カデーニャ
第11回:モーションセンサーやスマートライトを防犯対策や愛猫管理に活用! 【家じゅうまるごとIoT化計画!】
2018年6月29日 11:50
前回に引き続き、マウスの「mouse スマートホーム スターターキット」を防犯対策や愛猫の管理に活用してみました。
モーションセンサーとスマートLEDライトで防犯対策
一戸建てに引っ越すことに決めた際、セキュリティ事情も気になっていたのですが、これまで高層マンションに住んでいたため、まったく知識がありませんでした。そこで、ホームセキュリティのセコムさんに自宅のセキュリティについて相談をしました。
セコムさんのプランは防犯以外にも手厚く、緊急時のボタンによる通報、煙探知、ガラスの破壊探知、など多くの機能をまとめて契約できます。その中で、我が家にあった方が良いなと思ったセンサーと、最大必要となる数は以下の通りでした。
・ガラスセンサー(ガラスの破壊を検知):6個
・マグネットセンサー(扉や窓の開閉を検知):18個
・空間センサー(人が発する熱を検知):4個
物理的に侵入可能な窓ガラスや扉のすべてに付けるとどこから侵入されてもすぐに通知ができるので安心ですが、すべて導入するのはお金もかかるので、優先度応じて必要な数に絞るのが現実的でしょう。その中でも防犯対策(空き巣対策)で有効なのは、家にひとけがあると思わせることではないでしょうか。セコムさんの仕組みで、不審者が庭へ侵入したら警報ランプがつくとともに防犯カメラで録画を開始する、という仕組みがあるのですが、前回紹介した「mouse スマートホーム スターターキット」のスマートシナリオでその一部を実現することにしました。
ひとけがあることをいちばんアピールできる、玄関に一番近い部屋の照明を変えたかったのですが、あいにくLEDライトではなく置換できない。そこで、ソケットを導入し、和室の窓際に設置することで、外からでも明かりが見えるようにし、在宅をアピールすることにしました。
モーションセンサーは、侵入者に見つからない場所ということでセコムさんにご提案いただいた、庭の端で目立たず雨に濡れない場所に設置しました。動きを検知すると15分間、明るさ100%で点灯します。これは、毎日夜だけの設定としました。
設置して1週間の間、通知が来ることはありませんでしたが、庭の防犯カメラと併用すればリアルタイムに不審者を録画することもでき、本格的なセキュリティシステムとして利用できそうです!
なお、実際の防犯用途では、ランプが灯るだけでは少し物足りない気もします。今回は試していませんが、センサーが反応したらフラッシュライトや警報ランプが点灯するようにすると、本格的な防犯用途として使えそうです。
失踪癖のある猫対策にQrio Smart Tagを使ってみるも……
防犯対策とは別の悩みとして、一戸建てに引っ越ししてから愛猫るんるんさんの失踪事件が数回ありました。いずれの場合も無事見つかったので良かったのですが、小一時間部屋中探しても見つからず、魚の匂いでおびき寄せようとしても、いくら呼んでも見つからずヒヤヒヤしたものでした。
そこで、鍵やお財布などにつけて利用する忘れ物防止タグ「Qrio Smart Tag」をるんるんにつけ、居なくなったときに音を鳴らして捜索すれば良いはず! と、るんるんにタグをつけてみることに。るんるんさんもけだまさんも部屋猫として育てられたためこれまで一度も首輪をした経験がないのですが、が眠そうなときを狙って首輪に付けたタグをつけてみました。
しかし、写真のようにお利口にしていたのは5分ほどで、途中から噛みちぎろうと暴れ出し、可哀想になり断念してしまいました。今後、猫にストレスなく付けられるタグが開発されたら、試してみたいと思います……。
モーションセンサーで猫が隠れたら通知
るんるんさんにタグをつけるのがNGと分かり、ひとまず失踪対策については諦めていたのですが、数カ月るんるんを観察してみたところ、彼がよく隠れる場所がわかりました。ベッドの裏のものすごく狭い場所でたまに寝ている様子。そこで、るんるんがベッド裏に来たら通知が来るように設定することにしました。ここは人間が通れない場所なので、誤動作も心配ありません。
このように、モーションセンサは猫のかくれんぼ対策としても役に立つことが分かりました!今回はよく隠れる場所1カ所に設置しましたが、モーションセンサーは個別に購入することもできるので、隠れそうな場所が他にもあれば複数箇所に設置することもできます。
猫にドアをカリカリされるのを事前に検知!
また、我が家では、在宅時は、暖房効率を上げるため、リビングのドアを少しだけ(猫がやっと通れるだけの隙間)開けておくようにしているのですが、何かの拍子に押してしまい、完全に閉まってしまうことがあります。そのとき何が困るかと言うと、猫はドアノブを操作できないため、「開かないよ?」とバタバタするばかりか、ドアの下付近をガリガリととぎ始めるのです……。
我が家はねこ用の出入り口があるドアではないのでこうなってしまうのですが、きっと同じ悩みを持つおうちも多いはず。そこでよく猫が通るドアにドアセンサーを取り付け、「完全に閉まってしまったら通知」されるようにしました。また、土日の日中だけは、ランプが付いて在宅中私が何かに熱中していても気付けるようにしました。
設置して1週間ほどしてから、外出中に通知が来たことがありました。外出時はドアは全開にしているはずなのになぜだろう……。そのときはたまたま家の近くに居たのでやきもきはしなかったですが、仕事中に通知が来たら、ちょっと気になってしまいそうです。
この記事は、2018年3月30日に「カデーニャ」で公開され、家電Watchへ移管されたものです。 |