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ソースネクスト、リモート会議用の360度Webカメラ

360度webカメラ「KAIGIO CAM360(カイギオ カム360)」

ソースネクストは、360度のカメラやマイク、スピーカーを一体化した、リモート会議用の360度Webカメラ「KAIGIO CAM360(カイギオ カム360)」を、4月14日に発売する。価格は88,000円。

2K解像度のカメラを4基搭載。加えて8つのマイクと、3つのスピーカーを内蔵する。360度を撮影しつつ、AIが検知した会議参加者の顔を、拡大して画面に映し出すことも可能。

使い方は、パソコンに専用ツールをインストールして、本機を接続するだけで、使用可能。Zoom/Skype/Microsoft Teams/Cisco Webex Meetings/Cisco Webex Teams/Google Meet/Slackなど、主要な会議システムに対応。

表示モードは4種類。参加者の人数などにより「4分割」や「9分割」モードで表示できるほか、プレゼンなど一定の場所を固定して拡大表示する「120度固定」モード、参加者が多い場合は画面を二分割して、上下に180度の映像を表示する「上下180度」モードを選択できる。

独自AIが会議室内の人物を検知し、それぞれ拡大して表示できる
6人で会議している場合に「4分割」モードを選択すると、会議全体と、中心となっている4人を表示
上段に全体の参加者を並べて表示するほか、会議で中心となっている4人を拡大表示
9人で会議している場合に、「9分割」モードも選択できる
「9分割」モードでの表示イメージ
「9分割」モードを、実際に選択した場合の表示画面
一定の場所を固定して映す「120度固定モード」
画面を2分割して、上下に180度の映像を表示する「上下180度モード」

音声については、周囲の環境音などを最大限に抑えて、クリアな音声を拾うとする。また、話者の音声レベルに応じて自動調整し、通話先に送る音声レベルの変動を小さくして、聞き取りやすくするという。

そのほか、外部マイクを接続できたり、三脚に取り付けたりできる。セキュリティワイヤーを取り付ければ、会議室に置いたままでも、盗難に遭いにくいとする。

本体サイズは、125×125×280mm(幅×奥行き×高さ)。重さは815g。対応OSは、Windows、macOS。

ポケトークが、スマートフォンで利用可能に

ポケトークは、スマートフォンで使えるAI通訳アプリ「ポケトーク」を、4月25日に提供開始する。対応OSは、iOSとAndroid OS。料金プランは、週額120円、月額360円、年額3,600円(初回3日間は無料)。

AI通訳アプリ「ポケトーク」を、4月25日に提供開始

同社は2017年にAI通訳機「POCKETALK」を発売。これまでのシリーズ累計出荷台数は90万台を突破している(2021年9月14日時点)。さらに2022年1月には、ポケトークの翻訳サービスをパソコンで利用可能にした「ポケトーク字幕」(Windows版/macOS版)を展開開始している。

発表会では、同社の代表取締役社長兼CEO・松田憲幸氏が登壇。ポケトークのユーザーメリットを次のように語る。

「ポケトークでは、言語の組み合わせにより、それぞれ最適な翻訳エンジンを使用しています。例えば、この言語では、このエンジンが得意だけれど、この言語とあの言語であれば、こちらのエンジンが最適だなど、言わば、いいとこ取りをしている。それによって、高い翻訳精度を誇ります」

また同氏は、既発売の専用端末である、AI通訳機「POCKETALK」などでは、すでに日本国内よりも、アメリカでの売上の方が大きくなってきているほか、欧州各国での売上も好調だとする。同社がグローバルでの展開を拡大するために、各国仕様に対応する必要のあるハードウェア(専用端末)だけでなく、一瞬で全世界に展開できる「ポケトーク」アプリの提供は、事業拡大に必須だと語った。

なお、AI通訳アプリ「ポケトーク」において、同社はソフトバンクとのキャンペーン展開で、業務提携することを発表。ソフトバンクとワイモバイルユーザーを対象に、同アプリの利用料を6カ月無料にするキャンペーンを、4月25日〜10月31日の期間で行なう。

ポケトークの松田氏(写真右)と、ソフトバンクの常務執行役員・菅野圭吾氏(写真左)