ぷーこの家電日記

第615回

クレープパーティーでカスタードクリーム食べ放題!

我が家は、夫が「きのこの山」派、私が「たけのこ里」派。夫はつぶ餡派、私はこし餡派。そして、夫はロッテのチョコパイが大好きだけど、私は森永のエンゼルパイが断然好き。

そんな感じで、好みが全く違ったりする。でも、お互い譲り合うので大きな論争になることはないのだけど、唯一中々譲れないのが、生クリームとカスタードクリームの戦いである(笑)。

夫は生クリームが大好きなので、ケーキといえばショートケーキが1番好きだが、私は固めのカスタードクリームがめちゃくちゃ好きで、むしろ生クリームが少し苦手なので、ショートケーキはあまり好きではない。

チョコレートケーキやチーズケーキも好きだけど、1番好きなケーキを選ぶとするなら、カスタード生地が入っているフルーツタルトだろうか。

ところがだ。世の中は現在完全に生クリームブームなのか、コンビニのシュークリームも「生クリーム増量」だとかで生クリームが主流になっているし、カスタードクリームで守られていたエクレアの聖域にさえ、生クリームが入ってきた。和菓子にもホイップを使っているものが結構ある。カスタードクリーム派の私は、現在完全に押されている。何故だ、何故なんだ!

先週、懐かしのみかんゼリーの話を書いたけれど、我が家では子供の頃から母親がよくカスタードクリームも作ってくれた。そして、みかんやパイナップルの缶詰を使い、クレープにして食べさせてくれていた。今のオシャレな形のクレープとは違う。ぱっと見、春巻きのような形のクレープである。まとめてたくさん作って冷蔵庫に入れておいて、下校後のおやつや食後のデザートとして食べていたのだ。

カスタードクリームはクレープだけではない。そのまま器に盛って、バンホーテンのココアを茶漉しで掛けて食べる。それがとても贅沢な味で大好きだった。

我が家ではティラミスと呼んでいたけれど、大人になって本物のティラミスを食べた時「全然ティラミスじゃないじゃん!」と驚いた。

きっと、バブル期のイタ飯ブームの際にテレビでティラミスを見て、なんとなく似ているから我が家で勝手にネーミングされたお菓子だったのだろう(笑)。バンホーテンのほんのり苦いココアとカスタードクリームの優しい甘さが絶妙で、子供の私にとって、ちょっと背伸びした高級なお菓子だったのである。それを冷凍すると、カスタードアイスみたいになってこれまた非常に美味しかった! あぁ、カスタードクリームを思い切り食べたい!!!

ケーキ屋さんの本格美味しいカスタードシューとかではない。あのバクバク食べられる、実家のカスタードが思い切り食べたい! 生クリームが大人気の今の時代、この欲求を満たすには自分で作るしかない! ということで、溜まったカスタードクリーム欲を満たすことにした。

シュー生地は失敗する気しかしないので、やっぱりここは思い出のクレープ作り。我が家には簡単にクレープが焼ける電気のクレープメーカーがあった。生地の入った専用トレーにジュッと鉄板の面を付けて上げると、熱せられた薄くて美味しいクレープ生地が簡単にできる。簡単で楽しくて、以前クレープパーティーをした時に大変盛り上がった。

大きさはフライパンくらいで、値段も3千円程度の簡易なクレープメーカーだ。ただ、1回使うと満足してしまって、以降使われることがないまま仕舞い込み、大掃除のタイミングで、「いる?」と友人に押し付けるように引き取ってもらったのだ(笑)。同じものを買ってもまた仕舞い込む自分が目に見えているので、もうフライパンで作っちゃえー! とクレープトンボを1つ買った。

クレープ屋さんで見たことがある、くるくるっと回して生地を薄く伸ばすトンボ。お店屋さんごっこって感じで気分が上がるアイテムである。先にどんどん生地だけ焼き上げてお皿に重ねておいて、食卓で具とクレープ生地を好きにくるんで食べる手巻き寿司スタイルのクレープパーティー。

だいぶ前に買っておいた蕎麦粉が家にあったので、蕎麦粉クレープ、そうガレットパーティーにすることにした。カスタードクリームと旬のいちごは外せない。生クリーム派の夫には生クリームを。甘いものだけじゃぁつまみにはならないので、卵ハムチーズにアボカドとスモークサーモン、ツナマヨもいいね! なぁんてどんどん具材を用意してみる。

ホットプレートを用意して、バターを引いたプレートの上にクレープをのせて好きな具材を包むと、お酒も進んじゃう最高のガレットパーティー。

しっかり食べた後は、念願のカスタードクリームといちごをこれでもかと包み、思い切り頬張る。バターが染み込んだ熱々のガレット生地に冷たいカスタードクリームといちごが抜群に合うー!

「我が家流ティラミス」でココアもかけてみたりと、カスタードクリーム満喫。やっぱりカスタードクリームが最高! ここに生クリームはいらない。

カスタードクリームを思い切りお腹いっぱいに食べたかったけれど、そんなに量を食べられない体になってしまっていることにちょっとした寂しさを感じる。とはいえ、おかげさまで食べたい欲は十分に満たされたのでありました。

我が家の3大パーティー、手巻き寿司パーティー、たこ焼きパーティー、タコスパーティーと並んで、4大パーティーとしてガレットパーティーを追加しようと思う満足感で、今度は友人も誘って、もっと大々的にクレープなりガレットなりを食べたいなぁと思ったのでありました。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。