ボッシュのコードレス電動ドライバー「IXO 5」にベタ惚れ中!! ツールが大変身する9種のアタッチメントもお気に入り♪

コードレス電動ドライバー買うならコレ!! ボッシュ「IXO 5」!!

　知人に「電動ドライバーのオススメないですか? コードレスのやつで」と聞かれた筆者。用途は、ふむふむ「家でたまに使うくらい」だと。うんうん「電動ドライバーは初めて」ですネ。了解です。

　筆者の答えは「ボッシュのIXO(アイ・エックス・オー) 5」!。実勢価格や機能性から応用性まで含めて、これが最適だと考え、自信を持って知人にオススメしました。

ボッシュの「IXO 5」。IXOは「アイ・エックス・オー」と読みます。実売価格帯は5,000円前後

　IXO 5は、コンパクトで比較的に安価、さらには家庭用としてなら十分な力強さでネジ回しができるコードレス電動ドライバーです。16年前に発売され、その後ブラッシュアップを重ねて現在は5代目になりました。現在はDIYの超定番コードレス電動ドライバーになっています。

　ちょっと良さそうでしょ～。ていうかスゴくイイんですっ! 筆者はIXOシリーズの初代機を使って一瞬で惚れ込み、その後はIXO新機種が出るたびに買って……みたいな感じで現在までずっと使っています。ちなみに、筆者のボッシュIXO初代機レビュー記事はコチラ。

　あっ、そういえば2018年にはIXOシリーズの発売15周年記念の「IXO 15yearsアニバーサリーモデル」も発売されましたネ。ともかく、もう長～いこと売れ続けているIXOシリーズです。

　さて、IXOシリーズの最新機種であるIXO 5のイイところは、まず気軽に使える点。電動ドライバーなんて言うと、何となく重くてデカそうな感じがしますが、IXO 5はコンパクト。そして軽い。また、シンプルでわかりやすい操作系統なので、初心者でも「なーんだ簡単じゃん♪」という感じで使い始められます。

手にジャストフィットのサイズ! 女性の手にもマッチしますね。質量は300gと軽量です

本体上部に正転・逆転スイッチがあります。ネジを締めたいときは前方に、緩めたいときは後方にずらします。中央にセットすると安全ロックとなり、ドライバー部は回転しません

逆L字の赤いスイッチが右側に引かれるとドライバー部が回転します。どの部分を引いてもOK。どんな握り方でも容易にスイッチを引くことができます

　上の写真のとおり、な～んか簡単そうでしょ～。ていうかカンタンなんですっ! でも、小さくてカンタンだからと言っても、パワー不足とかそういうことはありません。ネジ締め能力は直径5.0mm×長さ45mmの木ネジまでに対応し、最大締め付けトルクは4.5N・m。プロ向けの本格的な電動ドライバーには及びませんが、家庭内で使うネジ締めやライトなDIYくらいなら十分イケるパワーがあります。

　また、ドライバー自体を手動でひねっての「増し締め」もできます。電動でネジ締めをして、硬くて回らなくなったらIXO 5自体を回して手動でさらに締め込む方法。手動で増し締めしてもドライバー部が空転したりはしません。

　ただし、一点注意したいのは、IXO 5には「クラッチ機構がない」ということ。クラッチ機構は、一定以上の力でネジを閉め込んだときに「ガチャチャチャッ」と音がしてドライバーが空転するというしくみです。ネジの締め過ぎを防ぐ機構ですね。これがないIXO 5の場合、ネジを締めすぎてネジ山を破損してしまったり、ネジ頭ををナメてしまったりすることがありますので、やや注意しつつ丁寧にネジ締めを行なうのがいいでしょう。まあ、慣れればとくに問題なく使えるようになりますけどね。

　ともあれ、電動ドライバーとして十分な性能があるので、家庭での使用なら実質このIXO 5だけで全部カバーできると思います。ちなみに、IXO 5のパッケージには10本のビットが付属していますので、IXO 5を買えばすぐ使い始められます。

パッケージにはIXO 5本体のほか、ホルダーに入った10本のビット(ドライバー先端部)と専用充電器、説明書類が含まれます

付属する10本のビットの詳細。プラスは、日本でよく使われるPH(Phillips)の0/1/2と、欧州製品によく使われる※印みたいなPZ(Pozidriv)の1と2が含まれます。PZはイケアの家具を組み立てるときに必要になったりします。ほかには、マイナス、トルクス(Torx)、HEX(六角/ヘックス)のよく使うサイズが揃っています

IXO 5のパッケージは専用ケースになっていて、そこに一式を収められて便利

専用ケースを閉めた様子。ロック機構付きの樹脂製ハードケースですが、けっこう軽量

　上のケース、かなり良くないですか? ていうかイイですっ! かわいいカッコイイって感じ? IXOシリーズのケースは歴代の機種ともイイ感じなんですが、そのなかでもIXO 5のケースはとくに実用的で外観も洗練されていると思います。こんなケース入りだと知ると、ついよろめいて買っちゃいそうになりますよね♪

IXO 5は細部も良くできているんだっ!!

