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象印、縦横斜めの激しい対流でふっくら炊く圧力IH炊飯ジャー

炎舞炊き NW-FA型

象印マホービンは、かまどの炎の激しいゆらぎを再現する「3DローテーションIH構造」を採用した、圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き NW-FA型」を、6月21日に発売する。ラインナップは、炊飯容量5.5合の「NW-FA10」と、同1升の「NW-FA18」。いずれも価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、143,000円前後、148,000円前後。

より激しい対流を実現する「3DローテーションIH構造」を採用

圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」シリーズは、複数のIHヒーターを内蔵し、釜内により激しい対流を起こして米の甘みを引き出すという。従来の「NW-LB型」では、6つのIHヒーターを、部分的に順繰りに集中加熱していくことで、激しく複雑な対流を起こすとしていた。

「3DローテーションIH構造」を採用した「炎舞炊き NW-FA型」

最新モデルでは、従来と同じ6つのIHヒーターを内蔵しつつ、その配置を大きく変更。縦対流を生み出す3つのIHヒーターを、さらに3つのIHヒーターが囲むように配置されている。この「3DローテーションIH構造」により、縦に加えて横や斜めにも激しい対流を生み出すという。2017年発売の従来機「NW-AT10」と比較すると、単位面積当たり4倍以上の大火力となり、より複雑で激しい対流を引き起こし、ふっくらとした粒感と甘みを引き出すという。

底IHヒーターの配置と、対流イメージの比較。左が従来機で、右が今回の「炎舞炊き NW-FA型」

「かたさ」と「粘り」を15通りの組み合わせで設定可能

炊飯時には、「かたさ」は3段階(軟・標準・硬)、「粘り」は5段階(弱2・弱1・標準・強1・強2)で選択するだけで、15通りの組み合わせで、好みの炊き分けができる「炊き分けセレクト」メニューを搭載。

また従来からの「我が家炊き」メニューも搭載。同メニューは、水の量を変更せず、前回食べたごはんの味の感想を、画面上のアンケートに回答するだけで、自動で炊き方を微調整する。炊くたびにアンケートに答えることで、好みの食感を追求できるとする。

同社は、料理やその日の気分に合わせて選ぶ「炊き分けセレクト」メニューと、家庭ごとの好みの食感に進化する「我が家炊き」メニューにより、多様な好みに対応するという。

「かたさ」と「粘り」を選択できる、「炊き分けセレクト」メニュー
「我が家炊き」メニューは、121通りの中から、家庭ごとの好みの食感が見つけられるという

そのほか「冷凍ごはん」メニューや、「無洗米」メニューを搭載。

「冷凍ごはん」メニューは、1.3気圧の高圧力をかけることで、お米の中に水分を閉じ込めながら炊飯する。これにより、レンジであたためてもベタつきにくく、ほぐれやすくなり、解凍しても、ふっくらおいしいごはんが食べられるという。

また「無洗米」メニューは、火力を高めた無洗米専用の炊き方でごはんの甘みを引き出す。

「NW-FA10」の本体サイズは、260×330×235mm(幅×奥行き×高さ)。重さは8kg。炊飯容量(白米)は、0.09〜1.0L(5.5合)。炊飯時の消費電力は1,240W。

「NW-FA18」の本体サイズは、295×360×265mm(幅×奥行き×高さ)。重さは9.5kg。炊飯容量(白米)は、0.18〜1.8L(1升)。炊飯時の消費電力は1,370W。

いずれも本体カラーは、黒釉(くろゆう)と絹白(きぬしろ)の2色。