ぼくらの自由研究室

超絶眠い……でも眠っちゃいけない時に使用する合法ドーピング剤

眠くて死ぬ~ じゃあドーピングだ!

一年中だいたい眠い筆者ですが、この季節の午後ともなると超絶眠いですネ。SNSなんかで「眠くて死ぬ」みたいなキーワードも流れがち。とくに冷房が効く環境で活動していたりすると、その傾向が強いかも。

すなわち……

 [暑~い!]
   ↓
 [動くとすぐ汗だくに]
   ↓
 [でも冷房で冷え冷え]
   ↓
 [また動いて汗だく]
   ↓
 [また冷え冷え~♪]
   ↓
 [汗だく冷え冷えの繰り返しは超疲れる]
   ↓
 [お昼ごはん後とか疲れが噴出で超眠い]
   ↓
 [マジで本格的に眠い]
   ↓
 [深刻なほど眠い]
   ↓
 [眠くて死ぬ]

……といった流れになるのかもしれません。

じゃあ寝れば? ってアッサリと寝られる人はいいですけど、たいていは寝ちゃマズい真夏の午後だったりします。起きていて活動しなければいけません。

だったらどうする? じゃあドーピングだ!

というわけで、筆者がこれまで使ってきたし現在も使用中の「薬物」をレビューしつつご紹介したいと思います。もちろん合法。入手性もイイですヨ♪

左は錠剤の「眠気覚まし薬」で、今回これら4種類をご紹介。右のようなドリンク剤もあるわけですが、錠剤のほうが携帯性に優れて出るゴミも少ないので、今回は錠剤に限ってレビューしていきます

上のクスリを時々使用していますが、まあ要するにカフェインを手っ取り早く摂取して眠気を除去しちゃえ、と。「あーもう今日ダメだわ超眠い~」といったとき、適量を投与。錠剤を飲んで、作業の準備をダラダラ進めていると……ア~ラ不思議! さっき「眠くて死ぬ」とか言ってた俺ったら今現在すっきりハッキリ目が冴えてる~! という流れで物事に取り組めるようになります。

ちなみに、カフェインにはご存じのとおり眠気覚ましなどの興奮作用があり、摂取後約30分程度で脳に到達するそうです。また、全日本コーヒー協会によれば、コーヒー100mlあたりのカフェイン量は約60mgだそうです。小さいカップ1杯で約60mg。

どの程度のカフェインを摂れば眠気が覚めるかは人それぞれですが、筆者の場合なら300ml程度のブラックコーヒーで効果が感じられますので、180mgのカフェインを摂取すると効果アリという感じです。後述のカフェイン錠剤も1回量に180mg前後のカフェインが含まれているものが多いので、まあそのくらいなんでしょうネ。

ただし、カフェインの過剰摂取は健康を害し、ときには生命の危険すらあります。ですので、以降ご紹介する錠剤を摂取する場合は、必ず添付の説明書を読み、用法・用量を厳守してください。また、カフェインが含まれている飲料も同様、飲み過ぎないことが大切です(っていうか体に悪影響が出るほど飲み過ぎるとオエッとなって飲めなくなったりしますけどネ)。

さておき以降、それぞれの錠剤をレビューしてみましょう。順不同にしようかと思いましたが、どうせなので、筆者が「好き♪」な順にご紹介。

水なし&おいしく摂取可能な「カフェロップ」

まずは、第一三共ヘルスケアの眠気防止薬「カフェロップ」から。コレ初めて使ったときはショックでした。何せ「マズいかニガいかしかないと思っていたカフェイン剤」のなか、唯一「あらオイシイ、コーヒー風味キャンディみたい!」と思えた錠剤なんです。

第一三共ヘルスケアの眠気防止薬「カフェロップ」。12粒中に無水カフェインが500mg含まれています。1錠で約42mg。4錠ずつの個包で、1回に4錠まで、1日に3回服用してよいとあります。味はやや苦めのコーヒー風味。舐めたり噛んだりして服用します。錠剤サイズは15mm程度。12錠入りで、メーカー希望小売価格は238円(税込)

