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日立、洗えない衣類の除菌消臭ができる洗濯機。つけおきコースも

縦型洗濯乾燥機「ビートウォッシュ」

日立グローバルライフソリューションズは、コネクテッド家電の縦型洗濯乾燥機「ビートウォッシュ」の新モデルを6月19日に発売する。洗濯/乾燥容量が12/6kgの「BW-DX120G」、同10/5.5kgの「BW-DX100G」、同9/5kg「BW-DX90G」をラインナップ。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に29万円前後、24万円前後、22万円前後(いずれも税別)。

スマートフォンアプリとの連携機能を備えた縦型洗濯乾燥機。新たに水洗いできないものの除菌/消臭ができる「除菌清潔」コースや、衣類のシワを抑える「シワ低減」コース、「つけおきプラス」機能を搭載する。液体洗剤/柔軟剤の自動投入にも対応。

洗えないものの除菌/消臭ができる「除菌清潔」コースを搭載

「除菌清潔」コースは、水道水のミストを衣類に吹き付け温風で加熱することで除菌/消臭する。衣類を湿らせることにより熱が伝わりやすいという。運転時は洗濯槽を低速回転させるため、型崩れが気になるものにも使用可能。水洗いできないバッグや制服、コート、帽子やクッションなどの除菌/消臭ができるという。

洗い時だけでなく、乾燥時にも衣類を撹拌する制御を採用した「シワ低減」コース。衣類が絡みにくいように動かし、乾燥時にシワが付きにくくした。また新ファンモーターを開発。標準コースよりも風速をアップさせた風を当てることで、シワを抑えてキレイに仕上げるとする。

標準コースで洗濯/乾燥したシャツ
「シワ低減」コースを使用するとシワが付きにくい

「つけおきプラス」機能では、洗濯工程の前にプラスして30分のつけおき運転が可能。同機能により、つけおき用のバケツなどを用意したり、つけおき後の濡れた衣類を洗濯機に移したりといった手間を低減できるという。標準コース以外にも、おいそぎコース、おしゃれ着コース、毛布コースなど、さまざまなコースと組み合わせて設定できる。

つけおきの手間を軽減
さまざまなコースにプラスできる

無線LANによるスマホ連携も可能。アプリ「洗濯コンシェルジュ」と接続することで、遠隔操作や運転終了の通知が可能。新たにスマートスピーカーと連携し、残りの洗濯時間や洗濯機の運転終了などを確認できるようになった。また、洗濯機本体に搭載されていない洗濯のコースを、スマホからの操作でダウンロードして増やせる。このほか洗い上がりを評価すると好みの仕上がりに近づけていく「わがや流AI」コースなども用意する。

洗濯/乾燥容量が12/6kgの「BW-DX120G」の本体サイズは、650×715×1,060mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約70kg。標準コースの目安時間は洗濯が43分、洗濯~乾燥が約170分。消費電力量は洗濯が98Wh、洗濯~乾燥が約1,980Wh。標準使用水量は洗濯が125L、洗濯~乾燥が約140L。本体カラーはシャンパン。

他モデルの本体カラーは、洗濯/乾燥容量が10/5.5kgの「BW-DX100G」がホワイト、同9/5kgの「BW-DX90G」がシャンパン。

スマホ連携で便利な機能が使える

同時に、スマホ連携機能などを省略した洗濯/乾燥容量が8/4.5kgの「BW-DV80G」も発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は18万円前後。

「除菌清潔」コース、「シワ低減」コース、「つけおきプラス」機能を搭載した縦型洗濯乾燥機。液体洗剤/柔軟剤の自動投入とスマホ連携機能は搭載しない。

【お詫びと訂正】
記事初出時、「シワ低減」コースで洗濯した衣類の画像について、「つけおきプラス」の画像を掲載していたため、正しい画像に差し替えました。お詫びして訂正いたします(5月20日11時20分)