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ソースネクスト、スマホに自動で文字起こしできるボイスレコーダー「オートメモ」

ボイスレコーダー「AutoMemo(オートメモ)」

ソースネクストは、文字起こしに対応したボイスレコーダー「AutoMemo(オートメモ)」の予約受付を11月10日に公式サイトで開始した。価格は18,000円。なお、録音した音声の再生は完全無料で行なえるが、音声ファイルをテキスト化する場合には、別途の料金が必要になる場合があり、詳細は後述する。

録音した音声ファイルを、スマートフォン向けに自動でテキスト化できるのが特徴。ボイスレコーダーで録音した音声ファイルを、Wi-Fiで自動的にクラウドへ転送。クラウド上の音声認識エンジンで解析されたのちに、スマートフォンの専用アプリで、音声と合わせて書き起こされた文字を確認できる。

また、あらかじめメールアドレスを設定しておけば、書き起こされた文章をメールでも受け取れる。そのため、パソコンでの作業に便利だとする。

なお、録音した音声をAutoMemo本体で再生することはできない。録音データやテキストは、クラウド上に無制限に保存可能。同様にテキスト化したデータもクラウド上に保存される。

本体サイズ は約130×41×12mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約86g。内蔵メモリーは8GB。容量1,400mAhのリチウムイオン電池を搭載。

本体の大きさや重さは、一般的なボイスレコーダーと同じくらい
本体底部にはUSB Type-C端子とマイクジャックを配置
本体背面

使い方

初めて使う際は、スマートフォンに専用アプリ「オートメモ」をインストールしておく。AutoMemo本体の電源をオンにした後は、アプリの指示に従って接続設定を行なう。さらにアプリで、AutoMemo本体のWi-Fiへの接続設定を行なえば準備は完了。

AutoMemoの「録音ボタン」を押せば録音が開始し、同ボタンを再度押すと録音が停止される。録音を停止すると、録音ファイルが自動でクラウドへとアップロードされる。その後、アプリを開くと、録音した音声データと書き起こされたテキスト(文章)が表示できる。

アプリでメールアドレスを設定しておけば、同メール宛にも、音声ファイルをダウンロードできるリンクURLと、テキスト化された文章が送られてくる。なお、音声ファイルはMP3フォーマット。

本体側面には電源ボタンが配置され、長押しで電源がオンになる。またWi-Fiの接続時に緑色に点灯するWi-Fi LEDがある
本体正面には録音ボタン(上)とブックマークボタン(下)が配置されている

実際に本機のサンプル品を使って、YouTubeにあった2019年のイチロー引退会見の動画を流して、録音してみた。その際の書き起こしテキストが下の写真の通り。パソコンのスピーカーで再生したものを、AutoMemo本体で録音したのだが、かなり正確に書き起こされた。

アプリでは、文字起こしされたテキスト部分をタップすると、そのタップしたテキスト部分の音声が再生できる。例えば、正確に書き起こされていない箇所をタップすると、該当する音声が再生できる。

また録音中に本体の「ブックマークボタン」を押しておくと、アプリ画面で、どの箇所でボタンを押したかがすぐに分かるように表示される。

実際に文字起こしされたテキストをアプリで表示。テキストの任意の場所をタップすると、その箇所の音声が再生される。オレンジで表示されているのが「ブックマークボタン」を押したところ

毎月1時間までのテキスト化は無料。購入者向けの無料期間も

録音ファイルは専用アプリにて無料で確認、再生できるが、「録音データをテキスト化するサービス」は、有料となる。同サービスには3つの料金体系が用意され、利用頻度にあわせて選択できる。

なお、本体購入時は無料のベーシックプランに設定され、毎月1時間までの録音データをテキスト化できる。

そのほか「プレミアムプラン」では毎月30時間までの録音データがテキスト化できる。また「10時間チャージ」は1回980円で10時間分のテキスト化に対応する。これらプランの変更は、スマートフォンの専用アプリ内から手続きする。

なお発売記念キャンペーンとしてオートメモの購入ユーザーは、2021年6月30日までプレミアムプランを無料で利用できる。購入後にアプリから「プレミアムプラン」へ変更する必要がある(6月21日以降は、月額980円のプレミアムプランに自動更新される)。

テキスト化サービスの料金プラン