まあ、「オイシイ」とは言っても「カフェイン錠剤などのなかでは」って話で、この錠剤舐めて「マズい~」と感じる人もあるかもしれません。でも飴と同様に噛み砕いて飲んじゃってもOK。水なしで服用でき、激マズみたいな味でないのはナイスです。

あと写真のように個包(スティック包装)なのもイイ感じ。携帯しやすいですし、出るゴミの量も少なめ。

筆者的には、服用錠数を少ない方向に調整できるのも好みです。たとえば既にコーヒーけっこー飲んじゃったけど、まだちょっと眠気が……みたいな場合。1錠だけ追加でカフェイン投入して様子を見て、という使い方ができて便利です。

水なしで味も良くて摂取量調節もできて携帯にも便利で……この錠剤初めて知ったときは「神カフェイン錠剤!」とか思っちゃいました♪ ドラッグストアなどで定番として置いてあって入手性も良いので、機会があれば、どうぞ~。

水なしですぐ飲める「トメルミン」

2番目に好きなのがライオンの眠気止め薬「トメルミン」です。理由は水なしで飲めるから。口に含むとジュワッと溶ける錠剤で、メントール風味。カフェイン錠剤としては、わりと飲みやすい味だと思います。

ライオンの眠気止め薬「トメルミン」。1日服用量(3錠)中に無水カフェインが500mg含まれています。1回1錠1日3回まで服用してよいとあります。1錠中の無水カフェイン含有量は約166mgという計算。口に入れると素早く溶ける錠剤で、苦み抑えめのメントール味。錠剤直径は15mm程度。6錠入りパッケージのメーカー希望小売価格は648円(税込)

水なしで飲めて便利なんですが、筆者としては「オイシイ」とは思えない味。やっぱりちょっとクスリっぽい味で、できれば水かなんかで一気に流し込んで服用したいというビミョーな味だったりします。でもまあ、ちょっと我慢すれば水なしで飲める手軽さはナイス。

それとこの錠剤、1回量1錠に含まれる無水カフェイン量が約166mg。コーヒー数杯分ですが、錠剤を口に入れると数十秒で溶けて飲めちゃいます。コーヒー数杯一気飲みって感じなので、心なしか素早く効いてくるような……。控えめな量を摂取することはできにくいんですが、素早くガッツリと効いて欲しいときにはイイかもしれません。

「エスタロンモカ12」と「カーフェソフト錠」

いつもではないんですが、エスエス製薬の眠気除去薬「エスタロンモカ12」エーザイの「カーフェソフト錠」も使います。どちらも水で飲むタイプの錠剤です。

エスエス製薬の眠気除去薬「エスタロンモカ12」。2錠中の無水カフェイン含有量は200mg。1錠あたり無水カフェイン100mgですね。1回1錠もしくは2錠を、1日2回を限度として服用してよいとあります。錠剤直径は8mm程度。20錠入りでメーカー希望小売価格は518円(税込)
エーザイの「カーフェソフト錠」。1錠中の無水カフェイン含有量は93mgで、1回1~2錠、1日5錠まで服用してよいとあります。錠剤直径は10mm程度。16錠入りで、メーカー希望小売価格は497円(税込)

両者は、錠剤のサイズが違うこと、無水カフェイン含有量が違うことなどで差がありますが、まあフツーのカフェイン錠剤って感じです。水などで手早く飲めますが、一気に飲み込むタイプだから無味なのは「ヘンな味が口に残らなくて良い」という良さと捉えることもできます。1錠だけ飲んで少な目の量を摂取できるというところも、両製品の利便です。

てな感じで4種類のカフェイン錠剤についてココまで書いてきて言うのもナンですが、こーゆー錠剤、あ~んまり多用しないほうがいいと思います。経験談で言うんですけど、多用すると体に意外に負担がかかるらしく、ある日突然「疲労の倍返し」みたいな疲れが出ちゃってグッタリと。また、使うほどにカフェインの効果が得られにくくなるような感じも。た~ぶ~ん~、飲み続けると効きにくくなるわ疲れがたまっていくわの「眠気&疲労の負のスパイラル」に入り込んでしまう……ような気がしますので、ぜひ日頃しっかり睡眠を取って、カフェイン錠剤はイザというときの飛び道具として役立てたりしてください。

スタパ齋藤