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小さいハンディファンで100段階の超風量! ちょうどいい風が見つかる

家電 Watchの書き手の皆さんと編集部が「よかった」と思えたものやサービスなどを、ゆるめに紹介するコーナーです。日々のちょっとした気づきなども共有します
Smaly「超風量ハンディファン YNG-DHF400」

まだ6月だというのに、早くも晴れると気温が30℃近辺に迫りそうな勢いだ。そんな中、夏の必須アイテムといえるくらい普及している「USB扇風機(ハンディファン)」。来たるべき夏に備えるべく、メーカーの異なる、優秀そうな最新4モデルを取り寄せて、これから順次使い比べていきたい。

今回まず紹介するのは、100段階で風量調節できる、Smaly(スマリー)の「超風量ハンディファン YNG-DHF400」。価格は4,378円。

100段階で風量調節が可能

ある展示会で手に取った時に、風量を100段階で調節できる点と、風の強さに惹かれたのが、同モデルだった。

電源ボタンを長押しすると起動する。初めて使った時には、電源ボタンの配置されている方が送風口……つまり正面だと思ったが、逆だった。実は、何度か使っていても、やはりボタンがある方が正面だと思ってしまうし、送風口を自身に向けたままだと電源ボタンが少し押しづらい。

写真手前に配置されている電源ボタンを押しているところ。すぐに起動するが、この状態だと本体をひっくり返さないと風を受けられない

起動させると、まずは20段で風が吹く。本体の側面に配置されているホイール状の調節ローラーをクルクルと回すと、風量が小気味よく上がったり下がったりする。素早く風量を変えられるので、とても調節しやすい。

この調節ローラーを動かすと、手前にある円形の液晶画面に風量の段数が表示される。1〜2秒、風量を変えずにいると、バッテリー残量の表示に切り替わる。こちらも100段階で表示してくれるので、ありがたい。

右側側面に配置されている風量の調節ローラー
調節ローラーをくるくると回すと、素早く風量を調節できる
円形の液晶画面に風量が表示される。写真だと見えづらいが、実際には、晴天時でも容易に視認できる

100段階も必要なのか? と思う人もいるかもしれないが、これだけストレスなく、起動時点の20段から100段までを一気に切り替えられるのなら、細かく調節できる方が、最も適した風量を見つけられて良いと思う。

そして最大の100段の風量は、筆者がこれまで使ったことのあるUSB扇風機と比べて、とても強い。うぃ〜ん……と、やや甲高い音が気にならないでもないが、外で使う分には音の質よりも風量が強い方がうれしい。

少し残念だなと思ったのは、ストラップを通す穴が小さいこと。これは、よけいな出っ張りがない方が良いという人にはうれしいポイントだろうが、筆者は首に掛けて持ち運びたい派なので、もっと大きな穴だと、なお良い。

写真の首掛け用のストラップは、昔、携帯電話用にもらったもの。おそらく10年くらいを経て、やっと活躍する場を得られた。これで、外に出かける時には、首から提げられるようになり、先日は子供の運動会の時に活躍した。

ただし、ストラップホール(穴)が正面右手に、偏って配置されているため、例えばキャンプ時にストラップで吊るして使うことができない。なぜかといえば、電源を入れると、本体がくるくると回ってしまうからだ。

正面右手にあるストラップホール(穴)
家にあった長めのストラップを装着
首から提げて持ち歩いている

色々と文句の多い文章になってしまったが、使っていていうほどの不満はない。むしろ100段階で調節でき、そのうえ最大風量がとても強い点には、満足している。

また、ほかの最新モデルと同様に、充電はUSB Type-Cケーブルで可能。また1度充電すると、かなり長い時間使い続けられる。

これから本格的な夏シーズンに入る前に、ほか3機種を使い比べてみて、どれが自身にピッタリなのかを探っていきたい。

現在、試しに使っている4機種
河原塚 英信