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【19時更新】ダイソン初のヘアスタイラー、コアンダ効果で髪が自動的に巻きつく「Dyson Airwrap スタイラー」
2018年10月23日 13:10
ダイソンは、コアンダ効果で髪を巻き付けられるヘアスタイラー「Dyson Airwrap スタイラー Complete(ダイソン エアラップ スタイラー)」を、10月23日に発売した。価格はオープンプライス。直販価格は64,800円(税込)。
自動で髪を巻きつけられ、手軽にスタイリングできるヘアスタイラー。高速・高圧の気流が物体の側面に沿って流れる現象「コアンダ効果」を用いた点が特徴。本体に搭載されたV9モーターが回転することで、スタイリングバレル上部に高圧領域ができ、高速の気流がバレルの隙間から本体に沿って噴射され、コアンダ効果を作るように設計されている。
これにより、本体に髪を近づけると自動的に髪が巻きつくという。自宅でもヘアサロンでプロが手がけたような、美しい仕上がりを実現したとしている。
湿った髪を乾かしながらスタイリングできる点も特徴。これまでスタイリングは、事前にヘアドライすることを常識としていたが、エアラップは髪が湿った状態で使える。髪が湿っているときは内部の水素結合が分解して髪のクセがリセットされており、その状態でエアラップを使うことで髪を乾かしながら好みのスタイリングを実現する。
ヘアアイロンを使うことなく、カールヘアやストレートヘアに仕上げられるため、髪を痛めないほか時間短縮も可能としている。
コアンダ効果でストレートヘアも、さまざまなヘアスタイルを実現するアタッチメント
複数のアタッチメントを用意し、ヘアスタイルに合わせて付け替え可能。小さめのカールを作る「30mm Airwrap カーラー」、大きめのカールを作る「40mm Airwrap カーラー」では、カールヘアに仕上げられる。いずれも矢印の表示があり、毛束を近づけると矢印の方向に髪が巻き付く。それぞれ時計回りと反時計回りのカーラーを用意し、内巻き・外巻きのカールを作れる。
髪をストレートにできる「スムージングブラシ」もソフトとハードの2つを用意。ブラシ装着時もコアンダ効果が作用し、ブラシを滑らせる方向に沿って気流が流れるように設計され、スタイリストの施術のようなブローを実現。なめらかに髪を整えて輝きを与えるという。
このほか、根元を立ち上げてボリュームのあるスタイルを作る「ラウンドボリュームブラシ」、スタイリング前に適温で髪を乾かす「プレスタイリングドライヤー」を用意。
会場では、3人のモデルが異なるアタッチメントを使ってスタイリングの実演を行なった。ロングヘアには「40mm Airwrap カーラー」、ショートボブには「30mm Airwrap カーラー」、クセがあるミディアムヘアには「スムージングブラシ(ソフト)」を使ってスタイリング。
ロングヘアのモデルは、40mmのカーラーを毛束に近づけるとスルっと本体に巻きついており、一瞬で髪が巻き付く様子は見ていて面白い。本体をスライドさせることで根本から毛先まで自在に髪を巻きつけられ、仕上がりを調整できる。
ショートボブのモデルは、30mmのカーラーで毛先を外巻きにワンカール。登壇したスタイリストの朝日 光輝さんは、「ショートボブはスタイリングがワンパターンになりがちなのですが、アタッチメントがたくさん付いているエアラップならさまざまなヘアスタイルが楽しめます。今回は毛先ワンカールの外ハネヘアに仕上げます」と解説。
驚いたのは、ミディアムヘアのモデルがスムージングブラシ(ソフト)で髪をブローしたとき。クセが付いた状態の髪をスプレーで湿らせてから、ブラシで根本から毛先に向かってブロー。2ストロークほどでうねりは解消され、キレイなストレートヘアになっていた。
「カールヘアも可愛いですが、今日はストレートにしたいというときもありますよね。スムージングブラシを使えば、なめらかストレートヘアも簡単にできます」(朝日氏)
最も重視したのは髪の健康、さまざまな髪質で使えるオールラウンドな製品
風温は2段階、風量は3段階に調節可能。冷風を当ててカールを固定できるコールドショットスイッチも備える。
機能面では、同社のヘアードライヤーにも搭載されている温度制御技術「インテリジェント ヒートコントロール」を採用。温度センサーが毎秒20回温度を測定し、設定温度よりも高温にならないように調整する。これにより、過度な熱に髪がさらされることを防ぐという。
ダイソン チーフ エンジニア・ジェイク ダイソン氏は、製品について次のように語った。
「髪の研究をするうえで私たちは最先端の設備を導入し、日本円で88億円の投資をしてきました。エアラップの開発で最も重視したのは髪の健康です。我々の研究の中で、髪に一番影響を与えるのは過度の熱ということがわかりました。エアラップでは過度な熱に頼らないスタイリング方法を見出し、温度と風をコントロールしてヘアスタイルを作ります。スタイリング中に髪ダメージを気にする必要がなく、さまざまな髪質の方に使ってもらえるオールラウンドの製品だと言えます」
なおエアラップは湿った状態の髪に使えるが、シャンプー後など髪が完全に濡れているときはまずドライヤーの使用を推奨。
「普通にドライヤーで髪を乾かしてからヘアアイロンなどを使うと過度な熱を与えてしまいますが、エアラップならある程度ドライヤーで乾かして湿った状態になったら使えるので、短時間のスタイリングが可能です」(ジェイク ダイソン氏)
このほか、一部のアタッチメントを省略した「Dyson Airwrap スタイラー Volume + Shape」も同時に発売する。直販価格は59,400円(税込)。
付属するアタッチメントは、「30mm Airwrap カーラー」、「40mm Airwrap カーラー」、「スムージングブラシ(ソフト)」、「プレスタイリングドライヤー」の4種類。
本体サイズは共通で、41×47×397mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約694g。消費電力は1,200W。滑り止めマットと収納ボックスが付属する。カラーはニッケル/フューシャ。
このほか、本体カラーがブラック/パープルのダイソン直営店限定モデルも発売。アタッチメントのカスタマイズが可能で、プレスタイリングドライヤーが標準付属し、それ以外の5つのアタッチメントから3つを選択できる。
直営店は、表参道・横浜・御殿場・神戸三田・広島の5店舗。
