やじうまミニレビュー
ビギナーに最適! サイフにやさしいランニングシューズ
〜走るライター南井正弘の「コレはホントにスグレモノ!」〜
by 南井 正弘(2016/2/25 07:00)
実際に履いて使って走ってから書く、ライターの南井正弘が「コレはホントにスグレモノ!」と太鼓判を押すスポーツアイテムを、毎週レコメンド! 第20回は、ビギナーにもお薦めできるコストパフォーマンスが高いランニングシューズを紹介する。 |
ほかのスポーツと比較すると、少ない初期投資で始められるのがランニングのよいところ。かといって希望小売価格が4~5,000円の、安すぎるシューズでは脚を痛めかねない。
日本のランニングシューズマーケットでは税抜で10,000円から12,000円がボリュームゾーン。各ブランドはこの価格帯に最も多くのモデルを展開している。しかしながらお小遣いが限られているランナーには、この金額は痛い出費だ。
「もう少し安いシューズはないのか?」という声を聞く。そんなランナーには、ABC-MARTで限定展開されているシューズがオススメだ。
これまでもナイキのフレックス フューリーなど、ABC-MART限定シューズのなかには、「機能性が高い割に価格がお値打ち!」と思えるシューズがいくつか存在した。今回紹介する「ナイキ ズーム ウィンフロー 2」もそんな1足。税抜価格が9,000円ジャストという価格設定は、昨今のランニングシューズの中心価格帯より若干安い。
メーカー名 | ナイキ |
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製品名 | ZOOM WINFLO 2 |
購入場所 | ABC-MART オンラインストア |
購入価格 | 9,720円 |
実際に走ってみるとズームエアの高い反発性をしっかりと感じられるし、アッパーのフィット感もよい。アウトソールやミッドソールデザインは、希望小売価格で2,000円ほど高い、同ブランドの「ズーム ペガサス」に似ており、アウトソールのグリップ性も悪くない。
よほどシューズに詳しい人でなければ、これより高い価格帯のランニングシューズとの機能の差は気付かないレベル。ビギナーはもちろん、この機能性なら中級ランナーが履いても満足できるだろう。
一方でデザインに関しては「ズーム ペガサス」や「ズーム ストラクチャー」、「ルナグライド」といったナイキのメインモデルと比較するとやや弱い。
昨年、同じくABC-MARTで限定展開された「フレックス フューリー」のいくつかのカラーが、一般展開のモデルと比較して、勝るとも劣らぬ出来栄えだったので、それと比べると多少残念な気はした。しかしながら機能性に関しては、その価格と対比させると、高い評価が与えられるシューズであることに間違いはない。