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パナソニック、卵の残量が外出先でも分かるIoT冷蔵庫。電気代削減も
2021年1月28日 07:30
パナソニックは、業界で初めてスマートフォンと連携した省エネ運転モードを採用したIoT対応冷蔵庫「WPXタイプ」2機種を2月25日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は650Lの「NR-F657WPX」が43万円前後、600L「NR-F607WPX」が41万円前後(いずれも税別)。
WPXタイプは、冷凍室が中央、野菜室が下段の構成。新モデルに搭載している「AIエコナビ」は、スマートフォンのGPS位置情報と連携して省エネ運転する2つのモードを業界で初めて採用した。
「お留守番モード」は自宅から離れると自動で節電運転を開始する。「お買い物準備モード」は、まとめ買いに備えて効率的な運転を提案。それぞれの家庭に合わせて賢く省エネできるという。アプリに電気代の削減金額の目安グラフを表示して、省エネ効果を確認できる。
本体のセンサーによる省エネにも引き続き対応。3週間分のドア開閉と収納量の変化を記憶し、曜日ごと、1時間ごとに分析/予測を行なう。予測結果と7種のセンサーで検知する当日の使用状況から、適切な運転に自動で切り替えて節電できる。
そのほかにも、食材の重さから残量情報をアプリで管理できる「ストックマネージャー」を、業界で初めて搭載。卵など管理したい食材をアプリの「キッチンポケット」に登録しておき、重量検知プレートに載せると、IoT機能により残量の変動を自動で更新。買い物前など外出先からも確認できる。
在庫情報は家族で共有でき、使用状況に合わせた買い物ができる。設定した残量や利用期限の通知機能で、使い忘れによる食品ロスや、買い忘れによる献立変更も軽減できるという。
約-3℃の「微凍結パーシャル」を備え、食材別に約7~14日間に渡って新鮮に保存可能。まとめ買いをしても、解凍の手間なく、鮮度を保った食材で調理できる。
業務用レベルの急速冷凍「はやうま冷凍」も搭載。急速冷却であら熱取りや下味付けの時短に活用できる。
独自の「ナノイーX」で全室を脱臭/除菌。冷蔵庫全室にナノイーが行き渡り、菌の繁殖やニオイうつりを抑制する。
両モデルともにフレンチドア(6ドア)で、フルフラットガラスドア仕様。冷蔵室はそれぞれ335L、311L、そのうちパーシャル/チルド切替室は21L、19L。クーリングアシストルームは33L、32L。製氷室は24L、19L。冷凍室は123L、113L。野菜室は135L、125L。
本体サイズは、NR-F657WPXが750×745×1,828mm(幅×奥行き×高さ)、NR-F607WPXが685×745×1,828mm(同)。年間消費電力量は、NR-F657WPXが281kWh/年、NR-F607WPXが252kWh/年。カラーは、両モデルともミスティスチールグレーとオニキスミラーの2色を用意する。