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サンコー、氷水を巡らせて“ひんやり感”を2時間以上持続させる「水冷クールベスト」
2020年5月25日 09:00
サンコーは、氷水を循環させて体を冷やす「水冷クールベストLite」を発売した。価格は19,800円(税込)。
氷と水をリュックの中のタンクに入れ、電源を入れると、ポンプで氷水がベスト内を循環し、着るだけでひんやりとするベスト。使い方は、リュック内のタンクに水と氷を入れて、電源を入れるだけ。ポンプにより氷水がベスト内を循環する仕組み。タンク容量は2Lで、水1Lに対して氷500mlを入れる。
着用から15分で、水冷ベストがあたっている部分の表面温度が2℃下がるとする(室温26℃、着用15分後のベスト胸あたりの体表面の温度が-2℃低下)。
氷水を循環させるスピードを調整することで、温度を調節する。調節は「強・弱・エコ」の3段階で行なえる。持続時間は「強」で90分、「弱」で120分。「エコモード」は強モード10秒とオフ40秒を繰り返し、外気温との差-10℃を180分間以上持続させられるという。
ポンプの電源用に、10,000mAhのモバイルバッテリーを付属。同バッテリーで、最大30時間使えるほか、市販のUSBモバイルバッテリーの使用も可能。
薄型構造なので、ベストの上から作業着やジャケットを着られる。またイエローモデルには反射板が付いているため、夜間の作業も安全に行なえる。
使用後はポンプを取り外せば、洗うことができ、いつでも清潔に保つことができる。
本体サイズは260×40×400mm(幅×厚さ×高さ)。重さは約760g。電源ケーブル長は約130cm。サイズはフリーサイズ(S〜5L相当)。動作音は約45dB(強モード)。カラーはブラックとイエローの2色。
同社によればファンを駆動させる空冷タイプの服は、外気の空気をファンで取り込むため、外気温が高いと涼しくないという。
一方で「水冷ベストLite」は、氷水が体を取り囲むため、外気温に左右されず冷たい冷気を体感でき、炎天下では特に違いを実感できるとする。
同機は、バイクや自転車に乗る時などはもちろん、交通整理や作業現場、防護服を着込まないといけない作業などでも活躍するという。