「シソ茶」や、「シソとショウガ」を一緒に煮出したものもあり、どちらも寒気や風邪に効きますよ。「ハチミツ」を加えれば、疲労を回復するので、お好きな飲み方でお試しくださいね!

A's Pumpkin(薬膳マイスター)

日々健やかに過ごしたいと考える、おばちゃまライターです。
薬膳マイスター資格を取得、自然由来食材のエネルギーをよりよく活かすことで、ひとりでも多くの方が健やかに過ごせるお手伝いが出来ればと思っております。国際薬膳食育師3級。