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「エアコンの効きがイマイチ」と思ったら、チェックしたい「室外機」のポイント2つ
2018年7月20日 08:00
ダイキン工業は、エアコンを効率よく使うための「室外機のお手入れ法」を公開した。エアコンの効きが悪いと感じたとき、つい「室内機」に注目しがちだが、「室外機」の設置状態が悪い場合もあるという。猛暑の続くなか室外機を見直すことで、効率的に部屋を冷やすと同時に、節電の効果もあるとする。
まずは、エアコンが部屋を冷やす仕組みをおさらい
「室外機」の設置状態が悪いとなぜ、エアコンの効きが悪くなってしまうのか。まず、エアコンが部屋を冷やす仕組みをおさらいしよう。室内機が部屋の空気から熱を取り除き、部屋の中へ涼しい空気を送り込む。室内機が取り除いた空気の熱は、室内機と室外機の間の管にある冷媒を通して室外機に運ばれ、屋外へ放出される仕組み。
室外機が熱を放出する際、外気温が低い方が効率的に熱を放出できる。猛暑日など、室外機の温度が高くなると、運ばれてきた熱と外気の温度差が少ないため、熱の放出が効率的に行なわれなくなり、結果的にエアコンの効きが悪くなってしまう。つまり、エアコンで効率よく部屋を冷却するには、できるだけ室外機とその周辺を涼しくすることがポイントになる。
室外機の直射日光を防ぐ
室外機とその周辺を涼しくするのに、直射日光は大敵。日に当てないことが重要だが、日なたに設置した室外機は置き場を簡単に変えられない。そこで、すだれを掛けたり、植木鉢を置いたりして、日陰を作るのがおすすめ。日陰を作るときは、吹き出しをふさがないように注意が必要だ。
室外機の吹き出し口をふさがない
室外機が部屋の熱を放出しやすくするには、吹き出し口をふさがないこともポイントだ。吹き出し口がふさがれると、放出した熱風を再び吸い込んでしまい冷却効率が低下する。吹き出し口を直接ふさぐ以外にも、周囲の風通しが悪ければ熱を放出しにくくなるため、周囲はスペースを空けてできるだけ風通しを良くしよう。室外機用カバーなども外す方が良いのだという。