家電トレンドチェッカー

ティータイム充実! 便利機能がプラスされた電気ケトル5選

茶葉を直接煮出せるモデルやスタイリッシュなデザインなど、新しいケトルが続々登場

コンロを使わず短時間でお湯が沸かせる電気ケトル。忙しい朝の時間やテレワークの合間などに使用している人も多いだろう。

そんな電気ケトルは新時代へと突入。ただ湯を沸かすだけでなく、コーヒーのハンドドリップに最適化されたもの、紅茶や緑茶を煮出せるものなど、目新しい機能を搭載したモデルが数多く登場しているのだ。

そこで今回は、プラスαの便利機能を持つ最新ケトルを紹介する。自分のスタイルに合った電気ケトルを使って、自宅でのティータイムを充実させたい。

黒いボディに湯温を大きく表示するスタイリッシュなモデル

ティファールからは、本体に温度が表示される電気ケトル「ディスプレイ コントロール 1.0L KO8548JP」が登場。直販価格は12,500円。

ディスプレイ コントロール 1.0L

現在の湯温が1℃単位で本体側面に表示される電気ケトル。電源プレートに温度を表示していた従来モデルと比べて視認性が向上したうえ、電源プレートがコンパクトになったことで狭い場所にも置きやすくなった。

湯沸かし温度は「60/80/90/95/100℃」の5段階に設定可能。湯沸かし後は60分間の保温もできる。また本体に熱湯が入った状態でも外側が熱くならない2重構造を採用。沸騰中にうっかり触ってしまっても火傷の心配がないという。

本体サイズは約205×160×215mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約1,310g。電源コード長は約1.3m。定格容量は1L。定格消費電力は1,250W。

触れても熱くない2重構造

倒れても湯が漏れにくい、ふたロックも付いた安全設計

タイガー魔法瓶の最新ケトルは、傾斜ふたロックや温度調節機能を搭載した「タイガー蒸気レス電気ケトル 7SAFE+(セブンセーフプラス) PTQ-A100」。価格はオープンプライス。店頭予想価格は15,800円前後。

タイガー蒸気レス電気ケトル 7SAFE+ PTQ-A100

万一、本体が傾いたり、倒れた場合には、ふた内部の傾斜検知ユニット内のセーフティーボールが働き、ふたが開かないようにロックがかかる「傾斜ふたロック」を搭載。

そのほか転倒時に湯が漏れるのを防止したり、意図せず湯が出るのを防ぐ給湯ロックボタンを備え、本体の外側が熱くならないよう本体を二重構造としている。加えて、カラだき防止や通電自動オフ、蒸気レス構造など、計7つの安全構造を搭載する。

また電気ケトル容器の中からふた内部、さらに注ぎ口までの湯の経路を斜めに設計している点も特徴。手首を大きく返すことなく、少しの傾きで楽に注げるという。湯沸かし温度はハンドル部のダイヤル温調スイッチを回すことで、「50/60/70/80/90/100℃」の6段階に調節可能。

本体サイズは154×264×212mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約1.1kg。電源コード長は約1.3m。定格容量は1L。定格消費電力は1,300W。本体カラーはオニキスブラック、ルビーレッド、スレートグレーの3色。

転倒時にロックがかかる「傾斜フタ」を搭載。注ぎやすい点も特徴
湯沸かし温度を6段階に調節できる

急須不要、茶葉やフルーツを直接入れて煮出せる

ティファールの「テイエール 1.5L BJ813DJP」は、紅茶や緑茶をケトル内で直接抽出でき、さらに煮出して作るハーブティーやフルーツティーなど、バリエーション豊富なメニューを手軽に楽しめる。直販価格は12,650円。

テイエール 1.5L

茶こしを付属し、煮出し機能なども搭載した、ティファール初のティーポットとしても楽しめる電気ケトル。最大カップ約10杯分となる1.5Lの大容量。本体は割れにくく、中がよく見える耐熱強化ガラス製。取り外しのできるステンレス製の茶こしに、ロック式のふたが付属する。

湯沸かし温度は「60/70/80/85/90/95/100℃」の7段階から選べるだけでなく、設定温度毎に、5~60分を5分単位で設定できる保温機能も備える。また煮出し機能を搭載し、お茶の種類や煮出す食材に合わせた7段階の温度設定が利用でき、1~10分を1分単位で設定できる。

本体サイズは160×225×270mm(幅×奥行き×高さ)。重さは1.92kg。電源コード長は1.3m。定格容量は1.5L。定格消費電力は1,250W。

茶葉を投入可能。煮出して作るフルーツティーも楽しめる

ミルクティーやホットワインも簡単に

ツヴィリングの調理家電シリーズ「Enfinigy」からも、お茶がつくれるストレイナー付きの電気ケトル「ヨーロピアンティーケトル 1.7L」が発売されている。価格は16,500円。

ヨーロピアンティーケトル 1.7L

ストレイナーが付いているため、急須がなくても紅茶や緑茶、フルーツティーやハーブティーなどが作れる電気ケトル。本体は耐熱ガラス製のため、ニオイや色がつきにくく、ミルクティーやチャイ、ホットワインにも使用できるという。

湯沸かし温度は「40/60/70/80/93/100℃」の6段階に設定可能。最大30分の保温機能、最大10分の蒸らしタイマー機能も備える。

本体サイズは200×200×260mm(幅×奥行き×高さ)。重さは1.7kg。電源コード長は75cm。定格容量は1.7L。定格消費電力は1,000W。

ニオイや色がつきにくく、ミルクティーなどにも使用可能

こだわりのハンドドリップに細口ノズルが便利

アンドデコの「温度調整機能付き 電気ケトル hjk01」は、軽量設計&細口ノズルでコーヒーのハンドドリップに最適。価格は8,998円。

温度調整機能付き 電気ケトル

お湯を注ぐ量やスピードを調整しやすい細口ノズルで、湯切りもスムーズに行なえる。本体も約600gと軽く、片手で持ちやすいためハンドドリップしやすい点を特徴とする。

また湯沸かし温度は40℃から100℃まで、1℃単位で温度調節が行なえるほか、温度を指定して30分間の保温もできる。水が少量になると自動で電源がオフになる安全機能を搭載。

本体サイズは約275×202×195mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約600g。電源コード長は約80cm。定格容量は0.6L。定格消費電力は1,200W。カラーはホワイト、ブラックの2色展開。

コーヒーのハンドドリップに便利な機能を数多く搭載
津田 昌宏