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ダイソンから“熱に頼らない”ヘアアイロン。毛束に合わせてプレートが変形、コードレスでも

Dyson Corrale HS03

ダイソンは、髪のダメージを半分に抑えるというヘアアイロン「Dyson Corrale HS03」を6月23日に発売する。直販価格は53,900円。

最大の特徴は、毛束の形状に合わせてプレートが変形する「フレックスプレートテクノロジー」を搭載する点。プレートが髪をやさしく包み込み、髪にかかるテンションを均一にすることで、何度もアイロンを往復させることなくスタイリングができるという。ショートからロングまで、前髪のスタイリングやストレートヘア、カールヘアも1台で対応できるとする。

ストレートもカールも1台で

同社によると、硬いプレートを使用するとテンションと熱が毛束の最も厚い部分にかかり、毛束の両端には効果的に熱が加わらず、キレイにまとまらないという。均一に仕上げるためには毛束の同じ箇所に何度もアイロンを当てることになり、その間に過度の熱が加わり、髪のコシやツヤが失われる原因になるとする。

Dyson Corraleのプレートには、マンガンと銅の複合合金製「フレックスコッパープレート」を採用。髪の毛の太さと同等の65μmのワイヤー放電加工により毛束の形状を再現したプレートが、髪の一本一本に均一に熱とテンションをかけるという。これにより過度な熱を与えたり、アイロンを何度も往復させたりといったことが不要。硬いプレートを使用した場合と比べて45℃低い温度でスタイリングでき、髪へのダメージは半分に抑えられるという。

プレートは6種類の金属を独自の比率で配合し、柔軟性と強度、熱伝導率を高めた。各プレートのフチにはマイナスイオンを発生させるトルマリン加工を施し、アイロン使用時の静電気を抑制する。

毛束に合わせて変形するフレックスコッパープレートを採用

4セルリチウムイオンバッテリーを搭載。コードレス掃除機の開発で培った技術により、コードレスでもコード使用時と同じ性能を維持するという。コードレス時の連続使用時間は最長30分。充電時間は約40分で90%、約70分で満充電。

設定温度は165/185/210℃の3段階。「Dyson Supersonic Ionicヘアドライヤー」「Dyson Airwrap スタイラー」と同様にインテリジェント・ヒートコントロールテクノロジーを搭載。1秒間に100回、加熱システムを制御して最適な温度に調整し、過度の熱によるダメージを防ぐという。

本体サイズは292×41×45mm(幅×奥行き×高さ)、重量は561g。電源ケーブル長は3.31m。定格消費電力は200W。本体を立てて収納できる充電ドック、耐熱ポーチ、360度回転マグネット式充電器が付属する。

本体カラーは取扱店舗により異なるが、直営店および公式オンラインストアではブラックニッケル/フューシャ、フューシャ/ブライトニッケル、コッパー/ブライトニッケルの3色をラインナップ。このほかプロモデルとしてブラック/パープルを用意する。

左からブラックニッケル/フューシャ、フューシャ/ブライトニッケル、コッパー/ブライトニッケル、プロモデルのブラック/パープル