2018年5月18日 06:00
みなさんのワンちゃんは、雨の日のお散歩が好きだろうか? ウチの定吉くんは、さすがに大雨だと玄関で「行かない!」と漬物石になって一歩も動かないが、小雨ぐらいなら喜んでお散歩に出かける。
でも、小雨のお散歩ってのがけっこう微妙で、レインコートを着せずに散歩して帰ってくると、体がしっとり塗れて「臭っ! 犬臭っ! 定吉、臭っ!」となる(笑)。
なので、小雨の日はホームセンターのペットコーナーで数百円で買える、ビニールのレインコートを使っていた。でも、このレインコートは、まるで100円の透明カサみたいでつくりが雑。まず、ボタンが多いので、着させるのがたいへん。しかも、2~3回使うと、木の枝に引っかけて破れたり、どこかに擦れて切れたりと、かなりの消耗品なのだ。
ちょうど先日レインコートを破ってしまったところ、ペトハピ編集部から「いいレインコードがあるよ!」と紹介されたのが、デロリアンズのコイツだ。
価格は1万2000円(税別)と、オレのレインコートよりも高いのだが、生地も縫製もしっかりしており、防水性能もかなり高く、品質はピカイチ! サイズも7段階あり、どんなワンちゃんにもピッタリ合うだろうし、何よりも頭のフードが超カワイイ♪ ホームセンターの格安レインコートを、何度も何度も買い換えて使うよりは、一生モノのレインコート一着を買ってやったほうがいいだろうということで、奮発して買ってみた。
7段階もサイズがあるので、カスタムメイドぐらいピッタリ!
ホームセンターにあったレインコートは、S・M・Lの3種類。いつもMサイズを買っていたのだが、マルチーズは小型犬の中でも小さいほう(毛が長いので大きく見えるが、内容量は小さいカサ増し犬)なので、ちょっとダブダブしていた。だからしょっちゅう木の枝に引っかけて破っていたのだが……。
でも、デロリアンズのレインコートは、サイズが7段階もあるので、定吉にもピッタリのSサイズがあった! 人間の服にしてもネット通販だとサイズが一番心配だが、寸法の測り方とサイズの目安が詳しく掲載されているので、たぶん一発でピッタリのサイズが見つけられるはず。
しかも、このレインコートは、ボタンじゃなく2カ所のマジックテープで着せるので、どんなワンちゃんにもカスタムメイドのようにピッタリというわけ。
着せたり脱いだりも10秒ぐらいでOK。まず、お腹のマジックテープをピッと止めて、背中にある穴にリードを通す。最後に胸元のマジックテープをピッ! これで完全フィット。フードには針金が入っているので、顔が隠れない程度に形を整えてあげれば、お散歩は準備万端!
なお、レインコートによっては、しっぽを通す穴が開いているタイプもあるけれど、このレインコートはしっぽの手前が隠れるぐらいのショートタイプとなっている。
動きやすさも抜群で、防水性能も完璧
最近、雨が降らないので、曇りの日にレインコートを着てお散歩したけれど、動きやすさは抜群らしい。いつもどおりのコースを、いつものように草木の中を巡回しながらのお散歩。
スゴくフィットしているけど、苦しそうな気配は微塵もなかった。また、生地が厚くテントの一番外側の生地(アウターフライ)のように頑丈なので、草木の中を巡回しても破ける心配一切なし! 定吉にはピッタリだ。
さらに、お散歩から帰っても、とくにハァハァすることもなかったので、通気性や放熱性もよさそうな感じだ。
防水性は、葉っぱの上にできる水滴のように、超撥水効果を発揮。手でパパッと払ってやれば、水はスグに落ち、お家の中にスグに入れる。
驚愕の撥水&通気実験で、そのスゴさを実証!
さて、定吉くんにいくら感想を聞いても、答えは「ワン!」(たぶん「メシくれ!」と言っている)なので、ここでは客観的に実験をしてみよう。
レインコートがコップになるほど高い撥水性! ヤベェ!
まず、レインコートの裏地にティッシュペーパーを貼り付けて、濡れたかどうかをチェックしてみよう。
まずどこのご家庭にもある、余った配水管(え!? ないの?)にティッシュを貼ったレインコートを被せる。そこにアクリルの透明パイプを押し込んで、レインコートの上にプールをつくれるようにする。
ここでは、地球滅亡するほどの豪雨と、とんでもない大気圧がかかった状態に、定吉くんと散歩したことを想定した実験を行った。
結果はご覧のとおり、水一滴たりとも内部には染みていない撥水性があることを証明できた。まあ、実際にこんな気象条件になったら、定吉くん筆者も虹の橋を渡ってお空に行ってしまい、乾いたレインコートだけ残るというぐらいの撥水性だ。
これはキャンプのテントのアウターフライよりスゴいぞ!
なんだよコレ……Tシャツかよ!? というパネェ通気性!
次にテストしたのは、レインコート内部に溜まった熱い空気を逃がせるかどうかの通気性。空気が通ればワンちゃんがお散歩して走り回っても、熱い空気は放出され、つねに外気が入りこみ涼しいというワケ。
実験内容は、さっきと大体同じ。今度はアクリル管にレインコートをしっかりゴムで止め、コップ状にした中に水をたっぷり入れる(これで水が漏れないだけでも、フツーの人はビックリだ)。
さて、ここからがスゴいところ! 空のペットボトルを水底に当るレインコートに押し付けて、ペットボトルの空気を出してやると……。
レインコートからは、沸騰してんのかよ! というぐらい泡がブクブク出てくるが、水は一切漏れないというパネェ通気性! これなら晴れた日のように元気にお散歩で走り回っても、ワンちゃんは涼しいままで、一切濡れることがない!
お散歩のあとは、水滴を手で払って30分も干しておけば完璧に乾くので、朝と夕方のお散歩だけじゃなく、お昼にお散歩に行くワンちゃんも、乾いたレインコートでお出かけOK!
レインコートはしっかりした一生ものの製品を買うのが正解!
これまで使い捨てのレインコートを使ってきた定吉くんだが、いまではこのレインコートがお気に入り。着るのも脱ぐのも簡単だし、実験で確かになったスゲェ撥水性と、パネェ通気性で、お散歩から戻っても、雨の日の散歩帰りの犬臭さなし!
ちょっとお高い品ではあるが、生地や縫製もしっかりしていて、木立に潜り込んでも、まったく破れる気がしない。定吉くんは白いので、赤を買って花咲か爺さん、もしくはサンタクロースのコスプレをさせてみたが、ほかに水色も用意されている。サイズも7段階あり、大型犬にも対応しているので、ぜひ雨の日のおともにこのレインコートを着せてあげてほしい。
ほんとマジでパネェ、レインコートだわ……。
※この記事はペトハピの記事(2017年10月6日掲載)を転載したものです。