2017年11月8日 06:00
クルマで行ける日本でもっとも高い峠!
先々月に「日本の国道標高最高地点に行ってみた♪」わけですが、じつはほかにも「クルマで行ける高い所」に行きまくってました。山岳ドライブ大好きなんですっ♪
で、今回ご紹介したいのは、クルマで行けるもっとも高い峠。先々月ご紹介したのは「国道の最高標高地点」で標高2172mでしたが、今回は「最高標高の車道」です。具体的には、川上牧丘線(かわかみまきおかせん)と呼ばれる林道の最高標高地点にある大弛峠(おおだるみとうげ)で、標高は2360m。森林限界にもう少しというレベルの高所です。場所は山梨県山梨市と長野県南佐久郡川上村の境。
大弛峠について詳しくはウィキペディア(大弛峠)にも情報があり、検索すればさらに詳しく調べられますが、それより、どんなところなのかイキナリご覧になりたいでしょ? では、写真でどうぞ~♪
といった感じ。大弛峠自体は、まあ単なる峠という感じですが、その周辺に「訪れる価値があるスポット」が多くあります。周囲の山へ手軽に登頂できるのも魅力ですし、大弛峠から木の階段などを登ってすぐ行ける展望台「夢の庭園」からの眺めは抜群。大弛峠までの道中ドライブも楽しい。現在は大弛峠あたりの高度だと紅葉は終わっていると思いますが、大弛峠までの道のりで紅葉を楽しめるかもしれません。てなわけで以降、大弛峠周辺の見どころなどを少々ご紹介します。
駐車場から徒歩15分の展望台「夢の楽園」
大弛峠の駐車場から15分登ると「夢の庭園」という展望台に行けます。木段と木製階段を歩く登山という感じですが、気軽に行ける「絶景を楽しめるスポット」です。どんな感じなのか、写真でどうぞ。
この「夢の庭園」から、さらに上に登ることもできます。登っていくと国師ヶ岳(こくしがたけ)にも行けるそうです。ちょっと登ってみました。
大弛峠から夢の庭園まで15分。夢の庭園から前国師ヶ岳までは、これも15分くらい。とてもお手軽に楽しめる登山経験なのでした。晴天ならまさに絶景です!
木製の階段を歩く登山ではありますが、途中に岩がゴロゴロしていたりもしますので、行かれるなら相応の靴やトレッキングポールなどもあったほうがよいと思います。軽い補給食や水分も欲しくなると思いますので、ある程度はご準備を。
大弛峠までの道のり
大弛峠へは山梨県側からでも長野県側からでもアクセスできます。ただ、現在、長野県側の道は冬期閉鎖のため通行できません。また、通れる時期でも、道が未舗装路。岩がゴロゴロしていたりする悪路ですので、好んでダートロードを走りたいなどの理由がない限り、山梨県側から行くほうが無難です。山梨県側からなら、一般の乗用車で行けますし、自転車でヒルクライムをしている人もいます。
ただし、林道なので必要最小限の安全設備しかありません。運転を誤ると崖下に転落するような箇所もありますので、運転には十分ご注意を。20km/h以下で走行し、適宜徐行してください。JR塩山駅から乗合バスや乗合タクシーも出ているそうですので、そういった交通機関を使うのも手です。
山梨県側からマイカーなどで大弛峠に行く場合、いくつかのルートがありますが、どこを通るにしても、まずは琴川ダム(ことかわダム)を目指すといいと思います。
琴川ダムの先は一本道。林道川上牧丘線をひたすら上がるだけです。どんなルートなのか写真でご覧ください。
こんな雰囲気です。道が狭い箇所なども少なくありませんが、混雑するような道ではありませんので、たまの対向車に注意しつつゆっくり走れば、ドライブを楽しみながら大弛峠に行けると思います。
なお、前述しましたが、この林道川上牧丘線は12月1日から翌年の5月31日までは通行止めです。また、この期間外でも積雪などがあれば通行止めとなります。11月中に降雪があって通行止め開始日が前倒しになることもありますので、事前に山梨県の「県営林道通行規制情報」ページなどで道路規制の状態を調べてください。