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待望のダサくないつっぱり棒で狭いスペースを有効活用できた

家電 Watchの書き手の皆さんと編集部が「よかった」と思えたものやサービスなどを、ゆるめに紹介するコーナーです。日々のちょっとした気づきなども共有します
今回試用したつっぱり棒Tension Rod C(7,590円)。ロッドは3本をつなげて使います。ざらっとしたマットな質感はインテリアになじみそう。カラーはホワイトのほかブラックもあります

リビングをグリーンでいっぱいにしたいという夢があり、今は8号から10号サイズの観葉植物を4つ置いています。ただ、これ以上は置き場所もないので、今度は天井から吊り上げようかな、と思っていたところ、「ちょうどいいアイテムがある」と紹介されたのが、こちら。つっぱり棒で有名な平安伸銅工業と、クリエイティブユニット・TENTがコラボレーションして展開している「DRAW A LINE(ドロー・ア・ライン)」です。

DRAW A LINEは、ベースアイテムとなるつっぱり棒(ロッド)と好きなアクセサリーを組み合わせて使用するプロダクト。今回は、縦方向に1本のロッドを設置し、そこに観葉植物を吊り下げられるフックやトレイなどを選び、インテリアを楽しんでみました。

アクセサリーも豊富に用意。今回使用した一例は、左上から時計回りに、Book Rack(5,940円)、Tray(7,590円)、Hook B(2,860円/1個)、Hook A(2,200円/1個)

どの位置にどのパーツを配置するか、計画的に

まず用意したのは、支柱となるつっぱり棒「Tension Rod C」。高さは200~275mmなので、天井が少し高めな家にも対応します。これに、好きなアクセサリーを配置していくのですが、スリーブと呼ばれる輪をつっぱり棒に通して留めるので、つっぱり棒を設置する前にどこに、どのアクセサリーを配置するか、考える必要があります。

ただつっぱり棒を設置した後に、高さや向きの微調整はできるので、あらかじめ正確に高さを決める必要はありません。

どのアクセサリーにもスリーブという輪っかがついており、これを通してから金具でしっかり留めます
つっぱり棒の足元のパーツをひねって、しっかり固定

今回は、天井に近い位置からグリーンを吊り下げたかったので、一番上に長めのフック「Hook B」を設置。さらに、所有しているウォーターサーバーがコーヒーも淹れられるタイプなので、ふちのある「Tray」を2つ設置し、コップとコーヒーカプセルの置き場所にしてみました。

つっぱり棒なので圧迫感がなく、空間にリズム感も生まれた感じ。天井からグリーンを下げると、白い壁に彩りがプラスされます
今まで、インテリア小物を置く場所が少なかったので、ハロウィンやクリスマスなど、季節小物を飾る場所にするのもよさそう

ちなみに耐荷重は、つっぱり棒が10kg、HookとTrayは各2kg。コップなどは重くなりがちなので、軽量かつ割れないタイプのほうが安心かもしれません。

収納が少ない洗面室でも活躍

設置スペースをほとんど取らないので、これは狭い洗面室にもいいかもしれません。狭いがゆえに収納もモノを置くスペースもないのが、とても不便だったので。

収納スペースが少なく、現状は洗面台と洗濯機の間に、スリムな収納を入れるしかありません

そこでさっそく設置してみました。キッチンのときと同様、「Tray」は2つ、さらにタオルがかけられるよう長めの「Hook B」、ドライヤーをかける「Hook A」も配置しました。洗面室では、「Mirror」(5,500円)も追加すると、2人が同時に身支度するときに便利。狭い隙間でも、アクセサリーの向きや高さを工夫することで、たくさん設置できました。

ボディクリームや美顔器、ドライヤーなど、毎日使うものはサッと手に取れる場所に置きたい。狭い隙間でも、アクセサリーの向きや高さを工夫すれば、たくさん設置できます

玄関を飾りながら鍵の置き場所も

そういえばわが家は玄関にも、上手に活用しきれていないスペースがあります。シューズクローゼットの横に幅40cmほどの空間があるのですが、収納を置くと圧迫感が出そうだから、と見送っているものの、現状はモノが乱雑に置かれてしまっています。

そこで、このDRAW A LINEを移動してみたところ、玄関は天井が高いのでギリギリでしたが、なんとか設置できました。トレイには鍵や懐中電灯、インテリア小物を置き、フックには犬のお散歩バッグやホウキを引っかけます。高い場所にもフックを取り付ければ、レインコートをかける場所としてもよさそう。

高さを活かせるので、スペース効率もいいですね。スッキリした空間が演出できました

このように試せば試すほど、使い方のアイデアが湧いてくるDRAW A LINE。空間を活かした収納をしたいとき、収納を置くほどのスペースがないときに上手に活用すると、よりライフスタイルに合った空間演出ができそうです。

田中 真紀子

家電を生活者目線で分析、執筆やメディア出演を行なう白物・美容家電ライター。日常生活でも常に最新家電を使用し、そのレビューを発信している。専門家として取材やメーカーのコンサルタントに応じることも多数。夫、息子(高校生)、犬(チワプ―)の3人と1匹暮らし。