ぼくらの自由研究室
クレカの不正利用被害に遭ったから、お得と噂のAmazonカードを新たにつくってみた！
2018年2月23日 06:00
去年、筆者のクレジットカードが不正利用されちゃいました♪ 「♪」じゃねえよ＞筆者。すいません、ショックのあまり使う記号を間違えてしまいました。
どんな不正利用？ なんと、海外で10万円程度の買い物が何度も、筆者のカードを使って行われていました！ えええ～っ！ カード会社からその件を電話で知らされ、マジでビックリしました。
でも最近はアレですね、通常とは違うパターンでカードが使われると、カード会社側で自動的にその決済をキャンセルすると同時にカード利用を停止しちゃうんですね。カード会社からの電話連絡は「こういうふうにカードが使われましたど、覚えがありますか？」的な確認でした。
結局、不正利用ということでそのクレジットカード番号は即時廃止となり、新たなクレジットカードが発行されることに。ユーザーである筆者には損害がなかったから良かったですが、しかしまあ、どこでカード番号などの情報が漏洩したんでしょう。
という件がきっかけで、使用中のクレジットカード周辺を一気に見直すことにしました。使っていないカードをビシバシ解約。可能な限り支払いをまとめる。購入履歴やポイント還元などの率も見直して……いたら、あっなんかここ数年でAmazonの超ヘビーユーザーになっていることがわかりました。
Amazonと言えば、なんだかお得らしいクレジットカードが話題になってたなあ。Amazon Mastercard（アマゾンマスターカード）。去年あたりに、Amazonのカードのかわいいダンボール箱デザインが話題になったとき「あっカワイイ！」と思って1枚つくろうと思いましたが、「カード増やしてもしょうがないしな～」と思ってスルーした記憶があります。
どうお得なのか？ ザッと調べてみると、ポイント還元率が高めらしい。ポイントはAmazonポイントとして貯まり、すぐ使えて便利らしい。それから、Amazonプライム会員になる場合は、ゴールドカードのほうをつくるとお得感が高いらしい。
そう言われてみると、筆者はAmazonでアレコレ買いまくり。Amazonプライム会員でもあり、送料無料の時間指定配送とか常用しますし、プライムビデオも毎日のように使用。じゃあAmazonのカードにしようかな～と考え、実際につくってみました。
どうお得？ どうつくるとお得？
Amazon Mastercardには「クラシック」と「ゴールド」の2種類があります。主な違いは、ポイント還元率、Amazonプライム会員特典付きかどうか、カード利用額上限、カード年会費などです。
Amazonプライム会員特典が付いた「ゴールド」カードの場合、カードを所有しているだけでAmazonプライム会員の各種特典が利用できます。Amazonプライムは年会費3900円（税込）ですが、ゴールドカードにはその会員権が含まれているというわけですね。てコトで、Amazonプライム使いまくりの筆者は、迷わずAmazon Mastercard ゴールドをつくりました！
ちなみに、ネット上で申し込んでカードが即発行される「即時審査サービス」には、いくつか条件があるようです。詳しくはココに書かれていますが、申し込み時間帯、年齢、引き落とし口座がAmazon指定のものであるかどうか、などです。
さて、サクッとつくったAmazon Mastercard ゴールドですが、どうお得なのか？ ザザッとご説明します。
まず、Amazon Mastercard ゴールドの年会費は1万800円（税込）です。が、いくつかのサービスを利用すると、この年会費を4320円（税込）まで下げられます。
具体的には、「マイ・ペイすリボ」の登録で年会費が半額になり、さらに「Web明細サービス登録・利用」で年会費が1000円割引されます。「マイ・ペイすリボ」で1万円（税別）の年会費が半額の5000円（税別）に、「Web明細サービス登録・利用」でそこから1000円引きの税別4000円＝4320円（税込）になります。税込み額で6480円下がりました。
さらに、実質の年会費ということで考えますと、420円（税込）まで下がります。Amazon Mastercard ゴールドを持っていると、Amazonプライムを無料で使えます。Amazonプライムの年会費3900円（税込）がカード年会費に含まれていると考えると、割引後のカード年会費税込4320円−Amazonプライムの年会費3900円（税込）＝420円。
こんなふうに、上記のようなサービスを使うと、Amazon Mastercard ゴールドの実質年会費は税込420円になるというわけです。Amazon Mastercard ゴールドのAmazonでのポイント還元率は2.5％ですので、Amazonで1万6800円の買い物をすればモトが取れちゃいます！
