カデーニャ
第8回:Awairで空気の状況をモニタリング! IFTTT連携で加湿器コントロールも! 【家じゅうまるごとIoT化計画!】
2018年6月27日 08:00
第7回に引き続き、空気の汚れを可視化するガジェットが気になる、ということで、今度は、PM2.5に特化したものではなく、自宅の空気の品質を総合評価してくれるという「Awair」を試してみました!
自宅の空気状態を評価してくれるAwairを入手!
Awairは、温度/湿度/二酸化炭素/化学物質/ホコリという5つのデータをリアルタイムに計測し、日常生活における空気の状態を評価してくれるスマート空気モニターです。
評価(スコア)としては「一般」「アレルギー」「睡眠」「プロダクティビティ」「ベビー」という5つのモードに応じた値を教えてくれ、更にタイミングによっては空気の質を良くするためのTipsも教えてくれます。木目調のデザインも非常におしゃれで、洋室だけでなく和室にもよく合います。
Awairを設置して生活
最近、在宅時に過ごす時間が長くなって来た2階の和室にAwairを設置してみました。
画面にはセンサーで取得したデータを総合評価した「スコア」の表示はもちろん、時計、温度・湿度だけを表示させるなどカスタマイズが可能です。
アプリ上では、5つの指数の数値、過去データをグラフで確認できます。天候や暖房の稼働状況などで数字が変わるので、グラフを眺めるだけでもとても楽しいです。
空気の状況が悪化するとスマホに通知
室内の湿度は一般的に40~50%が適切と言われてきますが、乾燥しがちな冬は40%を下回ることが多く、湿度が低くなると風邪やインフルエンザにかかりやすくなったりします。もちろん乾燥はお肌にも良くありません。
Awairは湿度が40%を切ったり、ホコリや化学物質の量が基準値以上になったら通知が来るようになっていて、いま部屋の中がどんな状態なのかが簡単にわかります。
1週間くらい使っていると、どんな状態でどういう数値になるのか、自分でもある程度予測できるようになってきました。例えば掃除機をかけるとホコリの値があがり、暖房を付けると湿度が下がるとともに二酸化炭素と化学物質濃度が上がる、といった感じです。考えると当たり前なのですが、Awairを導入することで部屋の空気を自然と意識することができます。最近では、掃除の時は窓を開ける、暖房を付けたあとは定期的に部屋の空気を入れ換えるといった(本来は当たり前にやる事かもしれませんが)良い習慣が身につくようになりました!
AlexaやIFTTTとの連携も可能
Awairはセンサーで情報を取得できるだけでなく、AlexaやIFTTTとも連携しています。ただし、Alexa対応は今のところ海外のみで、日本語版のスキルはまだ公開されていないようでした。空気の状況に応じたアドバイスを音声で聞けるのは便利そう!(※カデーニャ編集部注: Alexa対応の日本語版スキルは2018年4月頃に公開予定です)
冬の乾燥は女子の大敵!ということで、今回は、湿度が40%を下回ったらすぐにスマホに通知がくるようAwairとIFTTTとを連携してみました。また、同じくIFTTTを使って、ホコリが1平方メートルあたり37μgを上回ったらスマホに通知が来るよう設定しました。
先ほど説明した通り、Awairのデフォルトの機能として4基準値を超えたら通知する機能が備わっているのですが、IFTTTを使うと、好きな基準値を設定したり、数値をスプレッドシートに保存したり、よく使うメールアドレスに飛ばしたり、IFTTTに連携している部屋の電気をつけて異常を知らせたりと、より自分好みのコントロールが可能になります。
湿度が下がったらリモートで加湿器をオン!
湿度が40%以下になったと通知が来たら、美肌を保つため、すぐにでも加湿器をつけたいと思うのが乙女心ですよね。
我が家は広くて加湿器が何個あっても足りない!と嘆いていましたが、同僚に譲り受けた「超音波振動子」を見つけたので手作りすることに。これなら加湿器を安価で量産できる!
市販の加湿器は、電源プラグに刺したらその途端に起動するのではなく、物理ボタンがあってそれを押すのが一般的ですよね。ボタンを押して動作させる加湿器を遠隔でコントロールするためには、第5回で紹介した「マイクロボットプッシュ」のようなボタンを押すためだけのガジェットを導入する必要がありますが、この手作り加湿器は電源プラグに差すだけで動作するので、スマートプラグと組み合わせると遠隔コントロールができるのです!
ということで、先日導入したマウスコンピュータの「mouse スマートホーム スターターキット」の1つであるスマートプラグと組み合わせて、遠隔で起動できるようにしてみました。
マウスコンピュータのスマートプラグは、接続した電化製品の電源をスマートフォンからコントロールできるだけでなく、電気使用量の確認や電源のスケジュール管理もできる製品です。なお、スマートプラグの利用にはスターターキットに含まれている「ルームハブ」が必要です。
こちらのスマートプラグはIFTTTには対応していないので、Awairから「湿度が下がった」という通知が来たら、スマートフォンのアプリからスマートプラグの電源をオンにすると自作の加湿器の電源が入る、という仕組みです。
同じやり方で、「ホコリレベルが上がった」と通知が来たときは、先日導入したマウスのスマート空気清浄機を利用し、リモートで空気清浄機を起動することもできました!
最後に気をつけるべき点ですが、スマートプラグは、電気ストーブやホットカーペットなどの電熱機器と接続した場合、不在時に作動させると万一の場合危険です。また、接続する機器は、回線混雑等で接続できなくなった場合を想定し、連続で稼働し続けても問題ないもののみにしましょう。
この記事は、2018年3月2日に「カデーニャ」で公開され、家電Watchへ移管されたものです。 |