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象印から新「炎舞炊き」。6つの釜底IHヒーターで激しい対流、お米の甘みを引き出す

圧力IH炊飯ジャー“炎舞炊き”「NW-LA型」

象印マホービンは、複数のIHヒーターを内蔵し、釜内により激しい対流を起こして米の甘みを引き出す圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」シリーズの、「NW-LA10(0.09~1.0L/5.5合)」と「NW-LA18(0.18~1.8L/1升)」を6月21日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に120,000円前後、125,000円前後。

従来3つだった釜底IHヒーターを6つに増強、お米の甘み成分をさらに引き出し、ふっくらとしたごはんに炊き上げるという圧力IH炊飯ジャー。

6つのIHヒーターを、部分的に集中加熱することを可能にした「ローテーションIH構造」を搭載。かまどの炎のゆらぎと、単位面積当たり約4倍の大火力を実現することで、釜内に温度差を生じさせて激しく複雑な対流を起こすという。

激しい対流によって水中に溶け出たデンプンの粒は、沸騰維持工程で加熱されることで、α化が早く進み、甘み成分に変化。沸騰維持工程の後半では、甘み成分がお米にコーティングされ、甘みの強いごはんになるとする。

従来1つのヒーターで釜を全体的に加熱していた。2019年発売の「炎舞炊き NW-KB型」では底IHヒーターを3つ配置し、部分的に集中加熱する「ローテーションIH構造」を初搭載した
新製品の「炎舞炊き NW-LA型」では、さらに底ヒーターを6つとし、対角線上にある2つのIHヒーターを同時加熱させることで、さらに激しい対流を起こすという

内釜には従来機同様に、鉄素材をアルミ層とステンレス層に組み込んだ「鉄~くろがね仕込み~豪炎かまど釜」を採用。蓄熱性や発熱効率、熱伝導率が高く、炎舞炊きにより発生した熱が外に逃げるのを抑えて、効率よく加熱できるという。

熱伝導性が高いアルミや蓄熱性のあるステンレスなどを採用することで、スピーディに熱を伝えて激しい対流を起こす

また「わが家炊き」メニューでは、水の量を変更せず、前回食べたごはんの味の感想を、画面上のアンケートに回答するだけで、炊き方を微調整し、炊くたびに好みの食感を追求できる。同じ銘柄でも、収穫する産地や気候の変動によって食感が微妙に変わるお米でも、家庭にあった好みの食感に炊き上げるという。

そのほか好みの食感に炊き分ける7通りの「炊き分け圧力」、麦を美味しく炊ける「麦ごはん炊き分け2通り(ふつう・もちもち)」メニュー、水分の蒸発を抑えて40時間までおいしく保温する「極め保温」などを搭載する。

新たに手入れのしやすい構造に見直した点も特徴。より一体感のある手入れのしやすい内ぶたに変更。雑穀米に対応するための雑穀フィルターも、取り外すことなく洗える設計とした。また蒸気口セットが不要な「フラットトップパネル」や「フラットフレーム」により、本体の汚れをサッと拭き取れる。

従来品(2019年NW-KB型)の内ぶたでは、2つに分解して毎回洗う必要があったが、新製品では毎回の炊飯後に洗う点数が、内釜と内ぶたの2点のみとなった
フラットトップパネル
フラットフレーム

炊飯容量0.09~1.0L(5.5合)の「NW-LA10」の本体サイズは、約275×350×235mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約8.6kg。炊飯時消費電力量は154Wh。

炊飯容量0.18~1.8L(1升)の「NW-LA18」の本体サイズは、約310×375×265mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約10kg。炊飯時消費電力量は184Wh。

いずれも電源コード長は1m。本体カラーは黒漆(くろうるし)と雪白(ゆきじろ)の2色。本体カラーに合わせた、黒色または白色の「立つしゃもじ」が付属する。

「NW-LA10」と「NW-LA18」
本体カラー、黒漆(くろうるし)