ニュース
床置きは加湿量が低下? ダイニチが加湿器の適切な置き方紹介。購入時の選び方も
2020年11月17日 07:00
ダイニチ工業は、2020年4月~10月における同社加湿器の出荷実績が前年同期比約140%と上回っていることを発表した。同社が行なったアンケートによると、購入理由として「ウイルス・インフルエンザ対策」を挙げる人が、2019年度のデータと比較して8.8ポイント増加したという。
内閣官房のWebサイトでは「寒冷な場面における新型コロナ感染防止等のポイント」として、湿度40%以上を目安とした適度な保湿が挙げられている。
そこで、ダイニチは加湿器を効果的に使用するための置き方と、これから購入する人向けに加湿器の選び方を紹介している。
床置きは加湿量が低下する? 適切な置き方には4つのポイント
加湿器の能力を最大限に発揮させるには、置く場所が大切。適切な置き方をしなければ、加湿量が低下することもあるという。同社が推奨する加湿器の置き方には4つのポイントがある。
1.エアコンの風が直接当たらない場所に置く
エアコンの温風が直接加湿器に当たると、加湿器のセンサーが誤作動する可能性があるという。
2.加湿した空気をエアコンの風が運んでくれる位置に置く
エアコンの温風が直接当たらず、それでいてエアコンの風が加湿した空気を運んでくれる場所に置くのが効果的とする。加湿器をエアコンの下に置き、加湿した空気にエアコンの風が当たる位置が適しているとする。
3.直接床に置かない
暖房中は床付近が比較的低温になり、加湿器のセンサーが湿度を高めに判定する場合がある。そうすると加湿器が十分な加湿をしていると誤解し、加湿量を落としてしまうという。きちんと加湿するためには、テーブルや家具の上などに設置することを推奨している。
なお、大風量の機種は部屋の空気を循環させるため、床に置いても温度の影響が少ないという。
4.窓際から離す
窓際は冷たい外気の影響を受けやすく、加湿器のセンサーが誤った判断をしてしまう。また窓に結露ができやすくなることからも、窓から離れた場所に置くことを勧めている。
気になる加湿器の選び方。1クラス大きめがオススメ
加湿器を購入する際は、「加湿方式」「使用場所」「手入れのしやすさ」の3つのポイントを考慮して選ぶと、購入後のミスマッチを少なくできるという。
特に換気が必要な今冬は、部屋の広さにぴったりサイズの加湿器よりも1クラス大きめのものがおすすめという。換気をして、外の乾燥した空気が入ってきても、パワフルな加湿ですばやく部屋の湿度を上げることができるとする。
また湿度センサーがついたタイプであれば、部屋の湿度を見張りながら運転するため、1クラス大きくても過加湿を防ぐという。
加湿器の効果的な使い方や手入れ方法の詳細は、同社のWebサイトにて公開されている。