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パナソニックのスマホ連携エアコン、音声認識に対応

~「暑い/寒い」で温度調節、「行ってきます」で運転停止

スマートフォンに対応したエアコン「Xシリーズ」。7月の更新では、外出先からのON機能に加えて、音声による操作も可能になった

 スマートフォン向けに音声認識技術を提供しているフュートレックは、パナソニックのスマートフォン用アプリ「パナソニックスマートアプリ」に、声でエアコンが操作できる音声認識機能を提供したと発表した。同機能は7月中旬に予定されているアプリのアップデート後に利用できる。

 パナソニックスマートアプリは、同社のスマートフォン対応の家電シリーズ「スマート家電」とスマートフォンが連携できるアプリ。エアコンの場合は、外出先からの電源OFF、運転状況の確認、電気代の目安表示などの操作が、アプリ上でできる。7月中旬に予定されているアップデート後は、外出先からの電源ON機能、風量・風向・温度設定機能が追加される。

 更新ではさらに、音声認識機能も追加される。スマートフォンに「冷房スタート」と話しかけると、その内容が反映されたアプリのリモコン画面が表示される。その後、画面上の「設定送信」ボタンを押すことで、冷房運転がスタートする。

 音声は複数の動作を組み合わせることも可能。たとえば、「冷房オン、28℃」と話しかけると、アプリのリモコン設定が「冷房、28℃」となる。

 このほかにも、「行ってきます」と話しかけてエアコンの運転を停止したり、「暑い」「寒い」で温度調節を行なうこともできる。また、「運転状況」「おしえて」と話しかけると、現在のエアコンの運転状況を画面上に表示する。

 フュートレックでは今後について、家電市場での音声認識技術の拡販にさらに力を入れていくとしている。

音声操作のイメージ

正藤 慶一