衣類乾燥中に除菌もできる、東芝の縦型洗濯乾燥機

ZABOON(ザブーン)「AW-10VH1」

東芝ライフスタイルは、S-DDモーターによる低騒音設計の洗濯機「ZABOON(ザブーン)」シリーズの新製品として、「抗菌ウルトラファインバブル洗浄W」に加えて「除菌洗乾・除菌乾燥コース」を搭載した縦型洗濯乾燥機を7月中旬に発売する。ラインナップは洗濯容量10kgの「AW-10VH1」、同9kgの「AW-9VH1」の2機種で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、23万円前後、22万円前後。

水中の目に見えないナノサイズの超微細な泡(ウルトラファインバブル)と洗剤を効率良く混合させることで、繊維の奥の汚れをしっかり落とす「ウルトラファインバブル洗浄」と、洗うたびに抗菌する「Ag+抗菌水」を搭載した「抗菌ウルトラファインバブル洗浄W」に新たに対応した縦型洗濯乾燥機。

黄ばみの原因となる落ちにくい皮脂汚れやニオイの原因となる汗やあか、食品由来のタンパク質汚れを繊維の奥からしっかり落とすという。

すすぎでは、「ウルトラファインバブル」が繊維の奥の洗剤残りを取り除くことで、柔軟剤が繊維に吸着して香りや柔らかさが向上。洗い、すすぎに使う洗濯水には、Ag+抗菌成分が溶け出しており、洗濯のたびに抗菌し、衣類に雑菌が繁殖するのを防ぐとする。

さらに「温か(あったか)抗菌ウルトラファインバブル洗浄W」は、衣類と洗浄液を温めて洗うため、さらに洗剤の効果を高め、繊維の奥に入り込んだ頑固な汚れをキレイに落とす。

新モデルでは、衣類を除菌できる「除菌洗乾・除菌乾燥コース」を新搭載。洗濯容量5kgまでとなるが、脱水後に温風でしっかりと乾燥運転し、衣類を清潔に保つという。そのほか従来機から継承する、水を使わずに乾いた衣類を除菌・消臭する「除菌・消臭コース」、洗濯槽とパルセーターが一緒に動き、型くずれの気になる衣類や上履きなどの乾燥に最適な「そのまま乾燥コース」を備える。

「おしゃれ着コース」を新搭載。同コースは、付属の「おしゃれ着トレー」をパルセーターの上にかぶせて洗うことで、パルセーターと衣類がこすれないという。そのため強い水流で洗っても、傷みや型くずれを抑えつつ、汚れを落とせるとする。なお、洗濯容量は3kgまで。

使わない時は折り畳んで保管できる「おしゃれ着トレー」

「おしゃれ着コース」の洗濯イメージ

洗濯コース終了後には、洗濯物を取り出してフタを閉じた10分後に、自動的に槽乾燥を開始。手軽に黒カビの発生を抑えて、槽を清潔に保つ「自動槽乾燥 カビプロテクト」を新たに備えた。

いずれも本体サイズは614×628×1,048mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約52kg。運転音は、洗い時が約28dB、脱水時が約37dB、乾燥時が約45dB。消費電力は洗濯時が430W、乾燥時が915W。

洗濯容量10kgの「AW-10VH1」の消費電力量は、洗濯時が約69Wh、洗濯〜乾燥時が約1,910Wh。洗濯のみの目安時間は約42分、洗濯〜乾燥は約227分。標準使用水量は、洗濯時が約115L、洗濯〜乾燥時が約92L。本体カラーはグレインブラウンとグランホワイトの2色。