老師オグチの家電カンフー
ポテチの袋閉じからスマホの防水化まで、真空シーラーが1家に1台ほしい便利さ
2020年4月8日 06:30
低温調理器の「BONIQ Pro」を買いまして、ここ数カ月間、鶏ハムばっかり作っているオグチです。200円〜300円ぐらいの鶏ムネ肉が、驚くほどジューシーになるんですよ。おすすめは生協の「産直げん気鶏」、63℃で1時間加熱です。続けて玉子を入れて65℃、20分で温泉玉子になります。親子低温料理。
というわけで、わが家にはすっかり欠かせない低温調理器ですが、今回の原稿は食材を真空パックにするシーラーについて。これが、真空調理以外にも幅広く活用できるんですよ。
真空シーラーについて一応説明すると、食材を入れた袋から空気を抜き、入り口を熱で圧着して閉じる機械です。真空低温調理ではジップロックなどのフリーザーバッグを使用しますが、真空シーラーだとより簡単に空気を抜くことができて便利なんです。
たとえば小さめのタオル。空気を抜いて薄くなったタオルをカバンに忍ばせておけば、仕事帰りに銭湯やサウナに寄りたくなったときにレンタルしなくて済みます。大きいサイズの袋を買えば、シャツなどの衣類もいけるかもしれません。
小さくて紛失しやすいアイテム、たとえば服用している薬や旅行用の化粧品、石けんなどにも使えます。今や貴重品となっているマスクも真空パックしておけば衛生的に持ち歩けます。防水じゃないスマホも防水になります。
【編集部追記】スマホを真空パックするという使い方は、メーカーが推奨しているものではありません(5月13日)
これは意外な使い方ではないですが、食べかけのおせんべいやポテトチップスの袋を閉じるのにもよく使います。「残りわずかだから食べきってしまおう」からの体重増加も防げるんですよ。
空気、水、汚れなどからの隔離が可能な真空シーラー。新型コロナウイルスの蔓延を防ぐために家に閉じこもることが求められている今の状況にも似ています。シーラーんけど。いずれにせよ、1家に1台あるべきじゃないかシーラー。「閉じるべきはおまえの口だろ!」という怒号も聞こえてきそうです。