2017年10月31日 06:00
『雪やこんこ あられやこんこ♪』の歌でお馴染みの「犬はよろこび庭かけまわり、猫はコタツで丸くなる」というフレーズは、犬を飼っている人なら、まったく期待外れなのはご存知のとおりだ(笑)
だいたいコタツの魅惑に勝てる動物なんてこの世に存在するわけもなく、犬だって人間だってヌクヌクしていたい! しかも小型犬だとコタツの中にスッポリ入って、ヤツらは爆睡!(笑)
「飯だぞー」「散歩だぞー」と声をかければ、眠そうな目をしながら渋々とコタツから出てくるのが、一般家庭の日常だろう。しかも「風呂入るぞ!」「毛玉切るぞ!」「耳掃除するぞ!」と嫌いなワードが含まれていると、わが家の場合は、コタツに逃げ込んでテコでも出てこない始末。
そんなコタツ大好き&ろう城派のワンコたちにオススメしたいのが、ペット専用コタツ。
カラーボックスの板のように中空の安い板ではなく、中が詰まった質の高い木材を使っているので、非常に頑丈。大事に使えば10年以上は長持ちしそうだ。
到着時は天板と2枚の足に分かれているが、付属のねじとねじ回しで、工作に慣れていない人でも簡単に組み立てられるはず。難度は2段のカラーボックスと大差なく(ちょっと重い)、おそらく30分もあれば完成するだろう。工作が得意なら5~10分でOK。
大きさは天板のサイズがちょうど新聞1面ぐらいのサイズ。ペット用コタツだが、ちょっとした読み書きをしたり、晩酌をするのに最高に都合がいい。
天板には非常に薄い温感ヒーターが取り付けられていて、テーブルの下が暖まるというわけだ。コード類はワンコたちが噛んでイタズラできないように、プラスチックチューブで保護されているから安心。
スイッチは電源ON・OFFとヒーターの強弱を替える2つのスイッチが付いている。コタツ本体のヒーターは、昔のように赤く光らないタイプだが、電源スイッチが光るのでスイッチの状態もひと目でわかって便利だ。
さっそくスイッチをONにしてみたが、人にとってはかなり「ぬるい」コタツで、足の寒さをしのぐには使えそうにない。あくまでも、ペットが長時間あたっていても安全な温度になっているようだ。そこで、少し寒い廊下に置いて温度を調べてみた。
調べたのはヒーターを「強」にしたときの温度なので、弱にすると少し寒いぐらいかもしれない。なので使用する際には、ワンコたち用のベッドなどをコタツの下に入れてあげるのがオススメだ。
なお、消費電力は100W程度なので、部屋の照明をつけている程度と考えるといいだろう。それほど電力は食わない。
最初は慣れないコタツに警戒していたが、お気に入りのベッドが敷いてあるというのも手伝って、スッポリ収まっていた。人にとってはぬるいコタツでも、定吉にとっては超快適らしく、あくびの連続(笑)
一度快適さを覚えると、しきりにコタツに入っては昼寝をしていた。それはそれは気持ちよさそうに……。
よく考えてみると人間のコタツに入ってるときは、スイッチが入ってると出たり入ったりしていた。あれはワンコにとって暑すぎるのだろう。よく考えるとコタツで爆睡しているのは、スイッチを切っているときだった!
ということで、このペット用コタツは、最初は少し怖がるかもしれないが、大好きな毛布やベッドをコタツの中に入れてあげれば、すぐに慣れてくれるはず。そして一度味を占めると、コタツがハウス化する。
本格的な冬を迎え、長時間ワンコたちに留守番させる場合など、このコタツをつけておけば、寂しさも少しまぎれるだろう。つーか、ご主人のことを忘れて爆睡間違いない!
※この記事はペトハピの記事(2015年12月25日掲載)を転載したものです。