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パナソニックのエアコン IoT機器の安全性評価するJC-STAR適合ラベル取得

無線LANを搭載しているルームエアコン「エオリア」シリーズ

パナソニックは、ルームエアコン「エオリア」のUX、TXシリーズ計26機種において、IoT製品向けセキュリティ評価制度「JC-STAR」の適合ラベル「★1(レベル1)」を7月14日に取得した。これは、同制度が本格運用を開始して以来、家電製品としては国内初の取得だという。

「JC-STAR」の適合ラベル★1を取得

「JC-STAR(Japan Cyber-Security Technical Assessment Requirements)」は、IoT機器に対する最低限のセキュリティ要件を定義し、その安全性と信頼性を客観的に評価・可視化する制度で、経済産業省監督のもと独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)により、2025年度より運用が開始されている。

今回の取得対象となった「エオリア」のUX、TXシリーズは、無線LANを内蔵したルームエアコン。スマートフォンアプリ「エオリア アプリ」を通じて遠隔操作が可能なIoT家電だ。同社では、利便性の向上と引き換えに高まるサイバーセキュリティの重要性を踏まえ、安全性向上に取り組み、本制度への適合に至った。

「エオリア」シリーズは2012年にスマートフォン操作対応エアコンを発売して以来、快適性・操作性を追求して機能を進化させてきた。同社は、App Storeにおける評価4.6(2025年7月時点)という高いユーザー満足度を背景に、今後はすべてのエオリアシリーズへの適合取得を目指すほか、他カテゴリ製品への拡大も視野に入れるとする。