やじうまミニレビュー
サーモスのボトル専用の洗浄器で、水筒の内側をピッカピカに!
by 河原塚 英信(2016/3/3 07:00)
子どもが生まれてから、水や麦茶を入れた水筒を持って出かけることが多くなった。特に家内は、自分で飲むためのカフェインレスのコーヒーをよく持ち歩いている。
水筒を使い続けていると、こまめに洗っているつもりでも、知らず知らずのうちに内部に茶渋やコーヒーがこびりついてしまうことがある。特にボトルの底の方は洗いづらいため、汚れが残りやすい。
そんな汚れを一網打尽にできるというサーモスの「電池式ステンレスボトル類洗浄器 APA-800」を使って、家にある水筒を洗ってみた。結果的には、短時間で驚くほどキレイにすることができた。
メーカー名 | サーモス |
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製品名 | 電池式ステンレスボトル類洗浄器 APA-800 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,840円 |
「電池式ステンレスボトル類洗浄器」は、漂白剤を使うとはいえ、約3分でボトル内をピッカピカに洗ってしまう洗浄器。同社サイトによれば、漂白剤に浸けておく洗浄では、漂白剤が汚れに浸透していくのを、じっくりと待つため時間がかかるという。一方で、同機による洗浄では、電流をボトル内に流し、ボトルと汚れとの間に化学反応を起こすため、汚れを根本から剥がし取れる。
正直、説明を聞いても、いまひとつ原理は分からなかった。だが、効果はテキメンで、短時間で新品同様の輝きを復活させたのは間違いない。
とにかく使ってみたら、すごくキレイになった
まず購入時に注意したいのが、本体の電源である単四形のアルカリ乾電池を、3つ準備しておくこと。お試し用などの乾電池は付属されていない。
使い方はシンプル。洗浄器の本体(写真の円筒形の部品)に、電極棒と呼ばれる棒を、本体中央部に空いた穴に突き刺す。あとは、漂白剤と適量の水を入れたボトルに、本体をかぶせるように置いて電源ボタンを押すだけ。
電源を入れると、本体上面の赤いランプが点灯する。ランプが点くだけで、何か変化が起こっているようには見えない。が、ボトルに耳を近づけると、かすかに「シュルシュルシュル」という音が聞こえてくる。もっとグツグツと煮立つように洗ってくれると期待していたので、拍子抜け。
そのまま3分間が経過すると、本体上面の赤いランプが消えた。洗浄が終わった合図だ。洗浄器の本体を電極棒と一緒に外すと、細かい泡が水面に薄く出ている。水自体も茶渋の色が浮き出ているように汚い。
ボトル内の水をキッチンで捨てて、少しすすぐと、中が驚くほどにピカピカに光っている。大げさではなく、新品同様の輝き。
ボトル洗浄の2本目
1本目がキレイになると、次々にキレイにしたくなるもの。2本目はコーヒーをよく入れている水筒。ボトル内には、コーヒーの汚れがこびりついている。前回同様に、漂白剤や洗浄器をセットして3分間待つ。
3分後に洗浄器を外すと、中身がコーヒー色に染まっている。水面には泡が漂い、興奮冷めやらぬ、という感じでシュワシュワと音を立てている。台所で水を抜き、汚れの残っている口元をササッと洗う。これでボトル内は新品同様!
コーティングされているボトルなどには非対応
同製品を販売するサーモスのホームページには、対応するボトルの型番が一覧で確認できる。だが、我が家では象印の水筒も使っている。もちろん正式には非対応だが、はたして洗浄できるのか?
結果、電源は入らなかった。洗浄できなかった理由は、他社製だから、というわけではなく、ボトル内がコーティングされているからだと推察。もともと説明書には、同様のボトルには対応していない旨が書いてあった。おそらくコーティングされていると、電気がうまく流れないのだと思う。
一部、非対応の製品はあるものの、金属製のボトルで口元が7cm以下、容量が800ml以下であれば、基本的には洗浄できる(800ml以上で1,500ml以下は、別モデル「APA-1500」で対応)。
たった3分で、ボトルを新品同様にキレイで清潔に!
最近は、小学生なども水筒を使っているし、ビジネスパーソンもマイボトルを使っている人をよく見かける。だが、水筒を底までしっかりと洗っている人は少ないのでは?
もちろん水筒を洗うのに便利なスポンジなども売っているが、ボトルの底の方は力を入れて洗えないだろう。もし水筒を使う頻度が多いなら、普段はそうしたスポンジで洗いつつも、定期的には「電池式ステンレスボトル類洗浄器」を使って、しっかりと洗浄することをおすすめしたい。