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【自転車を楽しもう!】自転車を購入した! でもどこを走る? サイクリングルート設定を解説
2023年7月24日 09:05
e-bikeやスポーツバイク自転車を購入した! さあ楽しもう! 自転車生活が始まるタイミングで「どこを走ればいいの?」という大きな壁に当たるケースが多いようです。また、その壁を乗り越えられずにすぐに辞めてしまう方も多くいると聞きます。そんな悩める方を1人でも多くお助けできるように、今回はルート設定などを中心にお伝えいたします。
サイクリングルート設定の3つの方法
自転車やe-bike、周辺機材を揃えていざ出発! と自宅を出たものの……どこを走ろう。と戸惑った方もいるでしょう。「徒歩で使う道」「クルマで使う道」が別のように、実は自転車で使う道も若干異なります。それは長く住み続ける土地であっても、意外と細かい道を知らないものです。しかも、自転車の場合は比較的広域な「土地勘」を必要とします。
私も全国各地で行なうサイクルツアーでも、地元の方に「この道は初めて走ります!」と驚かれることも多いです。では、そんな道はどのように見つけるのが良いのでしょうか?
私は主に以下の3つの方法を活用しています。
1.地図で確認する
2.地域の情報サイトなどを確認する
3.人に聞く
それでは3つの方法について深堀していきましょう。
地図で確認する
世代によって思い浮かべる地図が違うでしょう。私の場合はGoogle マップです。もちろん、慣れている地図機能が一番良いですし、それには紙地図も含まれます。今回は、あえて“知らない土地”という前提でお伝えします。知らない土地でできることは、知っている土地でも活用できますからね。
まずは地図で「全体的な土地勘を覚えること」(東西南北や周辺の市町など)。現場(走行中)でずっと地図を見ることはできないので、なんとなくでも「頭に入れておく」と便利です。川や山などで地形を覚えたり、線路や駅、ランドマークも覚えやすいと思います。
ただし、それだけではサイクリングルートは決められません。まずは出発点・目的地を確認し、大まかなルートをイメージしましょう。できるだけ幹線道路は避けつつ、スムーズに走れる道を探します。しかし、実はこれが一番難しいのです。
そもそも知らない土地ではイメージできませんし、ルートを決めることはなかなか難しいです。そんな場合にはストリートビューや航空写真を駆使すると、全体のイメージを掴めます。
大まかなポイントは以下を確認しておくといいでしょう。
1.難しい交差点(左折専用車線や左折信号)
2.道路の雰囲気
3.交通量
4.勾配
学校や幼稚園、工場など周りの環境を確認することも重要で、周辺が混雑しそうな時間は避けることが望ましいです。
それは、確認しある程度走行ルートを決めたところで、一度ルートを引いてみましょう。「STRAVA」や「RidewithGPS」などのアプリやサイクルコンピュータの専用アプリなどで引くことも可能です。
自動で引いてくれる機能を持つアプリもありますが、コースを覚える上でも手作業でルートを引くことをオススメします。
ポイントとしては事前に確認したルートや危険箇所を参考に反映して引くこと。作業を進めながら道に迷うことや悩むこともあるため、Google マップと見比べながら作業を進めると良いでしょう。引き終えたコースは、サイクルコンピュータやスマホでナビゲーションに使用できます。昨今のデバイスは地図機能が充実していて難なく使用できるためオススメです。
ただし、注意点もあります。
・クルマ同様にナビの見過ぎは注意
・前方不注意
・視線に画面が来るようにセットできるシステムを採用する
・スマホの場合は落下などにも注意
スマホをナビとして使用すると、いざという時に電池残量関係で電話やカメラ機能が使えなくなる場合があります。モバイルバッテリーは必ず持ったほうが良いですね。
地域の情報サイトなどを確認する
昨今、日本ではサイクルツーリズムを推奨する地域が増えています。そして、そのほとんどの地域に自転車のための情報サイトなどがあります。地域によって熱量が違うため、そのクオリティはさまざまですがオススメのコースなどを紹介しているサイトもあったりします。いろいろな情報が有効活用できるケースがあります。
実は私も「静岡県東部伊豆地域」情報をまとめ始めています。まだまだ追い付いておらず中途半端な状態で恐縮ではありますが、伊豆へお越しの際はご活用ください
そして、私がオススメしているコースをはじめ、情報サイトのコースもご自身で引いたコース同様完全に信用しきらないことが大切です。あくまでも参考として捉えるようにしましょう。
人に聞く
実は、これが一番簡単です。誰かに聞く……誰に聞けばいいの? と思うでしょう。
ずばり、ショップさんです!! 自転車を購入したショップさんは特に地元の情報に詳しい場合がほとんどです。どんなところを走ったら良いのか、オススメのスポットなど聞けるでしょう。他の魅力的な情報なども教えてくれるかもしれません。もし店員さんが旅行好きなら全国の情報を引き出せるかも!?
また、自転車は買って終わりではなく整備なども必要なある種「精密機器」です。アフターケアをしてもらうことも考えると、しっかりコミュニケーションできているとスムーズです。そういった意味合いからも勇気を持って話しかけてみましょう!
ショップさんと仲良くなると、常連さんなどと話す機会も増え、より一層情報が集まりやすくなります。SNSでも情報はたくさんあります。STRAVAなどはコミュニティーになっているため、どんなコースを走っているのか確認するにも便利です。
交通法規もお忘れなく
最後になりますが、自転車には道路を使用するうえで決められたルールがあります。もちろん、クルマやバイク、歩行者も同様にルールで定められています。
道路を走るのは最初は怖いものです。ルールやマナーを知らなければ、なおのこと怖く感じると思います。交通法規は文章などで確認、マナーなどわからなければショップで聞くなどのほか講習会に参加することも選択肢の1つになります。知らないことは恥かしいことではありません。また、ベテランライダーと言われる方でも怪しい場合もあります。そのあたりを見極めながら自転車とうまく付き合うことが大切です!
まずはわからなければ聞きましょう! サイクリングツアーなどに体験参加してみるのも良いと思います。情報の得方は人それぞれ。ご自身にあったやり方を探してみてください。
次回はe-bikeに合ったコース選択をお届けしようと思います!