ぷーこの家電日記

第169回

ディアウォールで初めてのDIY! テレビ周りもスッキリ満足(前編)

 年始早々に調子が悪くなった我が家のテレビを新しく買い換えることになった。42インチのテレビからの買い替えだから、今回は50インチ越えかなーなんて思いつつ色々調べたりして、東芝の「REGZA 58M500X」を買うことにほぼほぼ決めていた。でも家電量販店に実物を見に行って、同じREGZAの「55Z700X」の色味が断然私の好みだったので、結局「55Z700X」を購入した。42インチから55インチなのでかなり大きく感じると期待!

 そして、せっかくテレビも大きくなるし、スッキリ格好良く壁掛けにしたーい! という欲望がむくむくと湧いてまいりまして、テレビ周りをディアウォールを使ってDIYするぞー! と、なぜか私の心に火がついたのであります。

 ディアウォールとは、市販の2×4(ツーバイフォー)材を使って、床と天井を突っ張り棒のように固定して柱を作るDIYアイテムであーる。壁に傷を付けることもないし、どこでも簡単に柱を作ることができるので、賃貸でも気軽に安心にDIYできるという、人気アイテムだ。設置した柱は人が乗っても大丈夫なほどに丈夫で、テレビなどの設置も可能となるらしい。

 テレビが届くタイミングに合わせてDIYをすることにした。DIYと言えば、以前夫に犬用のスロープやちょっとしたベンチなどを作ってもらったことはある。でも、作りながら「あれ? 長さが合わない」とか「ぐらぐらする」とか「あれ? 曲がった。まぁいいっかー」なんて言うので、基本信用できない(笑)。まぁ、よく言えばおおらかで、悪く言えば雑な性格なのだ。

 今回は私が設計・採寸・主たる従事者となって、夫には補佐官として活躍してもらうことにした。前準備として、ディアウォールでのDIYについて書いてある記事やブログをたくさん読み漁る。うん、できそうな気がしてきた! 参考URLなどを夫にも送って、「これ読んでおいて!」と伝える。ただ、夫にとって「読んでおいて」は本当に「読む」以上でも以下でもないので、「読んだよー」で終了。不安すぎるぞ(笑)。

 やるぞと決めたからには、1人で粛々と準備を進める。DIYをする前日までに、とりあえず買えそうな材料は購入しておく。まずはテレビの壁掛け用金具。電気屋さんで純正の金具の金額を聞いたら25,000円くらいしたので、壁掛け金具を専門に取り扱っているお店を探して、5,000円程度で購入。ディアウォール自体ももちろん購入。屋内で作業することを考えてブルーシートも購入。

 あとは、参考にした色々な記事で「これだけは必須」と書いてあった水平器。棚をつけるときにまっすぐに取り付けるための必需品。続いて電動やすり。木材にはやすりがけが必要だけれど、結構な量なので手でやすりがけをしてたら永遠に終わらない気がして購入。あと、これは必須じゃないかもしれないけれど、レーザー距離計も買った。肝心な柱がぐらつくのが怖いので、高さだけは正確に測りたかったからだ。

 テレビ周り以外にも順番に色々DIYしていきたいなーと思っているので、どれも躊躇なく購入。レーザー距離計はボタンを押すだけでレーザーポインタの光で瞬間で正確な距離を出してくれてすごく便利で楽しい! 無駄に色んなところを測って遊ぶ私。夫に向けてレーザーを出して、「ちょっと! 70cm! 1m圏内に入ってこないでくださーい!」なんて、よく分からないパーソナルエリア過敏ごっこなどしてみる。小学生か!?(笑)

 電動ドライバーは夫所有のものがあるので購入していないけれど、持っていない場合はこれも購入必須かも。下穴をあけるためにドリルも付いたものが良い。

 そんなこんなで、事前の買い物はネットでほぼ完了。そして肝心なのは何を作るかだ! ざっくりでいいから絵を描かねば。手書きでもいいけれど、長方形のコピペでどんどん描いて行けるし、簡単に移動も削除もできるので、Illustratorで描いていく。テレビもまだ届いていないので、壁にかけたらこれくらいかなぁというようなイメージで基本適当。

 「今使っているテレビ台は結構気に入っているから、テレビ台に合わせて幅を設定しよう」、「壁掛け用金具を付ける柱は3本にしようかな4本にしようかな」、「結構太い梁が壁の端に出ているから、その部分は収納エリアにしようかな」。

 なんてことを考えながら描いていく。そうして描いたざっくり設計に、採寸したサイズをメモしていく。ざっくり絵を描いてから、「よし、2日に分けて買い出し&作業をするぞ!」と決めた。1日目は縦系(柱)の設置。2日目は横系(棚)の設置だ。柱を立ててから、幅を測って棚板を買うと、柱を立てる時に位置が多少ずれたとしても、神経質にならなくて済む。

 というわけで、いよいよDIY開始! 長くなったので、設置編はまた次回! ちなみにDIY前はこんな感じ。買い替える前の42インチテレビで、こんな感じでごっちゃりでございます。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。