読者投稿「e-bikeな人々」

e-bike大賞で当選したKioxを愛車のターン「Vektron S10」に換装しました

e-bikeオーナーたちのリアルなe-bikeの楽しみ方や購入理由などをご紹介する読者投稿コーナーです
iPhoneのポートレートで撮影した愛車のターン「Vektron S10」

e-bike大賞 2022でボッシュ製e-bike専用ディスプレイ「Kiox」に当選したわやまと申します。ぜひ読者のみなさんへの情報共有として、Kiox使用感などをご紹介します。e-bikeって便利なの? という方から、オーナーにも有益な情報を少しでもご提供できたらという思いで投稿しました。

私は中学・高校生活はママチャリで通学していました。通学時の40分の苦しみしか記憶になく、スポーツとして自転車を楽しむなど頭の片隅にもありませんでした。社会人となってしばらく経った頃に、知人にクロスバイクを譲っていただきました。道路をスケートで走るような感覚が衝撃的でスポーツバイクの世界にどっぷり浸かってしまったのです。当時の私は下半身の筋力不足で腰痛を抱えていたレベルでしたので、健康な方ならばもっとスケートの感覚が体験できると思います。それからロードバイク2台、ミニベロ3台、リカンベント(寝そべった姿勢で乗る自転車)を乗り継いで、e-bikeを購入しました。

ミニベロe-bikeを選んだ理由

いろいろな自転車を経験しましたが、私は典型的な胴長短足でして……結果的にミニベロが一番性に合っており、20インチのロードバイクタイプに乗っています。そのためe-bikeもミニベロを探すことにしました。

選択肢となったのがベスビー「PSF1」とターン「Vektron S10」で、とても悩みましたが小柄な150cm前後の人でも乗れる点で「Vektron S10」を選択しました。「PSF1」のコンセプトも魅力的で、出だしのアシスト感が強く、背中を押されているような感覚もおもしろかったです。「Vektron S10」は自然なアシストという印象が強いです。

試乗会に参加して乗り比べを行ないました。購入後には岐阜羽島のBLOCK47でもう一度乗り比べを行ないました。どちらも甲乙つけ難い折りたたみミニベロe-bikeです

ちなみに、みなさんがe-bikeを調べて最初に感じるのは「価格が高い」ことではないでしょうか。私も同じでした。高い。いきなり買える価格ではないので、しっかり試乗や体感することが重要です。まずはレンタルでもイベントで体験することをオススメします。アップダウンがあってクルマが少ないコースで、できれば1時間ほどしっかり乗るとe-bikeの魅力を実感できます。

ミニベロで注意すべき点は、車輪が小さいことによる振動と段差です。特にe-bikeの場合はアシストがあるため急発進してしまい、ハンドリングを誤って歩道などの段差を上れずに、最悪の場合は転倒することもあるのでご注意ください。また、タイヤが小さいため道路の振動を拾いやすく、個人差もありますが手やお尻が痛くなりやすいです。

Kiox換装で苦労したこと

幸運にもKioxのプレゼントに当選しましたが、いろいろと苦労もありました。換装に関してはスタパ齋藤さんの記事(ガジェットレビューは個人的にほとんどの分野でいつも参考にしており感謝しかございません)しか見当たらず、自分で作業することも考えましたが、せっかく当選したKioxを試行錯誤で壊すわけにはいかないので、さまざまなターン取扱店に相談しました。

予想どおりでしたが、ほとんどのショップでお断りされました。自転車だけでなくe-bikeの機械的な部分まで把握が必要なため、基本的には仕方ないことだと思いますが、愛知県名古屋市のカミハギサイクル緑店が対応してくれるとのことで、無事にKioxの換装が完了しました。

基本的にはポン付けでもOKなので作業もスムーズですが、私は心拍系などのいろいろな情報でも活用したかったため、ソフトウェアバージョンアップも必要なので数回お世話になりました。とても気持ち良い対応をしていただき感謝です。そして、相談できる専門店の重要性をあらためて実感しました。これらを含めて、現在の愛車のカスタム部分もご紹介します。

(左)標準装備のIntuviaは左ハンドル部に装着されています。(右)換装したKioxは最初は右ハンドル部に
ソフトウェアをバージョンアップ
フロントラックはいろいろ試しましたが、ターンのオプション「Kanga Lack(カンガラック)」が一番でした
カーボン製のハンドルバーにしました。振動対策でよいものを探しています。Kiox専用コントローラーには慣れるのに時間がかかりました……。傷防止対策としてブロンプトン用Off Yer bike(オフイヤーバイク)のフレームカバーを巻いています。利便性重視で取り外し可能なwellgo(ウエルゴ)のペダルに変更
Kiox台座の元のREC MAOUNT PLUS(レックマウント プラス)。サドルの振動はCANECREEK(ケーンクリーク)のサスペンションシートポスト「THUDBUSTER(サッドバスター)」にお任せしています
リアキャリアにはRin Project(リンプロジェクト)のコラボターポリンバッグを愛用。めちゃくちゃしっくり!
スタパ斎藤さんを見習いグリップの中にバーエンドを付けることでブレーキに手を掛けれます。グリップエンドにミラーを付けましたが補助ミラーを付けないと怖いですね

Kioxの当選が嬉しく、恩返しをしたい思いでe-bikeの裾野が少しでも広がればと投稿しました。実際に使用した感想が参考になればと思いましたが、長くなってしまいました……。次回はKioxを使って何をしたのか「検証」結果をお伝えさせてください。

投稿募集

興味があってレンタルやイベントで楽しんだ経験、e-bikeを取り扱うショップオーナーの方の投稿もお待ちしております。ぜひ投稿したいという方は、まずはメール:e-bike@impress.co.jpまたはTwitter:@ebike_impressまでご連絡をいただけますと幸いです(編集部)