ニュース

水のいらない低温調理器がテスコムから。食材の中心温度を測って加熱

家庭用低温調理器「芯温スマートクッカー TLC70A」

テスコムは、食材の中の芯温を測って調理する、家庭用低温調理器「芯温スマートクッカー TLC70A」を、Makuakeにて5月6日〜6月6日にテスト販売する。Makuakeでの価格は9,500円〜。

【訂正】初出時、テスト販売の期間を「6月15日まで」としていましたが、正しくは「6月6日まで」のため訂正しました(5月9日)

本体

食材自体の温度を直接測って調理する、低温調理器。

本体に付属する芯温温度計を食材に刺して、中心温度(芯温)を測定。芯温が狙った温度に到達後に、加熱制御しながら、設定した時間で調理する。

例えば、生の鶏肉を最低限の温度で加熱したい場合は、食材の中心温度が63℃に達してから30分以上の加熱が推奨されているという。条件通りの加熱を行なうためには、芯温温度計やタイマーで測って確認しなくてはならない。同機であれば、耐熱フリーザーバッグに入れた食材を、庫内にセットし、中心温度とタイマーを設定するだけで、あとは自動で調理してくれる。

同社によれば、一般的な低温調理時とは異なり、鍋や水の用意や面倒な後片付けが不要で、しっとりとやわらかいサラダチキンや、チャーシュー、ローストビーフなどが、ほったらかしで簡単に作れるという。

芯温調理モードの加熱動作イメージ
ほったらかしで、ローストビーフなどが簡単に作れる

中心温度は、40〜85℃の間で1℃単位で設定可能。設定温度に達してからの加熱時間は、最長12時間まで1分単位で設定できる。

使い方は、まず耐熱フリーザーバッグに食材を入れる。食材に、同機付属の芯温温度計を刺して、同機にフタをする。操作パネルで、「芯温調理モード」を選択し、温度と時間を設定したら、スタートボタンを押す。あとは、待つだけで料理が完成する。

機内全体が温められる(イメージ図)
耐熱フリーザーバッグに食材を入れ、食材に芯温温度計を刺したら、フタをする。「芯温調理モード」を選択し、温度と時間を設定したら、スタートボタンを押す

なお、耐熱フリーザーバッグとして、旭化成ホームプロダクツの「ジップロック」が使用可能。

搭載モードは「芯温調理モード」と「調理モード」の2種類。各モードに、それぞれ3種類の温度と時間の設定を登録できる、メモリー機能を搭載。芯温調理モードには、あらかじめ肉料理、生食用の魚介類の調理を想定した目安設定が登録されている。

本体サイズは112×306×229mm(幅×奥行き×高さ)。重さは1.8kg。電源はAC100V(50/60Hz)。消費電力は360W。芯温温度計の表示範囲は、0〜99℃。調理可能時間は、1分〜12時間。