なお、さらにシッカリとお得さをゲットしたい場合、Amazon Mastercard クラシックをつくってから、それをAmazon Mastercard ゴールドに切り換えるという技が有効らしいです。Amazon Mastercard クラシックは新規入会で5000円分のポイントがプレゼントされます（ゴールドにはそういうのナシ）。カードの切り換えは一手間かかりますが、5000ポイントは大きいですね～。
ちょっと話を戻しまして、Amazon Mastercard ゴールドの年会費を安くするためのサービスについて、注意点を少々。基本的には、カード申込時に「マイ・ペイすリボ」の利用と「Web明細サービス登録・利用」を申し込むことで、年会費の割引が受けられます。で、要注意なのは、カード発行後に「マイ・ペイすリボ」の設定を変更すべきということです。
この「マイ・ペイすリボ」は、その名のとおり「リボルビング払い」のサービスです。リボルビング払いは、考え方によってはとても払いやすいサービスですが、金利がかなり高い返済方法でもあります。ので、よく理解して使わないと「利子としてかなりの金額を支払うことになった」と後悔しがちだったりも。
さておき、Amazon Mastercard ゴールド申込み時は、この「マイ・ペイすリボ」の設定額（毎月の最低お支払い金額）が確か3万円だったと思います。その額以上買うと、自動的にリボ払いになり、利子の支払いが発生。なので、うっかりしていると「お得なハズのAmazonカードで予想外の利子を払うハメになった」みたいなことになりかねません。ですので、カード発行後なるべく早く、この設定額を自分に有利な設定へと変えるのがいいと思います。
さいわい、「マイ・ペイすリボ」はユーザーがかなり自由に設定額などを決められる「非常に柔軟に利用できるリボルビング払いサービス」です。リボ払いの設定額をカードの利用限度額と同じに設定できたりもしちゃう（！）ので、そうしちゃうのがイイですネ。この手続きは、三井住友カードのサイトのVpass（ブイパス）サービスでも電話でも行えます。
実際の使用感は？
さて、実際にAmazon Mastercard ゴールドを使ってみての使用感ですが、まずは「ポイントがガシガシと還元される感じ」が小気味良くて良いです。Amazonでの買い物は2.5％還元となり、その還元分はAmazonポイントとして自分のAmazonアカウントへ逐一追加（確定）されます。確定ポイントは自由に使えて、たとえば「1000ポイント以上100ポイント単位で使用可能」といった制限もありません。
いわゆるデジタルガジェットについて、筆者がよく買い物をするのは、ヨドバシ.comとAmazonです。筆者思うに、両サイトは多くのガジェット類の価格が最安クラス。細かい部分まで比べると、これまではポイント還元分まで含めてるとヨドバシ.comのほうがちょっと安いことが多いという印象。
でも、Amazon Mastercard ゴールドを使うと、2.5％のポイント還元分を含めて多くのガジェットについてAmazonのほうが安価という感じに。Amazonは扱っているモノも幅広いので、よりAmazonを使ってしまいそうな今後です。
その後、Amazon Mastercard ゴールドでETCカードの発行を依頼しました。カード払いはどんどんAmazon Mastercard ゴールドに集約させて、ポイント還元のメリットを活かそうというわけです。
Amazon Mastercard ゴールドについて残念なのは、家族カードは発行していないという点。こういう「お得系」のカードで家族カード発行非対応というものは、けっこー多いですね。なんででしょう？
あ、もうひとつ残念なのは、Amazon Mastercard ゴールドは、フツーに金色っぽいカードであること。Amazon Mastercard クラシックみたいに、ダンボールのデザインがよかったのになぁ～、と。
ともあれ、Amazonを多用するしAmazonプライムも当然使うゼ！ という人にとっては、Amazon Mastercard ゴールドはかなりお得なカードだと思います。2.5％還元はかなり高い還元率ですし、Amazon以外で使っても1％下限というのもまずまずイイ感じ。年会費が実質420円で使えるゴールドカードというのも大きな魅力です。現在のところネガティブな要素が見えてこないカードだと感じている筆者ですが、新生活の時期も近いですし、ともあれ興味があれば一度Amazon Mastercardをチェックしてみてください♪
