やじうまミニレビュー

ランニングにも使えるフィット感&音質のよいワイヤレスイヤホン!

〜走るライター南井正弘の「コレはホントにスグレモノ!」〜

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
実際に履いて使って走ってから書く、ライターの南井正弘が「コレはホントにスグレモノ!」と太鼓判を押すスポーツアイテムを、毎週レコメンド! 第4回は、走ってもズレず、音も良く、しかもクールなデザインのイヤホンをご紹介。

 普段は公道を走ることが多いので、周囲の交通状況を察知して安全を確保するため、音楽を聴きながら走ることはない。特にハイブリッドカーが電気で走っているときはほとんど無音なので、2-3度接触しそうになった後はなおさらだ。「あのとき、大音量で音楽を聴いていたら……」と考えると恐ろしい。

 しかし公園などで長い距離を走る際には、お気に入りの音楽がランに対するモチベーションをキープしてくれるので、音楽を聴きながら走ることもある。そんな時に不可欠なのがフィット感&音質の良いイヤホンだ。

Beats 「Powerbeats2 ワイヤレス」

 以前はゼンハイザーとアディダスとのコラボ「PMX 680 Sports」を使用していた。フィット感が高く、ランに集中できたのでかなり気に入っていたのだが、走っているときにコードが邪魔に感じたのも事実。

 そこで目を付けたのがBluetooth接続によるワイヤレスタイプ。いくつか候補はあったが、最近街でも見かけることの多いBeatsの「Powerbeats2 ワイヤレス」にした。デザインもカラーリングも秀逸。あと「b」のロゴマークがカッコいい! 適度に主張するこのロゴは現在のミュージックシーンではメルセデスのスリーポインテッドスターやロレックスの王冠ロゴのような価値があるという人もいるが、それも納得。

 普段音楽を聴いているときに使用していると、「あっ、Beatsですね!? いいなぁ」と知り合いにいわれることもしばしば。このブランドの人気のほどを知ることとなった。他のヘッドホンブランドでそんなことはないので。

メーカー名Beats
製品名Powerbeats2
購入場所アップルストア表参道
購入価格22,248円

フィット感がいいからランに集中できる!

 肝心のランニングに使った際のインプレッションだが、こちらも良好。普通のカナル式やインナーイヤー式のイヤホンではランニング中に汗をかくと耳から外れそうになることも多いが、「Powerbeats2 ワイヤレス」は柔軟なイヤーフックをしっかりと耳にフィットさせる構造で、速めのペースで走ってもランニング中にズレることがなく、音質もこれまで使用したイヤホン、ヘッドホンのなかでも上位レベル。

 このモデルは長時間走って、大量の汗をかいた状態でもフィット感をキープしたまま。防汗加工も施されており、汗で故障する心配もない。

 またコードのあるイヤホンでは腕ふりの邪魔になるのだが、このpowerbeats2 wirelessはBluetooth接続だから、大きく腕を振って走っても何の問題もなし。もちろんアップルウォッチに保存した音楽を聴くこともできる。

音量の調節や一時停止などはコード部分で行える

 ちなみに左右を結ぶコードは後頭部側に持ってくるのがブランドとしての正しい装着方法だが、首の後ろが日焼けしてヒリヒリして痛い日などは、コード部分を前方にして走ったが、powerbeats2 wirelessのイヤーフックのフィット性は優秀で、この装着方法でもしっかりとフィットしてくれた。

 唯一不満があるとしたらその価格だ。ウェアのカラーにあわせて他のカラーリングも買おうと思ったが、22,248円(税込)というプライスはやっぱり高いよ。数年前に毎日のようにiPod nanoで音楽を聴いていたときは、その日のファッションにあわせてブラック、ホワイト、オレンジ、ブルー、グリーンのカナル型イヤホンを使い分けていたが、この価格だと、ちょっと揃えるのは難しい……。

充電はUSB経由で行う。端子部分はラバー製のカバーが付けられているので汗をかいても大丈夫だ

南井 正弘