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電動モビリティといえばe-bike!! 読者が選んだNo.1のモデルを発表【e-bike大賞 2024】
2025年2月28日 11:00
2024年を代表するe-bikeを決定するアワード「e-bike大賞 2024」。今回で第6回目の実施となりましたが、たくさんの投票をありがとうございました。
いま日本ではさまざまな電動モビリティが登場しています。そのなかでe-bikeの新モデルが少なく寂しく感じている方もいるでしょう。我々も同じ気持ちは否めないですが、既存のモデルでも楽しいライフスタイルが待っています。2024年子供用e-bikeや軽量のロードバイク、新たなブランドのe-MTBなども登場しました。一方で、e-bikeに限った話ではないですが、トレンドに便乗して日本の法律に合っていないモデルも多々登場しています。ぜひ堂々と楽しめる安心・安全のモデルをお選びください。今回の「e-bike大賞 2024」の結果も参考になるはずです。
それでは、読者のみなさんの投票で決定する「e-bike大賞 2023」の発表に移っていきます。投票結果から「e-bike大賞」「クロスバイク部門賞」「MTB部門賞」「ミニベロ部門賞」「ロードバイク部門賞」をご紹介します(※部門賞は大賞以外のモデル)。
昨年は「e-bike大賞」がベスビー「PS」シリーズ、「クロスバイク部門賞」が4連覇となるスペシャライズド「TURBO VADO SL」シリーズ、「ミニベロ部門賞」がキャノンデール「Compact Neo」、「MTB部門賞」がヤマハ「YPJ-MT Pro」、「ロードバイク部門賞」がトレック「Domane+ AL 5」が獲得しています。
2024年はどんな結果になったのでしょうか?
e-bike大賞 2024:トレック「Domane+ SLR」
「e-bike大賞 2024」に輝いたのは、トレックの約11kgの超軽量カーボン製ロードバイク「Domane+ SLR」。「e-bike大賞 2022」読者投稿で大賞を受賞した「Domane+ AL 5」はアルミフレームでしたが、新モデルはどちらもカーボンフレームでスペックも大幅に進化したハイエンドモデル。「Domane+ SLR 9」「Domane+ SLR 7」の2車種がラインナップされており、価格は順に1,800,000円、1,500,000円。
e-bikeを軽量化するためにリアハブにドライブユニットを搭載するモデルはありますが、ミッドドライブ式を採用しています。ドイツのTQ社のドライブユニットは最大トルクは50Nm。コンパクトかつ軽量でモーター音が非常に静かなのが特徴。国内入荷が遅れたこともあり試乗できておりませんでしたが、あらためてレビューもお届けしたいと思います。また、オーナーさんからの投稿もお待ちしております。
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クロスバイク部門賞:ヤマハ「CROSSCORE」
「クロスバイク部門賞」を獲得したのは、ヤマハ「CROSSCORE」シリーズ。昨年まで4連覇中のスペシャライズド「TURBO VADO SL」シリーズを抑えて初受賞。2022年3月に発売された「CROSSCORE RC」のコンセプトは「365days,1bike」で、通勤や街乗り、仲間とのレジャーライドまで1台で楽しみたいユーザーをターゲットにしたモデル。価格は341,000円。2024年10月には、YPJシリーズ初のコネクテッド機能を搭載する「CROSSCORE Connected」が発売されました。価格は366,300円。特に新モデルに注目が集まっていました。
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5連覇ならず2位となったのが、スペシャライズド「TURBO VADO SL」シリーズ。昨年の秋には日本では世界限定250台の「Turbo Vado SL 2 Carbon LTD - Forward 50 Collection」が発売されました。3位はトレック「FX+ 2」シリーズ。スタンダードスタイルの「FX+ 2」に加え、またぎやすいモデルの「FX+ 2 Stagger」が用意されています。価格は199,000円。
ミニベロ部門賞:ターン「Vektron」
「ミニベロ部門賞」を獲得したのは、ターン「Vektron」シリーズ。2019~2021年まで「ミニベロ部門賞」を3連覇していましたが、変わらず根強い人気です。ハイエンドのS10に加えて、N8もラインナップされている折りたたみモデル。どちらもボッシュ製のドライブユニット「Active Line Plus」を搭載しています。価格はS10が434,500円、N8が328,900円。
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2位はベスビー「PS」シリーズ。昨年は大賞も受賞するなど、こちらも発売以来長年人気のモデル。昨年はブランド10周年記念企画として、アーティストとコラボレーションした「PSA1」の限定モデルも発売しました。3位は久しぶりのランクインとなるベネリの「mini Fold16」シリーズ。ほかにもミニベロのラインナップが充実しています。
MTB部門賞:キャノンデール「Trail Neo 4」
「MTB部門賞」を獲得したのは、昨年5月に発売されたキャノンデール「Trail Neo 4」。価格は399,000円。ブランドとしては国内初のe-MTBで、ボッシュの最新「Smart System」に対応する「Active Line Plus」を搭載。バッテリー容量は500Whで、M・Lサイズは625Whを装着することもできます(標準は500Wh)。
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2位はダートフリークのオリジナルブランド・クロスセクションから昨年9月に発売された「eEDIT 275」。サスペンションのないフルリジッドタイプのe-MTBです。価格は297,000円。エントリーモデルとしては買いやすい設定になっています。3位はジャイアントのフルサスe-MTB「STANCE E+」。価格は682,000円。こちらも昨年7月に発売されました。MTB部門はいずれも新車がランクインとなりました。
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ロードバイク部門賞:オルベア「GAIN」
「ロードバイク部門賞」を獲得したのは、スペイン最大の自転車メーカーのオルベア「GAIN」。トレック「Domane+ SLR 9」同様に日本で最軽量のe-bike。オルベア独自のチューンナップを施したマーレ製ドライブユニットをリアハブに搭載。日本のe-bikeでは唯一の「MyO(マイオー)」というカスタムプログラムに対応しており、自分好みにカスタマイズできるのが特徴。価格は860,200円~。
2位はスペシャライズド「TURBO CREO SL」シリーズ。独自開発のドライブユニットを搭載し、バッテリーを完全インチューブにするなど軽量さを重視。価格は594,000円~。フラッグシップのS-WORKSをはじめ、豊富なラインナップも特徴。3位はヤマハのグラベルロード「WABASH RT」。価格は463,100円。昨年の10月には新型ドライブユニット「PWseries S2」を搭載する新モデルが登場。軽量化しながらトルクもアップしています。
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