カデーニャ
第10回:マウスのスマートホーム スターターキットで家電の自動化に挑戦! 【家じゅうまるごとIoT化計画!】
2018年6月29日 08:00
第7回で紹介したマウスの「mouse スマートホーム スターターキット」で、自宅の家電を自動化したら何が便利になるか、いろいろと試行錯誤してみました。
「mouse スマートホーム スターターキット」は、コンセントの電源オンオフをコントロールできるスマートプラグ、点灯・消灯をコントロールできるスマートLEDライト、人の動きを検出するモーションセンサー、窓やドアの開閉を検知するドアセンサー、これら製品の連携に加えてエアコンやテレビのコントロール機能を搭載したルームハブという、スマートホームを始めるための製品がセットになったものです。
マウスではこのスターターキットと連携できるPM2.5センサーとスマート空気清浄機も別売しており、第7回ではPM2.5の閾値が超えたら空気清浄機が起動する、という連携を試してみました。
今回は、本題であるスターターキットを活用して、日々の生活をより便利にできる方法をいろいろと考えてみました。
スマートシナリオが便利にする、日々のルーチンとは?
IoT、モノのインターネット化で実現される身近な例として「外出先から帰ってきて家のリビングの照明が自動でついていると便利!」などと言われておりますが、個人的には、そんな簡単にいかないぞ! と思っています。
もちろん、人感センサーやドアの開閉センサーを使って自動で照明が点灯する仕組みは確かに便利なのですが、寝室で寝ている家族を起こしたくない、夜中に喉が渇いて水を飲みたいだけなのでわざわざ照明が点くと目が冴えてしまう、といったように、照明を自動でつけたくない時もあるからです。
結局、やはり帰ってきてから自分で操作するか(物理ボタンって、実はすごく便利なインターフェースだと実感)、Amazon Echoなどのスマートスピーカーが「ごはんにする? お風呂にする?」と聞いてくれて音声制御してくれる、そのひと手間が必要な気がしています。
その他、朝起きてすぐやりたいルーチンとしても色々と考えたのですが、第5回で紹介した「お風呂のリモート追い炊き」も、毎日同じ時間に行動をするわけではないので自分で操作できるようにしました。
また、決まった時間にコーヒーを淹れてくれるコーヒーマシーンの自動化というアイディアも、そもそも毎日水を替えなければいけないのであまり自動化のメリットがありません。それより、朝起きたときにコーヒーを自動で淹れてくれたとして、自分の起きるタイミングが合わずぬるくなったコーヒーを飲まないといけないリスクの方が致命的なように思います。
家電の自動化は忘れやすい行動の代わりに利用すると便利!
そんな試行錯誤を繰り返したのち、私とっては加湿器や空気清浄機、美容器具など「つけた方が良いけれど忘れがち」な家電の制御をするのに、マウスの「スマートシナリオ」が威力を発揮することが判明しました!
例えば、私は、夜寝るときに使おうと思って買った「ナイトスチーマー」なるものがあるのですが、お恥ずかしいことに毎晩起動させるのが億劫になってしまい、数年が経ってしまっておりました……。
ナイトスチーマーは、部屋の湿度によらず毎晩寝室において顔付近に当てると良いらしいので、寝室に入ったら自動でナイトスチーマーを起動させるとよいですね。また、タイマーもあるので、1回の起動時間を例えば1時間に設定すると消し忘れも防げます。
私が寝室に入ったのを検知するため、ドアに「開閉センサ」をつけることも考えましたが、こちらはネコの出入りも検知してしまうため却下とし、代わりに「赤外線センサ」を利用することに。
赤外線センサーは最初ベッドの頭側の壁に設置したのですが、猫たちが日中ベッドを通っても赤外線で反応することが分かり、このシナリオは「18時~5時のみ」に設定したことで、猫による誤動作はほぼなくなりました。
ただ、ボタンの押し忘れはなくなっても、ナイトスチーマーの水を補充する面倒臭さは解決できないのですよね……。
加湿器を湿度に応じてコントロール
第8回で湿度が40%以下になったら加湿器をつける仕組みを紹介しました。当初は、冬であれば在宅時はずっと加湿器をつけてればいいのでは? とも考えていたのですが、Awairでの湿度グラフを見てみると、冬でも雨が降ったら部屋の中の湿度が50%程度になりますし、洗濯のあと部屋干しをしていると同じく湿度が上がり加湿器が必要ないレベルになるので、やはり「湿度の低いときだけ起動させる」といった制御は必要だなと実感したのです。
加湿器本体に、湿度が下がったときに起動するというような機能がある場合は良いのですが、例えば、第8回で紹介した自作の加湿器や市販の加湿器・ナイトスチーマーを、部屋の湿度が40%以下のときだけ就寝時に起動させたい、という場合には、マウスのスマートプラグ側がIFTTTやAmazon Alexaに連携してくれれば、実現できそう。機能拡充に期待したいところです!
猫のリモート給水システムに!
第9回で遠隔でえさをあげられる「カリカリマシーンSP」を紹介しましたが、人間でもパンを食べると飲み物が欲しくなるのと同じように、猫ちゃんも喉が渇くと思いますので、同じタイミングでお水もあげたいですよね。
外出時でも遠隔でお水があげられるように、水やり器のアダプターをスマートプラグに差し込み、いつでもお水があげられるようにしました。カリカリマシーンのカメラの守備範囲に水やり器を置けば、エサを食べている様子もお水を飲んでいる様子も確かめられるので、こりゃ便利! 個人的に一番便利になったと思うマウススターターキットの使い方は、これかもしれません!
我が家は毎日、カリカリマシーンSPで自動でえさをあげる時間に定期的に水もあげられるように設定し、毎日のえさと水やりは基本自動でできるようにしてしまいました(もちろん、お水は新鮮なお水に変える必要があります)。今後は、うっかりえさや水の用意を忘れて猫様にストレスを与えることはなくなりそうです。
この記事は、2018年3月23日に「カデーニャ」で公開され、家電Watchへ移管されたものです。 |