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富士通ゼネラル、ペルチェ素子を内蔵する水冷式「ウェアラブルエアコン」
2018年10月15日 16:21
富士通ゼネラルは、幕張メッセで開催中の「CEATEC JAPAN 2018」(会期:10月16日~19日)において「ウェアラブルエアコン」の展示を行なっている。ペルチェ素子を内蔵する、水冷式のウェアラブルクーラー。展示では、実際に稼働する「ウェアラブルエアコン」を試用できる。
「ウェアラブルエアコン」は、ペルチェ素子を内蔵し首へ装着する冷却部と、バッテリーを内蔵し温度コントロールを行なう操作部、両者をつなぐチューブからなる。
冷却部は「C」の字型をしており、右前/右後ろ/後ろ/左後ろ/左前の5つのユニットからなり、右と左の前、後ろの3カ所にペルチェ素子を内蔵し、首を直接冷やすことができる。また冷却部の外側からは、放熱も行なうという。
操作部では、電源のON/OFFのほか、温度設定を7段階で行なえる。また着脱可能なバッテリーのほか、アルミ製のヒートシンクと、ファンを内蔵しており、水を冷却するという。
バッテリーの容量は非公開とのことだが、35℃の環境で2~4時間稼働した実績があるという。また実働はしないものの、冷却部を耳で支えるタイプや鎖骨で支えるタイプも展示されている。
製品化・量産化については2020年を目指すとしており、今回の展示では、「本機がユーザーに受け入れられるかどうか」「本機をユーザーが利用するであろうシーンの聞き取り」と、「量産化・製品化にあたってのビジネスパートナーの募集」を行ないたいとしている。