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大雪の日にエアコンが効かない! 「エアコントラブル」の事前回避法と対処術 ~ダイキンが発表

 ダイキン工業は、12月11日から12日にかけて関東でも雪になる可能性があることを受けて、「大雪によるエアコントラブルの事前回避法と対処術」を発表した。

 昨シーズン、東京都心で20センチを超える積雪を記録した際、「エアコンが効かなくて困っている」といった問い合わせが同社に殺到。その中でも多かった内容が「エアコンから暖かい風が出てこない」「運転開始から5分くらいで止まってしまい、しばらくすると、また運転を開始する」「室外機から湯気が出ている」「室外機から異音がする」だったという。

 同社によれば、これらのトラブルは室外機の周りに雪が積もり、吸い込み口や吹き出し口をふさいでいるため発生するケースや、室外機に付着した雪を溶かす「霜取り運転」によって発生しているケースが多いという。そのため室外機の周りのスペースをあけておくことが重要としている。

大雪によるエアコントラブルの多くは、室外機の状態や環境が原因

 まず大雪の予報があった場合は、雪が積もりにくいように、事前に室外機の周りが物でふさがれていないかを確認。空気の吸い込み口である室外機前面、吹き出し口である室外機の側面と背面をふさがないようにしておく。

 そして大雪が降った場合は、室外機の吹き出し口と吸い込み口をふさいでいる雪を取り除く。室外機の上に積もった雪も取り除き、室外機の周りは30cm程度あけるようにする。もしエアコンに不調があった場合は、雪を取り除いた後に電源プラグを抜くか、ブレーカーを切って電源を一度入れ直し、その後リモコンで運転を再開させると良いという。

 室外機は、熱を含んだ屋外の空気を吸い込み、冷たい空気を吹き出しているため、吸い込み口がふさがっていると、空気を効率的に吸い込むことができなくなってしまうという。また吹き出し口がふさがっていると、室外機から吹き出された冷たい空気を、室外機が再び吸い込んでしまう「ショートサーキット」という現象が起こることも。「ショートサーキット」が起こると、屋外の熱を効率よく取り込むことができず、電気代が高くなってしまうばかりか、暖房運転が停止してしまうことがあるという。

 同社のホームページで公開している「空気の困りごとラボ」では、これら「大雪に関する困りごとと解決方法」が詳しく紹介されている。

ダイキンは「大雪に関する困りごとと解決方法」を公開している