　IXO 5はお手頃価格ながらも、細かいところまでよく考えられているコードレス電動ドライバーだと思います。たとえば先端部。ネジなど対象を照らす白色LEDライトが内蔵されているんですが、先端を付け替えることでスポットライトとフラッドライト(floodlight；広域を照らす投光器)に切り換えられます。

ドライバー部の先端付近上方には、白色LEDが埋め込まれていて、作業時にネジなどの対象を照らせます。LED前方部分は脱着可能

この状態にするとスポットライト発光

LED前方を覆うカバー部を外し、180度回転させて装着すると、今度は対象を幅広く照らせるフラッドライトになります

　それから、IXO 5の充電。充電は付属の専用充電器を使いますが、この充電器のコネクターがmicroUSBタイプなんです。充電器の出力は5V/500mA。この電圧、一般のUSB充電対応機器用の充電器やUSBポートと同じですね。じゃあ、スマホとかに使ってるUSB充電気やモバイルバッテリーで、IXO 5を充電できる?

IXO 5の充電は、付属専用充電器で行ないます。コネクターはmicroUSBの形状です。メーカーのカタログには「充電器にはmicroUSBを採用。モバイル性がさらに進化」などという、な～んか思わせぶりなコトが書いてあります。こ、これは、やはり……!

　チャレンジャーな筆者は速攻＆自己責任で試します。充電時に供給する電圧が同じなら、恐らく大丈夫なハズ! 結果、フツーに充電できちゃうんでした。やったァ♪

　ただし、この行為、メーカーの保証はありませんし、公式のIXO 5情報のどこを探しても「IXO 5はUSB充電対応だヨ!」などとは一切書いてありません。なので、IXO 5をUSB充電する場合は、あくまでも自己責任で。

　といった感じで、細かいところまでいろいろと好都合なIXO 5。その利便をまとめた図画ありましたので、以下に掲載しておきます。

追加アタッチメントで大進化するゼ～っ!!

　IXO 5には、さらなる魅力があります。それは、アタッチメントを使うことでさらに機能性が高まったり、別のコードレス電動ツールとして使えたりすること。アタッチメントは現在9種類が発売中。それぞれ、写真とともにご説明していきます!

バーベキューファン。IXO 5の回転力が送風力に変換され、先端からは炭火や焚き火の火起こしに十分利用できる量の空気が吹き出します

ワインオープナー。ワインボトルのコルク栓を自動的に抜くアタッチメント

ペッパーミル。粒胡椒をIXO 5の力で挽くことができます。挽く細かさも調節可能

マルチカッター。段ボールやブリスターパックなどを容易にカット可能です

ガーデンバリカン。植物の剪定や芝部のきわ刈りに使えるアタッチメント

トルクアダプター。IXO 5のネジ締め力(トルク)を10段階に調整機能できるアダプター。IXO 5でクラッチ機構が使えるようになります

スミヨセアダプター。狭い隅にあるネジ締めを可能にするアタッチメント

アングルアダプター。締めにくい位置にあるネジをラクな体勢で締められるアタッチメント

ドリルアダプター。ドリルビットを安定的に保持・使用できるアタッチメント

　筆者が気に入っているアタッチメントは、まずトルクアダプター。「IXO 5にはクラッチ機構がないためネジ山やネジ頭をナメやすいので要注意」などと前述しましたが、このアタッチメントにはクラッチ機構が組み込まれていますので、ネジをナメる心配も激減。IXO 5がワンランク上の電動ドライバーとして使えるようになりますので、かなりオススメです。

　ドリルアダプターも便利。IXO 5では、付属のビットに加え、一般的なビット(HEX6.35mm)も使えます。たとえば金工用や木工用のビットも使えますが、それらビットで穴開けした後にビットだけ対象に残り、IXO 5から抜けちゃうことがあります。そんなときにこのアタッチメントを使うと、ビットがIXO 5側に固定されて快適。このアタッチメントを使うと、IXO 5付属のビットもしっかり固定されるようになります。

　マルチカッターもイイ感じです。段ボールなどをカットできる丸刃のカッター。使いこなしに少しコツと慣れが必要ですが、うまく使うと硬い段ボールの分解も労せず行なえます。筆者はコレでブリスターパックなどの「硬くてハサミでも切りにくいパッケージ」を分解し、ゴミをコンパクトにして処分しています。

　ちなみに、ボッシュからはコードレスマルチカッターの「XEO 3」が出ています。これも丸刃のカッター。上記のマルチカッター・アタッチメントを使うと、IXO 5にXEO 3のような機能を追加できるというわけです。

　なお、上の9種のアダプターはすべて、IXO 5/IXO 4 PLUS/IXO 4で使えます。また、トルクアダプター、スミヨセアダプター、アングルアダプターは、IXO 3にも取り付けられます。

　てな感じのアタッチメントが9種類。必要に応じてIXO 5をさらに「ツカエル電動工具」へと進化させられます。「アタッチメントでツールが進化」ってところで、また思わず買ってしまいそうになりますが、IXO 5もアタッチメントもイイ感じで使えますので、興味があればぜひ吟味してみてください♪