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パナソニック、HFC32冷媒を採用したルームエアコン「Xシリーズ」
~部屋にいる人の有無をスマホで確認できる新機能
(2013/9/18 16:03)
パナソニックは、新たに「HFC32」冷媒を採用したルームエアコン「Xシリーズ」11機種を11月1日から順次発売する。価格はオープンプライス。
100V電源の機種が6畳用から14畳用まで5機種で、店頭予想価格が21万円前後から27万円前後。200V電源の機種が10畳用から23畳用まで6機種で、店頭予想価格が25万円前後から34万円前後。
新シリーズでは、冷媒を従来の「HFC410A」から「HFC32」に変更したのが最大の特徴。HFC32はHFC410Aに比べて地球温暖化係数が3分の1と低く、温暖化に影響しにくい。また冷媒自体の性能が高く、使用する冷媒量も削減できるという。今回の製品では、HFC32の特性に合わせて、熱交換器や圧縮機、室内機の吸込口などを新設計し、省エネ性が向上したという。
また、運転状況や室内環境を基に節電を行なう「エコナビ」機能を搭載しており、「ひと・ものセンサー」「日射センサー」が、人のいる場所や活動量を見分けて、自動的に節電を行なう。さらに、不在を検知すると自動的に省エネ運転に切り替わる「不在省エネ運転」などの節電機能を搭載した。
さらに、冷房運転時に、人に向けて周期的に気流を当てて、皮膚温を調整する「節電リズム気流」を新たに搭載し、設定温度を高くしても、快適な皮膚温を維持できるという。
同社独自のイオン技術ナノイー、PM2.5に対応した高性能フィルター、設定した温度や湿度になるとエアコンがアラームを鳴らす「室温アラーム」などの機能も搭載されている。
リモコンは、フルドット・ホワイトバックライト液晶を搭載した「お知らせリモコン」が新たに開発された。フルドット液晶を生かした大きな文字やイラストによる分かりやすい表示と、十字キーの採用で、分かりやすい操作を実現したという。
また、リモコンは通信機能が強化されており、エアコン本体からのメールが受け取れる。エアコンの運転診断や機能説明などが定期的にメールで通知されるほか、エアコン運転中にメールキーを押すことで、運転状態をもとにした役立つ機能の提案が読める。
スマートフォンとの連携機能も強化された。外出先からエアコンが操作できる「どこでもリモコン」や、電気代が確認できる「エコ情報」に加え、エアコンの「ひと・ものセンサー」を利用して、部屋に居る人の動きがスマートフォンから確認できる「おへやモニター」機能が追加された。
さらに、スマートフォンから、エアコンのリモコンに定型文のメールを送信し、リモコンから返信された定型文を受信する「らく楽メール」機能も用意される。
スマートフォンとの連携機能の使用には、別売の無線ゲートウェイ「CF-TC7」と、無線アダプター「CF-TA9」が別途必要となる。また、対応するスマートフォンはAndroid OS 2.3.3以上。